vol.24 中庭がある平屋の現実

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「中庭がある平屋の現実」です。

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平屋にしただけでも
家が高くなると思うんですけど、
その上さらに中庭をつくるとなると、
外壁の面積が広がってしまって
もっと高くなるんじゃないですか?

時々、このようなご質問をいただくことがあります。

答えは基本的には「YES」であり、
そうなってしまうがゆえに、
平屋や中庭の提案ができない会社さまもあると思います。

しかし、中庭をつくることによってカットできるモノもあれば、
平屋にすることによってカットできるモノもあり、
その2つを上手く組み合わせることさえできれば、
コストを上げることなく「中庭がある平屋」を建てることが可能です。
今回は、このことについてお伝えしていきたいと思います。

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では、まずは「中庭」をつくることによって
カットできるモノについてからです。

✔︎そもそも中庭をつくる理由

シンプルノートの家で、なぜ中庭のある家が多いのかと言うと、
本当に居心地のいい空間をつくるためには、
採光の確保とプライバシーの担保を
両立させる必要があるからです。

例えば、多くの家が
周囲に向かって大きな窓をたくさんつくっていますが、
そこからは光と共に視線も入ってきます。

となると、カーテンなしでは
とっても居心地の悪い家になってしまいますよね?
いつも誰かに見られながら暮らすことになるからです。

そして、ほとんどの窓にカーテンを設置するわけですが、
となると、当然光まで遮ってしまうことになりますよね?

一方で、中庭をつくると
中庭につくった窓は、
外からの視線を全く気にする必要がありません。
見えるのは自分の家の中のどこかの部屋か、
自分の家の外壁のどちらかですからね。

それゆえ、その窓には視線を遮るために
カーテンをつける必要がなくなります。
(方位によっては陽射しを調整するために必要となる場合もありますが...。)

また、カーテンいらずの中庭の窓は、
日中ずっと安定的に光を届けてくれることから
家の外周部に大きな窓を設置する必要がなくなるし、
窓の数をやみくもに増やさずとも、
充分家の中を明るくすることができます。

以上のような理由から「中庭」には、
窓にかかるコストをカットできるという効果と、
カーテンにかかるコストをカットできるという
2つの効果があるというわけですね。
vol.24中庭がある平屋の現実1.jpg

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では、続いて平屋にすることによって
カットできるモノですね。

✔︎圧倒的な住みやすさが平屋の特徴

平屋には、あなたが想像している以上に
多くのメリットが存在するのですが、
そのうちの一つが「圧倒的な住みやすさ」です。

アパート暮らしの方なら
共感いただけると思いますが、
これまでと同様にワンフロアのまま
部屋や収納が増えるわけですからね。

例えば、2階建ての場合、
子ども部屋を2階につくる方が圧倒的に多いと思いますが、
実はこれがリビングを汚す最大の理由となります。

だって、小さな子どもたちは
親と離れた場所に居たがらないし、
いちいち2階まで自分のモノを
持っていくわけありませんからね。

なので、このような家には
1階に和室をつくっている場合が多いのですが、
仮に子供部屋を1階につくることができれば、
この部屋をつくる必要なんてないような気がしませんか?

となると、この部屋分
丸々家を小さくすることができるので、
その分、建築コストを縮めることができます。
平屋だと階段だって必要ないし、
トイレも1つ減らすこともできますしね。

この他、設計のやり方によっては
ただ通るだけの廊下も省くこともできるし、
それぞれの部屋(寝室・子供部屋)の広さも、
寝るだけだと考えると、
最小限にしても支障ないと思います。

そんなこんなで「中庭がある平屋の家」を
こなれた価格で建てることができるというわけですね。

ということで、
居心地が良くて住みやすく、
おまけにオシャレなデザインの家を
こなれた価格で建てたいなーとお考えの方は、
ぜひこのアイデアを参考にしていただければと思います。

それでは、また次回。
vol.24中庭がある平屋の現実2.jpg

vol.23 平屋の誤解

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「平屋の誤解」です。

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前回の記事で、
安全・快適・便利をより良くするために
行っている工夫について
お伝えさせていただきましたが、
この3つに共通していた答えが
「平屋にする」ということです。

つまり平屋にすればよりいい家をつくりやすくなるし、
かつ、家をコンパクトにできれば、
2階建てより割安なコストで建てることができるので、
平屋が建てられる土地のお客様には、
平屋を提案することが多いです。

とはいえ、
たとえ平屋を割安で建てられたとしても、
それなりに土地の広さがいるんじゃないか?
そして、そうなると土地代が高くなり、
結局、家づくりのコストが高くついてしまうんじゃないか?
と思っている方も少なくないと思うので、
今回はその点についてお伝えしていきたいと思います。

vol.23平屋の誤解1.jpg

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では、具体的に
縦横10mずつの100㎡(約30坪)の平屋を建てるとして、
一体どれくらいの土地が必要なのか考えていってみましょう。

✔︎自分に必要な土地面積の求め方

この場合、車を置く方向に5.5mとり
それ以外の方向を全て通路として1mずつとるとしたら、
間口として必要な長さは、
1m+10m+1m=12mとなり、
奥行きとして必要な長さは、
5.5m+10m+1m=16.5mとなります。

なので、12m×16.5m=198㎡(=約60坪)が、
この平屋を建てるに必要な広さということになります。

そして、この場合
車を4~5台置くことが出来るのですが、
仮にこんなにも駐車スペースが必要ないとしたら
もっと面積を小さくすることもできます。

この時に覚えておいていただくといいのが、
車1台あたりに必要な広さは
4.5坪だということなのですが、
仮にあなたに必要な駐車スペースが2~3台だとしたら、
9坪面積を小さくした50坪強の広さで土地を探してもいい
ということになります。

もちろん、建てる家の大きさや、
土地の形によっては不可能な場合もあるので、
絶対にというわけではありません。
あくまで物理的に可能だという意味合いです。

とはいえ、要は50坪あれば
平屋という選択肢がとれるわけなので、
やみくもに広い土地を買わなくても大丈夫です。
vol.23平屋の誤解2.jpg

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✔︎解決すべきは明るさ問題

ただし、平屋を建てるとなると、
周りが家に囲まれている場合、
家が暗くなってしまうんじゃないかという
ネガティブな懸念点が出てくると思います。

駐車スペースが南であれば、
家の中が丸見えながらも
少なからず南からの光が入ってくるので、
その問題も幾分解消されそうですが、
それ以外の土地だと、セオリー通りの間取りでは、
どう考えても薄暗い家になってしまいそうですよね。

先程説明したように
敷地をいっぱいに使って
家を建てるとなればなおのことです。

そこで、家を建てるにあたって
知っておいて欲しいことが、
平屋の家で室内に充分な光を採り込むためには
隣家との間に充分な距離が必要だ
ということです。

例えば、すぐ南に家が建っている土地で、
南にリビングを配置しても全く光は入ってきませんが、
南の家から最も遠い位置にある北にリビングを配置してみると、
そして、そのリビングの南に大きな窓をつくってみると、
リビングには南からの光がたっぷりと入ってきます。

つまり、リビングの南に外をつくるということですね。
これが「中庭」です。

すると、必然的に
東に建っている家とも、
西に建っている家とも、
充分な距離を取ることができるため、
1日中安定的に光を採り込むことが
できるようになります。

また、南からの光が採れない南に配置した部屋にも、
中庭の壁に反射した光を窓から入れれば、
その部屋も自然光だけでずっと明るく保つことができます。

これはあくまで一例ですが、
言いたいことが何かというと、
土地に合わせた設計さえできれば、
日当たり問題もあっさりとクリアできるということです。

なので、たとえあなたが平屋を希望しているとしても、
日当たりを気にし過ぎて必要以上に広い土地を買ったり、
南向きにこだわって買う必要は全くない
ということを覚えておいてください。

設計力さえあれば、どんな土地でも
常に安全・快適・便利な家を建てることができますので!

それでは、また次回。

vol.22 プラスαの価値

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「プラスαの価値」です。

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安全・快適・便利の3要素は、
私たち住宅会社が提供すべき最低限の要素です。

まず、1つ目の「安全」とは、
大きな地震からあなたの家族の身を守ること、
そして犯罪から家族の身を守る防犯性の高さのことですね。

そして、2つ目の「快適」とは、
家の中が明るいこと、
暑い寒いに悩むことなく過ごせること、
ゆったり落ち着いて暮らせるといったことですね。

そして3つ目の「便利」とは、
家事動線が良いこと、
家事の手間や時間が短縮出来ること、
掃除が楽なこと...といったことですが、
この3つの価値を提供するために、
大吉ホームではそれぞれに独自の工夫を凝らしています。

では、今回はその独自の工夫について
お伝えしていきたいと思います。

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✔︎コストを上げずに質を高める工夫

この3つの要素を高めるにあたり、
行っている工夫は、
いかにコストを上げずにこれら全てを良くするのか
ということです。

コストが上がるということは、
その分、あなたの負担が増えることになり、
別の何かが犠牲になるかもしれないので...。

では、1つ1つ具体的にお伝えしていきます。

まずは『安全』から。
地震に強い家にするために推奨していることが、
「平屋」にすることです。
重心が低くなればなるほど揺れにくくなるからです。

その結果、耐震等級3も格段にとりやすくなるし、
2階建ての家では次第に当たり前となっている
「制震ダンパー」もつける必要がなくなり、
これだけでも4~50万円コストを抑えることができます。

そして防犯に関しての工夫は、
間取りを分からないようにすることです。
これに関しても余分なコストが一切かからないどころか、
むしろ無駄なコストを削ってくれます。

丸見えの大きな窓を隠すための
植栽や目隠しや塀などをつくる必要がなくなるからです。

では、続いて『快適』について。
これに関しては、いい断熱材を使うと共に、
温度差が出にくくなるように2つの工夫をしています。

1つは平屋にすることで、
もう1つはいらない場所を削ることによって
家をコンパクトにすることです。

平屋だと、上下階の温度差ができないし、
家をコンパクトにすれば、
冷暖房の効果が家全体に行き渡りやすくなるからです。
家がコンパクトになれば、
その分、家の価格も安くなるわけですしね。

また、快適に過ごすためには、
家の中の温度や湿度も大切ですが、
プライバシーが担保されているかどうかも
肩を並べて大切な要素となります。
家の中が外から丸見えだと、
全くリラックスして過ごせないからです。

なので、できるだけカーテンが必要ない
窓をつくらないようにしています。
カーテンがいらないということは
全く光が遮断されないということなので、
窓をやみくもに増やさなくても、
自然光だけで家の中が明るくなるし、
そうなれば、窓のコストも下がるし、
カーテン代もいらないですし。

では、最後に『便利』について。
これに関して一番声高に言われているのが
家事動線だと思いますが、これに関しても、
平屋にすればそれだけで簡単に解決してしまいます。

平屋だと、上下階を行き来する必要がないからです。
動線が悪いと
上と下を行ったり来たりしなければいけないからですからね。

片付けに関しても、
平屋にすれば必然的に子供部屋が1階になるので、
それだけでずいぶんと手間がカットできます。
なにせ、リビングやダイニングが散らかる一番の原因は、
その近くに子どもたちのものを片付ける場所がないことですからね。
誰だって、いつも使うものをわざわざ2階に持っていくのは
面倒くさいですしね。
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✔︎コストを上げずに安全・快適・便利を実現している理由

以上のように、
無駄にコストを上げることなく、
より安全で、より快適で、
より便利な家をつくるようにしているのですが、
このような提案をしている理由は、
できるだけ家計の支出を減らすべきだと考えているからです。

今後は、社会保険や税金が上がっていくだけじゃなく、
歯止めが効かない円安の影響を受けて、
電気料金やガソリン代はもちろん、
全ての物価が高止まりしそうな感じなのに対し、
それに連動して所得が増えていくかというと、
決してそうではなさそうですからね...。

これから先に備えて
できるだけ家づくりのコストを抑え、
少しでも余力資金をつくっていただきたいと考えています。

ここまで全て網羅することが、
これからの家づくりに必須なことだというのが、
基本的なスタンス(考え方)です。

それでは、また次回。
vol.22プラスαの価値2.jpg

vol.21 美しい家を創るたった1つのルール

こんにちは。
本日のお家づくりコラム、テーマは「美しい家を創るたった1つのルール」です。

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大吉ホームが建てるお家の特徴の一つに
「窓がないフラットな外観」がありますが、
もちろんこれにもきちんとした理由があります。

1つは、間取りを分からないようにすることで、
防犯性とプライバシー性を高めるため。
つまり、より居住性の高い住まいを実現するためですね。

そして2つ目が、窓をはじめとした一切の部材を
正面からなくすことによって家を汚れにくくするため。
つまり、美しい状態が維持しやすくなれば、
外壁のメンテサイクルが長くなり、
結果、ランニングコストが抑えられるからですね。

最後に3つ目が、家がカッコイイからです!笑

今回は、カッコイイ家をつくるためのルールについて
お伝えしていきたいと思います。

たった1つだけですし、とても簡単なルールなので、
ぜひ覚えておいてください!
vol.21美しい家を創るたった1つのルール1.jpg

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✔︎シンプルで簡単なルール

そのルールとは、
「部屋の配置や動線などを指定しないこと」です。

理由は簡単。
そんなことをしたら、
設計士はそれを優先して間取りを
つくらざるを得なくなるからです。
そもそもその要望が、
その土地に合致しているかどうかに関係なく...です。

例えば、南向きの土地を買ったからといって、
リビングダイニングはもちろん、
寝室も子ども部屋も全て南向きでつくってください
などと伝えてしまうと、
これだけで描く前から
ほぼ間取りが決まったようなものになります。

1階だと、玄関・リビング・ダイニングが南で、
2階だと寝室、子ども部屋が南、
そして、北には水回りと階段がくるといった感じですね。

で、この家がどうなるかというと、
まず、かなり高い確率で玄関の真横に
リビングのエアコン室外機が
ちょこんと置かれることになります。

また、南向きの窓は全て大きな窓になるでしょうから、
パッと見ただけで間取りがほぼ完璧に分かってしまいます。

さらに、洗濯物を寝室のベランダに干すとなると、
いつも周りから洗濯物が丸見えになり、
生活臭が漂う住まいになってしまいます。

そして、この住まいは
居住性も決して良いとは言えないのです...。
というのも、2階につくった子ども部屋は、
子どもが小さいうちは使わないため
リビングが散らかりやすくなるし、
進学と共に子どもが出て行った後も
別の用途として使いにくいからです。

洗濯だって上下を行ったり来たり
しないといけないわけですしね。
毎日大変です...。

この他、玄関→土間収納→ファミリークローゼット→洗面→
リビング(ダイニング)という風に、
通り抜け動線を指定したりするのも、
それだけで間取りを固定してしまうことになるし、
これに関しては、土地の向きによっては、
やるべきではない場合が多々あります。

そもそも通り抜けにすると、
それだけで収納力が大きく低下してしまいます。
(通路を確保しないといけなくなるからです。)

そんなこんなで、
勝手に自分自身の中だけで
あれやこれやとつくりあげておかないことが
大事だというわけですね。
カッコイイ外観にするためだけじゃなく、
居住性の高い住まいにするためにも。

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✔︎後は設計士のセンス次第!

とはいえ、じゃあ要望を全く伝えない方がいいかというと
そういうわけでもなく、
やりたいと思っていることはしっかり伝えるべきです。
(それによって必然的に間取りが決まってしまうような要望が
NGだということです。)

しかし、これから家を建てる方に
覚えておいて欲しいことは、
「間取りは環境によって決まる」ということ、
そして「外観は環境と間取りによって決まる」ということです。

つまり、間取りはあなたの要望だけでつくるのではなく、
その土地に合わせてつくるべきだということ、
そして、外観はそれによってできあがった
間取りと環境を考慮しながらつくりあげていくものだ、
ということですね。

後は、設計士さんのセンス次第ですが、
これが居住性の高い住まいとともに、
美しい家をつくるためのたった1つのルール
というわけです。

それでは、また次回。
vol.21美しい家を創るたった1つのルール2.jpg

vol.20 「賃貸」VS「マイホーム」の盲点

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「賃貸」VS「マイホーム」の盲点です。

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このまま賃貸に住み続けるのか?
いっそ家を建てた方がいいのか?
結婚してからある程度過ぎた頃くらいに
この2つの選択の間で揺れ動くことが多いのではないでしょうか?

1.暮らしがより豊かになること
2.電気の自給自足が出来ること
3.住宅ローン金利の中に生命保険が含まれていること

以上の3つの理由から、少しでも早く
家を持った方がいいと思っているのですが、
しかし一方で、
持ち方によっては取り返しがつかない失敗となり、
老後はもちろん、これからの暮らしまでも
窮屈になる可能性が高くなってしまうことから、
家を建てずにずっと賃貸で住み続けた方がいい
場合もあるなとも思っています。

ということで今回は、
この2つをリアルな数字を入れつつ、
比較していきたいと思います。
vol.20「賃貸」VS「マイホーム」の盲点1.jpg

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✔︎ずっと賃貸という選択肢

では、あなたが
現在払っている家賃を7万円、
貯蓄するお金を6万円として、
35年後の状況はどうなっているか
考えていってみましょう。

まず、将来手元に残る
不動産という資産はありませんよね。
しかし、家を持たない分、
固定資産税や家の修繕費用などが一切かからないため、
これまで通り、ゆとり資金の6万円を
毎月コツコツ貯蓄に回すことができます。

仮に将来賃貸物件で
住みにくい状況になったとしたら、
貯めた資金を使って
実家をリフォームして住むもよし、
建て替えて住むもよし、
あるいは実家がない場合は、
住みたい場所で土地を買って家を建ててもよし、
老人ホーム的な所に入ってもよし...ではないでしょうか。

新築するにしても、
子どもたちは巣立っていると想定すると
家をコンパクトにできるため、
割安で家を建てることができるし、
土地を買うにしても
学校のことを考えなくてもいいことから
住む場所を柔軟に考えやすいと思います。

おそらくそれ以降は、生きている間、
家に手を加える必要もないでしょうしね。

そんなこんなで、
こういった見方をしてみると、
ずっと賃貸という生活も
決して悪くないというわけですね。

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✔︎家を持った場合

では、続いて家を持った場合
どうなるのか考えてみましょう。

この場合、先程の家賃並みで
家を手に入れようとしたら、
銀行からの借入額を2500万円前後に
納めなければいけないのですが、
もしこれが無理だとしたら
一体どうなるのでしょうか?

仮に1000万円オーバーの3500万円を
銀行から借りざるを得ないと仮定すると、
家賃よりも3万円も出費が増えることになります。

そして、家を持つことによって
必要となる固定資産税と火災保険、
そして定期的にメンテしていくための
積立費用を合わせると、
毎月さらに3万円程度の出費が
必要になってくると
考えておいた方がいいでしょう。

となると、賃貸暮らしの時より
6万円も毎月の出費が増えるわけですが、
こうなると貯金をしていく
お金が全くなくなってしまいます。

つまり、家を持ったは良いが
全くお金は増えていかないということですね。

では、35年後
一体どのようになっているでしょうか?
まず、貯金ができないので、現金資産はゼロということになりますよね。

続いて、不動産という資産はどうでしょうか?
建物に関しては、価値はゼロです。
木造建築の償却期間は22年なので、
これを超えると価値はゼロになりますからね。

土地に関してはどうでしょう?
東京や京都などでなければ、
今後土地の価値が上がることはないだろうし、
むしろ下がっていくと考えたほうがいいでしょう。

買った値段と同じか、
あるいは幾分価値が下落していると
考えるのが妥当ではないでしょうか。

つまり、仮に買った土地の値段が
1000万円だとしたら、
かろうじて1000万円ぐらいの
価値が残っているということなので、
売却した場合、それぐらいの
現金にはなるということですね。

ただ、この場合土地を売却せず
それなりのリフォーム工事をして
住み続けていくでしょうから、
その費用が必要になりますね?
キッチンやお風呂やトイレなどの設備品の
入れ替えも含めた大掛かりな工事費用が。

となると、500万円〜700万円ほどの
出費が再び必要となるし、
これに加えて1階に
部屋数を増やさないといけないような
家を建ててしまっているとしたら、
さらに増築費用まで必要になってきます。

結果、1000万円ぐらいの出費が必要となり、
再びローンを組むことになるか、
子どもたちが巣立った後、
できたゆとりで頑張って貯めてきた貯金を
捻出しなくてはいけなくなってしまいます。

悲しいですが、
これが家づくりのやり方を
間違えてしまった場合のリアルな結末です。

いかがでしたか?
少しゾッとする結末でしたね。

というわけで、
こんな結末を迎えないようにするために、
土地探しやプランをする前に
よく考えて資金計画を行うようにしてください。
ポイントは、余力を残しつつ
家を建てることができるかどうかです。

それでは、また次回。
vol.20「賃貸」VS「マイホーム」の盲点2.jpg

vol.19 明るさと開放感の方程式

こんにちは。
2023年もお家づくりコラムを続けていきます。
お家づくりを考えている皆様の参考になればうれしく思います!

本日のテーマは「明るさと開放感の方程式」です。

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多くの方が
リビングダイニングに求めることが、
「明るさ」と「開放感」だと思います。

そして、その手段として大きな窓をつくり、
天井を高くするのですが、
実はこの2つを採用しただけで、
充分な「明るさ」と「開放感」を
得ることができるとは限りません。

まず、なぜ大きな窓をつくるだけで
充分な明るさが得られないのかと言うと、
基本的にほぼすべての窓が
カーテンありきの設計になっているからです。

つまり、光を採りこむために
窓をつくったにもかかわらず、
カーテンで光を遮っているから
家の中が薄暗くなってしまうというわけですね。

そして、大きな窓があるリビングはまだしも、
北に追いやられがちなキッチンや、
北に追いやられつつ、
窓のサイズまで小さい洗面などの水回りは、
照明なしではいられないぐらい
暗くなってしまいます。

また、天井だけ高くしても、
窓や室内ドアが低いままでは、
天井付近まで光が拡散しないため、
かえって天井付近が薄暗くなってしまいます。

となると、南向きでつくった
リビングやダイニングでさえも、
朝から照明に頼らざるを得なくなる
というわけですね。

vol.19明るさと開放感の方程式1.jpg

では、開放感についてはどうでしょうか?
朝から夜までずっと
照明に頼り続けないといけない家は、
果たして開放感あふれる住まいなのでしょうか?

視線を遮るために
閉じた状態となったカーテンによって、
全く外が見えなくなってしまうとしたら、
果たしてその空間から開放感を
感じることができるでしょうか?

カーテンが閉まっているということは、
一面壁に囲まれているのと
何らかわりないってことですからね。

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✔︎「明るさ」と「開放感」の方程式

家全体に満遍なく自然光を届けるためには、
まず窓から入ってくる光を遮らないこと、
そして、その光が全体に届くように
してやらなければいけません。

では、そうするためには、
一体どうすればいいのか?

まず、大前提として、
窓は基本的に視線を遮るための
カーテンがいらないように
つくらないといけません。

そして、その上で窓から入ってきた光を
家全体に拡散する工夫を施さなければいけません。

その一つが、
窓と室内ドアと天井の高さを
全て揃えるということです。

こうすることによって、
室内に入ってくる光量が増えるし、
天井付近まで光が拡散しやすくなるからです。

また、天井とドアの高さを揃えることによって、
空間に奥行きが感じられる視覚効果が得られるので、
窓の高さも相見えて開放感を感じてもらいやすくなります。

そして、光を拡散させるもう1つの工夫が、
内装を白やアイボリーを基調とすることです。

また、床や家具の色なども、
ダークトーンのものではなく、
ライトトーンのものを(オークやメープルなど)
選んでいただくとさらに明るさが増すと思います。

vol.19明るさと開放感の方程式2.jpg

✔︎そんなこんなでまとめると...

リビングダイニングに
「明るさ」と「開放感」を出すためには、
一般的には「大きな窓」+「天井を高くする」
と考えられていますが、
隣近所が100mぐらい離れているような
田舎に家を建てない限り、
これだけでこの2つは実現できません。

一方で、
「カーテンがいらない窓」+
「窓とドアと天井の高さを揃える」+
「内装を白基調とする」
を全て実現していただくと、
たとえ隣近所が全て家に囲まれていたとしても、
100%明るくて開放的な住まいを実現することができます。

なので、これから50年以上
住み続けていくであろう住まいを
より良いものにするために、
間違えた方程式ではなく
この正しい方程式を覚えておいてくださいね。

それでは、また次回。

vol.18 脱炭素時代に不必要な2つのもの

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「脱炭素時代に不必要な2つのもの」です。

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時代の流れは、
確実に脱炭素へと向かいつつあります。
ガソリン車ではなくEV車。
火力発電ではなく再エネ発電。
そして、新築住宅には太陽光発電の設置。

また、新築住宅には、
脱炭素に向けた重要な取り組みとして
高断熱化が義務付けられているのですが、
これに加えて間取りの効率化が図れれば、
さらに冷暖房効率が高く、
快適な住まいがつくりやすくなります。

では今回は、
快適な住まいづくりに欠かせない
間取りの効率化について
お伝えしていきたいと思います。

効率化を図ることによって、
快適性が増すだけじゃなく
それなりにコストカットもできるので
押さえておいてもらうといいと思います。

...と、その前に
まずは断熱と気密を強化することで
どのような効果があるのか?から簡単にお伝えさせていただきます。

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✔️断熱と気密を強化する意味

断熱を強化すれば、
室内が外気の影響を受けにくくなります。
つまり、夏は暑さが中に入ってきにくく、
冬は寒さが中に入ってきにくいということですね。

となると、必然的に冷房や暖房の使用量が減るため、
その分電気料金が安くなるし、
より快適に過ごしやすくなります。

これに加えて気密も強化されれば、
中から外に空気が漏れにくくなり
さらに冷暖房効率が高くなるし、
家全体に出来る温度差を縮めることができるというわけですね。

これが、住宅の断熱と気密を強化することの
メリットというか意味合いです。

そして現在は、断熱と気密が
いずれも強化されているのが
当たり前となっているのですが、
これに加えてある2つのモノをなくせば
さらに冷暖房効率が上がり、
さらに温度差も少なくなり、
さらに快適に過ごしやすくなります。

これができれば、
コストカットと同時に、
家の使いやすさや住みやすさも
グンとアップするはずです。


✔︎なくてもいい場所!?

まず、なくてもいい1つ目のモノが
「廊下」です。
廊下があることによって、
廊下が空気の流れを遮断してしまい、
これが家の中にできる温度差の原因となるからです。

廊下につながるドアって
開けっ放しにしておくと、
なんだか空気が逃げていっているような
感覚になっちゃいますね。

そんなこんなで、
必然的に空気の流れを遮断する
断熱材的な役割を果たしてしまう
廊下はなくした方がいいというわけです。
せっかく、家全体に空気が循環しやすいように
住宅の断熱と気密を強化しているので。

もちろん、廊下にも
部屋や収納と同じようにコストがかかっているし、
廊下の分だけドアの本数も多くなり、
それも地味にコストアップにつながります。
vol.18脱炭素時代に不必要な2つのもの1 .jpg

そして、もう1つなくした方が
いいモノが「階段」です。

これに関しては、
敷地にゆとりがない場合はなくすことができないので、
あくまで「平屋」が建てられる土地であることが前提となりますが。

階段がなくなり平屋になれば、
上下階で生じる温度差がなくなります。
(夏は2階が暑く、冬は1階が寒いという
昔の家に「あるある」の最悪の温度差です。)

また、2階建ての場合、
各部屋で冷暖房を運転させないと
夏の暑さや冬の寒さに対処できませんが、
平屋で、かつ廊下がない場合、
リビングの冷暖房の空気が
家全体にうっすらと流れていくため、
そもそも2階建てほど温度差が出にくいので、
冷暖房の使用を抑えながらも、
快適な環境をつくることができます。

そして、もちろんこの階段にも、
先程の廊下同様にコストがかかっているので、
(階段には上下合わせて2坪あるので、
最低でも120万円ぐらいのコストがかかっています)
その分のコストもカットできますしね。

以上のような理由から、
これからの住宅においては、
「廊下」と「階段」はいずれも
できることなら、なくした方がいいというわけです。

とはいえ、
「言うは易し、行うは難し」で、
この2つをなくすのは簡単そうで、
そう簡単なことではありません。

あなたがお持ちである要望を
叶えることを優先すれば、
必然的にそれらができてしまうからです。

なので、住宅会社で
間取りを描いてもらう時は、
結果的に間取りを指定してしまうような
要望だけはできるだけ
お伝えしないようにしたほうがいいです。

これが、よりコストを抑えながら、
より使いやすく住みやすい
快適な住まいをつくる秘訣です。

それでは、また次回。
vol.18脱炭素時代に不必要な2つのもの2.jpg

vol.17 窓は少ない方がいい理由

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「窓は少ない方がいい理由」です。

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「窓を増やせば増やすほど
家の中は明るくなる!!」

実に多くの方が、
このような思い込みをお持ちですが、
残念ながら窓の多さと家の中の明るさには、
全くと言っていいほど相関関係はありません。

つまり、やみくもに窓を増やしたとて
それだけで家の中が明るくなる
わけではないということなのですが、
この行為は逆に様々なデメリットを生んでしまいます。

例えば、窓が増えれば、
その分、窓掃除をする場所が増えます。
ガラスを拭いたり、網戸を拭いたり、
サッシそのものを拭く場所が増えるということですね。

また、それらの窓の多くにカーテンが必要だとしたら、
窓が増えればその分カーテン代が高くなってしまいます。

しかも、カーテンがあることによって
ガラスやサッシの結露に気付きにくくなり、
これがカビを増やす原因になることも
決して少なくないのではないでしょうか。

窓が増えれば、
その分家の断熱性能も悪くなってしまいます。
いくら以前に比べて、
ガラスやサッシの性能が良くなったとはいえ、
壁に入っている断熱材よりも、
断熱性能が良いわけではありません。

そして、断熱性能同様に、
窓が増えることによって悪くなるのは家の耐震性です。

窓があるところは耐力壁にできなくなるので、
窓が増え、逆に壁が減れば、
その分耐震性が悪くなるということです。

さらに、窓は外壁を汚す一番の原因でもあるため、
窓を増やせば、その分外壁の汚れも目立ちやすくなります。

とりわけ、家の正面に窓をたくさんつくってしまうと、
家の正面が汚れやすくなるので、
外壁のメンテ周期が早まることになるし、
訪問販売のリフォーム会社の格好のターゲットとなり、
出費が増えることになりかねません。

この他、窓が増え、壁が減ることによって
収納が減ってしまうという隠れデメリットもあるので、
できる限り窓が少なくなるような設計をオススメしています。

もちろん、明るさや開放感を
一切犠牲にすることなく!です。
vol.17窓は少ない方がいい理由1.jpg

✔︎窓が少なくていい家の条件

では、窓を最小限にするためには、
どのようにすればいいのか?

この答えは、
「カーテンありきの窓をつくらないようにする」
ということです。

視線の遮断とともに
光まで遮断してしまうのが
カーテンだからです。

視線を遮るためのカーテンが
必要ない窓をつくることができれば、
その窓からはふんだんに光が入ってきます。
そして、壁や天井に反射して家全体に光が拡散されていき、
家全体が満遍なく自然光だけで明るくなります。

つまり、カーテンありきの窓にしなければ、
やみくもに窓を沢山つくらずとも
家の中が明るくなるというわけです。

なので、設計をする時には、
方位や環境に配慮しながら、
それぞれに適した窓の形やガラスの種類を
選んでいただければと思います。

それでは、また次回。
vol.17窓は少ない方がいい理由2.jpg

vol.16 外観をシンプルに仕上げる5つの理由

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「外観をシンプルに仕上げる5つの理由」です。

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施工実例をご覧いただければ一目瞭然ですが、
SIMPLE NOTEの家には正面に窓がありません。

そして、それが家の美しさを際立たせているのですが、
とはいえ、ただ単に美しさだけを追求して
そうしているわけではなく、
そこには、それなりにちゃんとした意味合いがあります。

では、今回は5つあるその理由について
お伝えしていきたいと思います。

結論としては、
この5つ全てがうまく絡み合うことによって
住まいにとって大切な
居住性と経済性を高めているというお話です。
vol.16外観をシンプルに仕上げる5つの理由2.jpg

------
✔︎理由1:汚れにくいから

まず1つ目の理由がこれです。
外壁が汚れる最大の原因は、
窓や換気扇といった外壁から突起した部材です。
窓からダラーっと流れる垂れジミと
換気扇から出てくる黒ずんだ汚れですね。

なので、家の正面にそれらをつくらないことによって
そもそも汚れの原因を排除しているというわけです。

とりわけ北が正面になる場合は、
直射日光が当たらない分、
余計に汚れやすいですしね。

そして、あまりにも汚れが目立つことになれば、
外壁の塗り替え頻度が高くなり、
維持管理コストが高くついてしまいます。

また、汚れが目立つお家は、
訪問販売のリフォーム業者にも目をつけられやすく、
さらに出費がかさむことになるかもしれません。
(不安を煽られて工事する方向に持っていかれるからです。)

そんなこんなで、
建てた後の維持管理費を少しでも抑えるために、
汚れの原因を元から排除しているというわけです。



✔︎理由2:間取りが分かりにくいから

そして、2つ目の理由がこれです。
言うなれば泥棒に狙われにくくしているという感じです。
(日本は外国に比べて治安が良いので、
そこまで心配する必要ないかもしれませんが...)

とはいえ、パッと見ただけで
間取りが分かってしまう家より、
どこからどう見ても間取りの想像がつかない家の方が、
安心して暮らせそうな気がしませんか?



✔︎理由3:プライバシーが担保しやすいから

3つ目の理由がこれです。
家の正面は何も建たないため光も採りやすいですが、
その分、視線も入ってきやすいという
隠れデメリットがあります。

そして、視線を遮るために
カーテンを閉め切ってしまったら、
家の中が暗くなってしまいますね。

これに関して特に注意しなければいけないのが、
南向きの日当たりが良い土地です。

南向きの土地の場合、
南からの光を家の中にたっぷり採り込みたいあまり、
大きな窓をたくさん正面につくってしまいがちですが、
そうなれば防犯性もプライバシー性も
最悪の状態になってしまいます。

なので、家の中への
光の採り込み方を工夫することによって
家の正面からの採光に頼らなくて
いいようにしている次第です。

vol.16外観をシンプルに仕上げる5つの理由1.jpg

✔︎理由4:意匠性を高めるため

カッコよく書いてみましたが、
要はデザイン性を高めるってことです。
携帯電話や家具や車同様に、
カッコ悪いデザインのものより
カッコ良いデザインの方が良いからです。

あくまでこれに関しては、
理屈ではなく感情的な要素となるので、
説明はこれくらいにしておきますね。

しかし、デザイン性を高めることは、
実は裏に隠された大きなメリットがあります。



✔︎理由5:外構費用が安くなるから

それが、この最後の理由です。
家のデザインが美しくなると、
庭に装飾をする必要がなくなります。

家そのものが美しい場合、
庭もそれに合わせてスッキリシンプルに仕上げた方が、
家をより引き立ててくれるからです。

そしてその結果、
庭の予算を押し上げる余分な工事の
一切をなくすことができます。

また、防犯性とプライバシー性を
高めるための植栽や目隠しや塀などの
余分な工事も一切必要なくなります。

そんなこんなで、庭にかける費用も、
ダントツで安くなるというわけです。
もちろん、無意味に広い土地を買っちゃうと
この限りじゃありませんが...。

いかがでしたか?
端的に説明させていただきましたが、
こんな外観にしている理由を
大体ご理解いただけたでしょうか?

とはいえ、間取りが分かりにくい分、
家の中身がどんなもんなのか
いまいち掴めないと思うので、
もしよろしければ一度SIMPLE NOTEのお家を見に来てくださいね。
いつでもご案内させていただきます!

それでは、また次回。

vol.15 人生の明暗を分ける家づくり

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「人生の明暗を分ける家づくり」です。

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どうやら人は空間があると
埋めたくなる生き物らしく
空間を埋めると満足する生き物のようです。

スーパーに行った際に
スカスカの買い物カゴを見ていたら、
ついでにあれも買っておこうかなー?
なんて思ってしまい、
ついつい余計なものを買ってしまう(カゴを埋めてしまう)
ことも決して少なくなりません。

あと、カバンを大きくしたら、
荷物が増えてしまうのも「あるある」ですよね。
で、無駄に重くて後悔するという...。

とまあ、どうやら人は空間があると
埋めたくなるらしいのですが、
家もまた、この効果がふんだんに
発揮される場所ではないでしょうか。

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例えば、リビングダイニングをゆったりとつくるのが、
現在の家づくりの当たり前となっていますが、
広くつくり過ぎたあまり、余白がたくさんできてしまうと、
なんだか物寂しいというか、
殺風景な気がして、そこに何かを置きたくなります。

また、部屋に関しても同じで、
ベッドと机を置いてもまだ空間にゆとりがあるとしたら、
テーブルやソファーなどを
その余白に置きたくなってきます。

そして、どんどん物が増えていき、
見る見るうちに
片付けや掃除がしにくい部屋になっていってしまいます。

さらに、収納なんかもまさに同じで、
少な過ぎて困らないようにはしないといけないのですが、
そもそも断捨離が苦手だとしたら、
つくり過ぎたら過ぎたで、
それに合わせてさらに物を増やしてしまうのではないでしょうか。

結果、余計に整理不能な家になりやすいんじゃないか
という見方もできると思います。
vol.15人生の明暗を分ける家づくり1.jpg

✔︎お金がなくなる家づくり

多くの方が、家を建てる時
「備えあれば憂いなし」とばかりに、
部屋も収納もできるだけ多くつくろうとします。
また、同時にできるだけ広くつくろうとします。

しかし、そうすれば、
必然的に家のコストは高くなるし、
それにプラスして
余白を埋めたくなる効果が働くことにより
余分な出費も確実に増えることになります。

つまり、家づくりのやり方によっては
どんどん手元からお金がなくなっていくかもしれない
というわけですね。

家が大きくなれば、その分固定資産税も高くなるし、
電気代も高くなってしまうかもしれませんしね。

そしてその結果、
積立投資に回す余力が全くなくなってしまい、
やがて迎える将来の暮らしに
天と地ほどの差が開くことになるというわけです。


✔︎人生の岐路となる家の予算計画

では、家にお金を突っ込み過ぎて
積立投資に回す余力がなくなってしまった人と、
積立投資に回す余力を残しながら家づくりをした人では、
一体どれくらいの差が開いてしまうのでしょうか?

40歳で家を建てるとして、
iDeCoに毎月1万円かけるとともに、
つみたてNISAに毎月2万円かけられるだけの
余力を残した人とそうでない人とで簡単に比較してみます。

まず、つみたてNISAにて20年間
毎月2万円ずつ積み立てていくと、
20年間で合計480万円元本を預けることになるのですが、
この元本が毎年平均で3.6%ずつ増えていくと仮定すると、
20年後この元本は2倍に膨れ上がります。
つまり、480万円が960万円になるということですね。

では、続いてiDeCoに20年間
毎月1万円ずつ積み立てしていき、
つみたてNISA同様に毎年3.6%ずつ
お金が増えていくと仮定してみると、
これも同じように20年後、
預けた元本が2倍に膨れ上がります。
1万円×12ヶ月×20年=240万円なので、
iDeCoでも240万円お金が増えるということですね。

また、iDeCoには
掛け金が全額所得控除になるという
もう1つ大きなメリットがあります。

仮に、あなたが払っている
所得税と住民税の税率がともに10%だとしたら、
合計、掛け金の20%が
年末調整で返ってくるのです。

つまり1万円×12ヶ月×20%=2.4万円
2.4万円×20年=48万円
さらにお金が増えるということです。

ということで、これらを全て合算してみると
960万円+480万円+48万円=1488万円となり、
積立余力として3万円削りながら
家づくりの予算計画を立てた人と、
積み立て余力まで使い果たして家づくりをした人とでは、
極端に言ってしまうと20年後手元にあるお金が
こんなにも違ってくるという話なんですよね。

いかがでしたか?

もちろん、この通りになるかどうかは
終わってみないと分からないし、
誰かが保証してくれるものでもありません。

しかし、知っておいてもらいたいことは、
収入の多い少ないに関係なく、
家づくりのやり方一つで、
これくらいの差が生まれかねないということです。

さて、あなたは、
一生豊かに暮らし続けられる
「予算重視型の家づくり」と
一生余裕なく暮らし続けることになる
「願望重視型の家づくり」
このどちらを選択されますか?

それでは、また次回。
vol.15人生の明暗を分ける家づくり2.jpg

vol.14 使い勝手 VS 見た目

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「使い勝手 VS 見た目」です。

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大吉ホームが提案する家の特徴の一つに
キッチン裏につくる
巨大なパントリーがありますが、
(↓これです)
vol.14使い勝手 VS 見た目1.jpg

その意図は、
リビングやダイニングからキッチンを見た時、
雑然としないようにするためです。

つまり、通常キッチンの背面に
あることが当たり前とされている冷蔵庫や家電類を、
全てこの収納の中に入れ込んでしまうことで
キッチン周辺に出がちな生活感を滲み出さないようにする
というわけです。

では、今回は
このパントリーをつくった場合の
メリットとデメリットについて
お伝えしていきたいと思います。

何事もそうですが、
デメリットがない万能なものなんて
99%存在しないと思うので、
メリットだけじゃなくデメリットについても
正直にお伝えしていきたいと思います。

その上で、自分はどうしたいのか
考えてみていただければと思います。


✔︎メリット

キッチンの背面に冷蔵庫を置いた場合、
冷蔵庫にペタペタと貼ってしまう
学校や塾の予定表やゴミの日程表などが、
リビングやダイニングから丸見えになり、
これが生活感を滲み出してしまいます。

他方、パントリーの中に
冷蔵庫を置くようにすれば、
リビングやダイニング側から
冷蔵庫の姿が見えなくなるため、
冷蔵庫に予定表や日程表などをペタペタと貼っても
リビングやダイニングから見えません。

また、同じように
オーブンレンジや炊飯器をはじめとした
家電類も全てパントリーの中に置くことになるし、
食品ストックなども全て
パントリーの中に置くことになるのですが、
これらも全てリビングやダイニングから
見えないようになるので、
少々雑然としていても生活感が出る心配もありません。

そして、パントリーをつくることによる一番のメリットが、
リビングやダイニング側から見た時、
死角の壁が出来ることです。

丸見えにならない壁があることによって、
それこそ日程表や予定表はもちろん、
子どもの名付けや連絡票や、
見えるところで管理しておきたい書類関係を
全て心置きなく壁に貼り付けておくことができるからです。

つまり、パントリーという死角となる隠れ部屋を
キッチン裏につくることによって、
生活感が出やすいキッチン周りを
無理なくスッキリ維持しやすくするのが、
パントリーが担う役割というわけですね。

キッチンの背面は、
リビングやダイニングから見たら、
ただのスッキリとした壁ですからね。
vol.14 使い勝手 VS 見た目2.jpg


✔︎デメリット

しかし、ここで多くの方が悩むことが、
冷蔵庫や家電が裏に隠れてしまうと
遠くて不便になってしまうんじゃないかということです。

確かに、コーヒーメーカーやポットなどは
使う時にキッチンに出してくることもできますが、
移動させられないオーブンレンジなどは、
パントリーの中まで自分が移動していかないといけません。

また、食器などを片付けるのも
パントリーの中になると思うので、
それが面倒くさそうという方も
いらっしゃると思います。

なので、振り向いたところに
それらがあってほしいと思う方にとっては、
この大型パントリーは「良いけど、どうなんだろー?」
と思ってしまうかもしれません。

...冷蔵庫に関しては、
扉の向きが変わるものの位置に関しては、
キッチン背面に冷蔵庫を置く場合と変わらないので、
不便さは一切感じないんですけどね。

もちろん、家電置き場だけキッチン背面につくるという
この不安を解消するアイデアもあるんですが、
これを採用すると、
キッチン背面の壁に凹凸が出来てしまうことになります。

となると、
あくまで見た目の話になるのですが、
空間のスッキリ感が消えてしまうと同時に、
生活感が滲み出やすくなります。
キッチン背面にモノを置けるようにしたことで、
油断すると、そこに何でも置いてしまいやすくなるからです。

というわけで、
「使い勝手」VS「見た目」という
この甲乙つけがたい難しい問題。
さて、あなたならどっちを選びますか?

それでは、また次回。

vol.13 家の性質と外構予算と

こんにちは。
本日のお家づくりコラム、テーマは「家の性質と外構予算と」です。

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土地と家それぞれにかけられる
自分にフィットした予算を知り、
かつ、どんな家が建てたいのかを
分かった上で土地選びをすれば、
家にフイットしそうなサイズの土地を選びやすくなります。

結果、土地にできる無駄な余白を
ミニマムに抑えることができ、
外構工事(庭)にかかるコストを
ミニマムに抑えやすくなるのですが、
...外構工事というものは、
建てる家によっても価格差が大幅に変わるという
性質も持っているので、予算の取り方に注意しないといけません。


例えば、大吉ホームでご提案しているSIMPLE NOTEの家は、
正面から見ると装飾のないシンプルな箱となっているため、
このイメージに合わせた庭にしようと、
塀、アプローチ、門柱、花壇...などといった
余計な装飾をする必要がありません。

というより、
そんな余分な装飾をしてしまうと、
せっかくのシンプルで美しい外観が、
台無しになってしまいます。

そんなこんなでほぼ全てのお施主様が、
車を置くところにのみコンクリを打ち、
残りは全部砂利という
シンプルな仕上げになっているのですが、
その結果コストは安く抑えられます。

一方、装飾することによって
デザインを整えているお家はこういうわけにはいきません。
庭も家に合わせてコーデしないと、
せっかくのイメージが台無しになってしまうからです。

となると、
家のイメージに合わせた塀、
家のイメージに合わせた門柱、
家のイメージに合わせた植栽、
家のイメージに合わせたアプローチ、
家のイメージに合わせた花壇...と、
あれこれと装飾することで、
家とのバランスをとっていくことになります。

結果、その1つ1つのコストが
外構工事費を押し上げしていきます。

また、SIMPLE NOTEの家は、
プライバシーの担保と防犯性も重視した結果、
外から見たら正面に窓がない
倉庫みたいな家になっているのですが、
この結果、プライバシーの担保や防犯性アップのために
塀や植栽や目隠しを一切する必要がありません。
家の外壁そのものが
塀のような存在と化しているからです。

つまり、さらに外構工事費用を
カットすることができるというわけです。

一方でプライバシーが担保されておらず、
防犯性の低そうなお家、つまり外から家の中が丸見えとなるお家は、
塀や植栽や目隠しなどによって、
それらを強化せざるを得なくなります。

そしてこの結果、
外構工事費用がさらに嵩むことになります。

このように、外構工事の予算は、
あなたがどんな家にしたいのか?によっても大きく違ってきます。

また、これに加えて、
選ぶ土地のサイズを間違えてしまうと
さらに外構工事が高くなってしまうし、
平屋が建つ土地なのに
わざわざ2階建てを建ててしまうのも、
不用意に外構工事を高くする大きな原因となります。

なので、この事実を理解した上で家づくりを行い、
また資金計画を行っていただければと思います。

それでは、また次回。
vol.13家の性質と外構予算と.jpg

vol.12 現地での土地の見方

こんにちは。
本日のお家づくりコラム。テーマは「現地での土地の見方」です。

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新しくつくられた分譲地の利点は、
・基本的に土地の形が整っていること
・道路幅がゆったりしていること
・水道が整っていること
・排水も整っていること
・隣地との境界が明確なこと
・親子ともに同世代の人たちがご近所さんになること
ですが、それゆえ基本的に
価格が高めに設定されています。

一方で、新しくつくられた分譲地じゃない場合、
それらの利点の幾つかが欠けていることもあって、
新規分譲地に比べると価格が安いことが多いのですが、
予算的な都合であなたがこっちの土地を
選ばないといけないとしたら、
現地での土地の見方を知っておく必要があります。

では今回は、
こういった土地を選ぶ時に
現地で確認しておくことについて
お伝えしていきたいと思います。

おそらく
・土地の日当たりの良し悪し
・土地の形の良し悪し
・浸水しそうな場所かどうか
・近隣の雰囲気や環境
・道路の広さや車の止めやすさ
・学校や職場へのアクセス
などは、みんなチェックすると思うので、
それらは割愛して
コストに直結する部分に絞って
お伝えしていきたいと思います。

vo.12現地での土地の見方2.jpg

✔︎境界がどうなっているか?

まず1つ目が「境界」の状況です。
隣地との間に境界がない場合、
境界をつくらないといけないため、
その費用が土地代と別にかかるからです。

また、境界があったとしても、
塀が古く傾いている場合や
壊れてしまっている場合は、
一旦それらを壊してつくり替えないといけません。

なので、土地を見に行った時に、
境界がどんな状況なのかまで
チェックしておく必要があります。

そして、不動産屋さんに
これらを売主負担でやってくれるのか、
あるいは自己負担でやらなければいけないのかを
確認しなければいけません。

そもそも境界が明確じゃない場合、
境界を明確にするための境界確定を
売主負担でやってくれるかどうかも、
買う意思表示をする前に
確認しておかないといけないです。

✔︎水道があるかどうか?

次に見ておくことが、
水道が敷地内に入っているかどうかです。
過去に入っていた場合は、
水道メーターボックスがあるか、
ここに引き込まれていますよという目印が
現地にあるかもしれないのですが、
これも見落とさず不動産屋さんに確認すべきです。

もし入っていなければ、
前の道から引き込まないといけないし、
そうなれば、けっこうな工事代が
別でかかることになります。

あるいは、敷地内に引き込まれていても
現在の基準を満たしていない場合は、
基準を満たした太さに新たに引き込み直さないといけなく、
この場合も同じだけの費用がかかります。

なので、これも現地にて
チェックすることを忘れないでください。
ちなみに、これは確実に
自己負担でやらないといけない工事です。


✔︎道路に側溝があるかどうか?

そして、水道ついでに見ておくべきことが、
道路の端に蓋がされた溝があるかどうかです。
つまり、排水先があるかどうかですね。

自分が検討している土地に沿って
溝があるなら問題ないのですが、
仮に自分側ではなく道路の反対側にある場合は、
そっちに排水を接続しないといけないので、
その分水道工事が余分にかかるし、
もし、排水先が見当たらないとなれば、
そもそも建築することができません。

なので、これも水道とともに
しっかり現地でチェックし、
排水先がある場合、
排水のために別で費用がかからないかまで
不動産屋さんに確認するようにしてくださいね。

多くの地域で、溝を管理している
水利組合という組織があり、
そこに支払う費用が必要だったりしますからね。

vo.12現地での土地の見方1.jpg

✔︎見えない費用に注意が必要!

ここまで、境界・水道・排水の
3つについてお伝えしてきたのですが、
分譲地とそうじゃない土地の一番大きな違いは、
この3つが整っていることが当たり前か否かです。

そして、これらが整っていない場合、
たとえ土地価格が安かったとしても、
場合によってはこれらの工事代によって
土地にかかる総額が新規分譲地より高くなる
可能性だって十分あり得ます。

なので、この3つを確認し、
これらの工事がもし別途で必要そうなのであれば、
これらの費用を算出した上で、
土地の価格が妥当なのかどうなのかを
見極める必要があります。

かつ、これらを踏まえた上で、
土地の価格交渉を行う必要がありますね。

ということで、
見える価格だけじゃなく
見えない費用まで知った上で、
価格も含めた土地の良し悪しを
判断していただければと思います。

それでは、また次回。

vol.11 土地を安く買う秘訣

こんにちは。
お家づくりコラム。本日のテーマは「土地を安く買う秘訣」です。

------
多くの方が、
新しくつくられた分譲地を好んで購入しようとしますが、
この場合、やってはいけないことが、
「南向きの土地を買おう」とすることです。

理由は簡単。
一番価格が高いから。
かつ、値引き交渉も不可能だからです。

そんなわけで、土地探しをする時は、
できれば南向き以外の土地に
していただくことを推奨しているのですが、
その理由は一体なんなのでしょうか。

vol.11土地を安く買う秘訣2.jpg

✔︎日当たりがいい土地をスルーすべき理由

それは、日当たりがいい土地ほど、
想像とかけ離れた家になってしまいやすいからです。

例えば、南向きの土地で南向きに部屋をつくり、
その南面に大きな窓をつくれば、
とっても明るい家の完成を想像するでしょう。

しかし、いざ住みだすと、
そこに設置したカーテンを開けることができません。
中が丸見えになってしまうからです。

結果、室内に十分な光が採り込めず
奥の方に配置した部屋がすべて暗くなってしまうし、
同時に、風を家の中に入れることもできません。

また、リビングの外に設けた
ウッドデッキを使えるようにするために、
目隠しや塀や植栽などが必要となり、
外構工事(庭づくり)にとてつもないコストが必要となります。

つまり、土地を買う時の期待値と
実際得られる成果との間に大きな開きが出てしまう上、
土地に加えて外構工事まで価格が跳ね上がることによって、
経済的な負担をさらに押し上げてしまうというわけです。

他方、土地の日当たりの良さと
家の明るさや心地よさには全く相関関係がなく、
むしろ一見条件が悪そうな土地の方が、
明るくて心地いい家を設計しやすいと
家づくりをする前に知っていれば、
日当たりを無視して土地選びをすることができます。

そして、南向きの土地に建つ家より
はるかに明るくて心地いい家を
南向きの土地よりもはるかに価格を抑えながら建てることができます。

売れにくそうな土地は、
そもそも価格が安く設定されている上、
さらに値引き交渉にも応じてくれやすいからです。

そんなこんなで、
美しく整えられた分譲地がいいという方には、
南向き以外の土地はもちろん、
一番価格が安い土地をオススメします。

vol.11土地を安く買う秘訣1 .jpg

✔︎さらに土地価格を抑える秘訣

それは、資金計画で出た現実的な土地価格の範囲内で、
できるだけ不動産屋に情報を集めてもらい
一つ一つ現地を見に行くことです。

とにかく良い悪いに関係なく
その予算の範囲内である土地を全て下見した上で、
良さそうな土地だけに厳選します。

この方法を行うことで、
リアルに同じ地域で買う分譲地よりも、
数百万円も価格を抑えながら土地を買うことができます。
(場合によったら半値ぐらいのこともあります。)

ただし、この方法をやるためには、
土地を探してもらう前に
どんな家を建てたいのかを
ある程度決めておかないといけません。

あなたが家に掛けられる予算がどれくらいなのか?
その予算でできる家はどれくらいの広さになりそうなのか?
平屋が良いのか?それとも2階建でも良いのか?
などなど、です。

これが分かっていると、
そのために必要な土地の広さが
どれくらいなのかが分かるため、
土地探しの依頼をしやすくなります。

そして、集まってきた土地情報に対して、
どんな家になるのかをイメージしながら
下見に行くことが出来るため、
より土地選びがしやすくなります。

ただ、分譲地じゃない土地を狙っていく場合、
境界や水道や排水などを
現地でチェックしておく必要があるので、
その点に注意しながら土地を見なければいけないし、
それらに余分な費用がかかる場合が多々あるので、
それらも考慮した上で、
土地の良し悪しや価格の良し悪しを
判断しないといけないのですが...。

とはいえ、大胆に土地価格を抑えるためには、
こういった分譲地ではない土地も
視野に入れるべきだと思うので、
どうしても土地を買わないといけない状況の方は、
ぜひこの記事を参考にしてもらえたらと思います。

それでは、また次回。

vol.10 家づくりの現実と打ち手

こんにちは。
家づくりコラム。本日のテーマは「家づくりの現実と打ち手」です。

------
昨今、住宅の価格は、
原材料費の上昇と税負担の上昇、
そして基本スペックの上昇によって、
上昇の一途を辿っています。

また、それに加えて、
インターネットやSNSの普及に伴い
追加オプションがどんどん加わり、
より家の価格が押し上げられて
いっているのが現状です。

結果、3年前と比べると、
ざっと400万円〜500万円ぐらい
価格差があると感じているのですが、
これをふまえた上で、
私たちが考えなければいけないのが、
今後はどのような家づくりを提案すべきかということです。

これまで通りの家づくりをしていたら、
明らかに家を建てる人が背負う負担が大きすぎて
これから迎える人生100年時代を
豊かに生きていくことができなくなってしまうからです。

ということで今回は、
家づくりの負担を下げる打ち手を
一緒に考えていきたいと思います。

------
家づくりは大きく分類すると、
「土地」「家」「庭」の3つがあるのですが、
まずは、負担減の最大の鍵を握る「土地」からいきたいと思います。


✔︎毎月の返済額の基準

毎月のローン返済額は、
ご主人様の手取り金額の30%以内に抑えるべきだと考えています。

家以外にも、子供の将来や
自分たちの老後のための
積み立てをしていかないといけないし、
家を持ったらそれで終わりではなく、
家を維持していくためにも
それなりの費用がかかり続けるからです。

そして、それらの費用に
奥さんの給料は全額飛んでいく
と言っても過言じゃないからです。

で、仮にご主人様の毎月の手取りが
25万円だとした場合、
返済額の上限は75,000円
ということになるのですが、
この場合、35年ローンで逆算した
借入額はざっと2,650万円となります。

なので、このローン額に
自己資金を合わせた額が
あなたが家づくりにかけられる
上限だということですね。

では、350万円自己資金があり、
建てる家に2,200万円かかるとしたら、
あなたはどのように家づくりを
すべきなのでしょうか?

外構工事(庭)に100万円、
地盤改良工事に100万円、
諸経費に150万円かかるとして
考えてみてください。

この場合、
土地にかけられる費用は、
土地にかかる別途経費も含めて、
450万円ということになります。

なので、土地から買わなければいけない場合、
土地そのものにかけられる予算は、
350万円〜400万円ということですね。

「え!?少ない...」
そう思われたかもしれませんが、
実は、これが家を建てるほとんどの人たちが
目を向けなければいけない現実です。

経済的な面を重視してみたら、
とてもじゃないけど
土地に1,000万円も予算を
かけている場合じゃないんです...。
全額、親からの援助でもない限りは...。

1,000万円の土地を買った場合、
100万円ほど別途経費がかかると考えると、
ざっと650万円予算が押し上がり、
毎月の返済負担が20,000円ぐらい
上がってしまうわけですからね。
かつ、それは35年もの長い間、
固定されてしまいます...。

負担が増えた分、貯金の原資も減るため、
繰上げ返済のために貯金をするにしても、
思っている以上にお金も貯まらないでしょう。

それに加えて、今後は
ますます社会保障費や税負担が上がり、
20,000円手取りを増やそうと思うと、
40,000円近く給料が上がらなければ
いけないようになると思うので、
その点から見ても、
住居費の割合を抑えることは大事なことです。
vo.10家づくりの現実と打ち手1.jpg

✔︎土地を買わないという選択肢

そこで、出てくるのが、
「土地を買わない」という選択肢です。
つまり、実家に土地が余っているなら、
そこに建てるということですね。

もちろん、
実家に土地が余ってない人は、
土地を買わざるをえないし、
「親の近くで暮らすなんてありえない」
と思っている人もいると思うので、
絶対にそうした方がいい
というわけじゃないのですが...

でも「それもアリかも?」と
思える余地があるのなら、
もう少し具体的に検討してみても
いいんじゃないかなと思います。

仮に、実家に土地があり、
土地にかかる負担を
全額親が負担してくれたとしたら、
あなたは丸ごと土地にかかる費用を
削り落とすことが出来ます。

先程の場合であれば、
2,550万円で家づくりをすることができる
ということですね。

また、ご両親の年齢や
仕事の状況にもよりますが、
実家の近くに住めば、
お子さんを見てもらいやすくなります。

結果、夫婦そろって、
ガッツリ働き続けることができるし、
お子さんが休んだり早退するような時も、
仕事を休む必要も少なくなるでしょうから、
仕事の選択もしやすくなります。

このほかにも、時々ご飯を一緒に食べれば、
食費も浮くでしょうし、
家事の負担も少し減るかもしれません。

とまあ、実家に住んだ場合の、
メリットばかりを挙げてみたのですが、
親の近くに住むということは、
逆に言うと生活に干渉される恐れもあります。

なので、その点も
夫婦でじっくり話し合った上で、
最良な家づくりの選択を行ってください。

とにかく、土地は
家づくりの予算を最も左右する材料なので、
ここを一番よく考えてから
家づくりを始めていただけるといいと思います。

それでは、また次回。
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vol.9 コストを下げる打ち手も知る

こんにちは。
お家づくりコラム。本日のテーマは「コストを下げる打ち手も知る」です。

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家のコストを最も左右するのは家の面積ですが、
これは、みんなができるだけ広くつくりたいと思っている
リビングダイニングキッチン(LDK)も例外ではありません。

つまり、リビングダイニングキッチンも
広くつくればつくるほど
それに連動して家の価格が高くなるということです。

となると、
①家の価格が高くなる、か、
家の価格が高くなるのが嫌であれば、
②高くならないようにLDKを削る
③LDKを削るのが嫌なら、別のところを削る
の3つのうちのどれかを
選択していただくことになるのですが、
あなたならどの選択をされるでしょうか?

では、具体的に数字を当てはめて
考えてみましょう。
LDKの広さは
16帖でもいいのかなと思っていますので、
独断と偏見で、この広さを基準として、
数字を当てはめていってみます。
(対面式のキッチンに、4〜6人掛けのダイニングテーブル、
そして3人掛けのソファーがいい感じで収まるのがこの広さです。)

------
✔︎①の選択の場合

例えば、あなたがLDKを
20帖でつくりたいとお考えだとしたら、
4帖家が大きくなるということになります。

となると2坪家が大きくなるのですが、
そうなれば約120万円家の価格が高くなります。

なので、それでもLDKを大きくしたい
とお考えであるとしたら、
かつ、そうすることが
予算的にも全く問題ないのであれば、
そうした方がいいでしょう!

------
✔︎➁の選択の場合

他方、LDKは広くしたいけど、
それに逆行して予算は削らなければいけないとしたら、
LDK以外で削れるところがないか
考えてみて欲しいのですが、
それが難しいとしたら、
余分に広くつくろうとしている
LDKを削らざるをえなくなります。

つまり、20帖ではなく16帖でつくるということです。

この場合、そうするかしないかを判断する基準は、
LDKに置こうと思っている家具のサイズが
16帖になったとしても問題ないかどうかです。

例えば、L型の大型のソファーを
リビングに置きたいとお考えであれば、
もしかしたら、
ダイニングとリビングの間に
全くゆとりがなくなってしまうかもしれないし、
ソファーを置かないのであれば、
そうしていただいても全く問題はないでしょう。

なので、LDKの広さを決める基準として
どんな家具を置こうと思っているのかと
そのサイズ感を把握してもらっておくと
どうするかの判断がよりつきやすいかと思います。

------
✔︎③の選択の場合

LDKは広くつくりたい...
でも予算は上げたくない...
おそらく、こうお考えの方が大多数ではないでしょうか。

ここで大半の時間を過ごす
と言っても過言ではないことから、
できるだけ開放感のあるLDKにしたいと
思うのは当たり前の感情です。

例えば、
10帖にしようと思っていた寝室を6帖にすれば、
コストを増やすことなく
LDKを広くつくることができます。

あるいは、6帖にしようと思っていた
子ども部屋を4帖半にすれば、
そして子ども部屋が2部屋だとしたら、
わずかなコストアップで
LDKを広くつくることができます。

壁面を有効利用して収納をつくれば、
床面積を減らしながらも
よりたくさんのモノが片付けられる
収納にすることができるし...
そもそも平屋にすれば、
階段分面積を削ることができるし...
廊下をなくすことができれば
部屋も収納も縮めずとも
面積を縮めることができます。

なので、どうしてもLDKを
小さくしたくないという方は、
これらをバランスよく採用することによって、
コスト調整していただければと思います。
vol.9コストを下げる打ち手も知る1.jpg

✔︎最後にまた違った意見を...

①~③までと違った意見になりますが、
「LDKも小さくしながらそれ以外の所も削る」
というまた別の選択肢もあります。

家にお金を掛けすぎるよりも
もっと別のことにお金を掛けるという考え方もいいでしょう。

例えば、この選択をすることによって
240万円コストが下がったとします。
ローンの利息も含めると
300万円お金が浮いたことになるのですが、
そうなれば家族で旅行に行く回数が増えるし、
旅行プランもより良いものにでき、
思い出づくりや子供たちに貴重な体験価値を
与えることもできます。

また、そのお金を老後のための
資産運用に回すことができれば、
これからの暮らしの不安を
少しでも和らげることもできますね。

もちろん、せっかく建てるんだから
妥協したくない気持ちも分かりますし、、
SNSやインターネットの普及によって
かつてないほど広告にまみれた世界に生きているため、
その誘惑に負けてしまうのもある程度は仕方ないと思います。

ですが、35年という長期間
負債を背負ってしまうのが家づくりでもあるため、
未来とも向き合った上で予算を考えるべきだと思います。

これから家づくりをしようと思っている方も、
今まさに家づくりをしている方も、
コストが上がることばかりじゃなく
コストを下げるための知識も、
同時に身に付けていっていただければと思います。

それでは、また次回。
vol.9コストを下げる打ち手も知る2.jpg

vol.8 合理的に考えるべき子ども部屋

こんにちは。
本日のコラムは「合理的に考えるべき子ども部屋」です。

------
子ども部屋の広さは
6帖がスタンダードですが、
ここ最近は4帖半へと変わりつつあるようです。

実際、2.6m×2.6mのこの空間に
置こうと思っているものが
シングルベッドと学習机だとしたら
個の広さでも全く問題ありません。

また、子どもたちの多くは、
高校卒業とともに家を出ていくでしょうし、
となると、そのまま帰ってこないかもしれないので、
その点も考慮すると、
そこにかけるコストを最小限にしておくことは、
賢明な選択とも言えます。

ということで、
前回の寝室に引き続き、
今回は子ども部屋について
お伝えしていきたいと思います。

主な論点としては、
子ども部屋の広さではなく、
2階につくるべきなのか、
それとも1階につくるべきなのか、
ということです。
vol.8合理的に考えるべき子ども部屋1.jpg

✔︎子どもが小さいうちは

まず、子どもが未就学の時に
家を建てる方がほとんどだと思いますが、
では、子ども部屋を2階につくった場合、
はたして子どもたちは
自分の部屋を使いやすいのでしょうか。

もちろん、答えは「No」ですね。
子どもたちは、お母さんの姿が
見える場所にずっといますからね。

つまり、子どもたちは
ずっとリビングやダイニング付近で過ごすため、
そこに子どもたちの絵本やおもちゃなどを
集中して置くことになり、
いつもリビングダイニングが
散らかった状態になってしまいます。

全く使われてもなく散らかってもいない
2階の子供部屋とは裏腹に...です。

一方で、子ども部屋が1階にあると、
絵本やおもちゃを
子どもの部屋に置いておきやすくなるし、
常に母親の姿が見え、気配が感じられれば、
自分の部屋でも安心して過ごすことができます。

結果、リビングやダイニングも
比較的片付いた状態のまま保ちやすくなります。

また、子ども部屋であれば、
少々散らかっていても気にならないし、
来客時もそのドアさえ締めておけば、
片付けにあたふたすることもないです。

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✔︎子どもが思春期に入ってから

多くの方が、
主に思春期のことを想定して
子ども部屋をつくろうとします。

十分なプライバシーを担保するために、
親がいるリビングやキッチンとは
階層を隔てた2階にすべきだと。

もちろん思春期の子どもたちにとって
これは嬉しいことかもしれませんが、
この時期を重視すると、
2階に子ども部屋をつくってしまう
可能性がグンと高くなります。

結果、先程お伝えした通り、
子どもが思春期に入るまでの間
リビングやダイニングが散らかりやすく、
10年余りもの長期間片付けや掃除に悩みながら
過ごし続けることになります。

なので、子どもの思春期の時を
重視したいという方は、
必要な時、子どものプライバシーが
確保してあげられるように、
1階に子ども部屋をつくることを
オススメしています。

------
✔︎子どもが出て行った後

悲しい現実かもしれませんが、
進学や就職、結婚などを機に
やがて子どもたちは家を出て行きます。

となると、
子どもたちの部屋は空き部屋となるのですが、
家を建てる時は、
そうなることを想定した上で、
間取りを考えておくべきです。

そして考えると、子ども部屋は
2階にあるより1階にある方が、
使い勝手がいいような気がしませんか?

自分たちの部屋として使うにせよ、
収納部屋として使うにせよ、
客間として使うにせよ、です。

また、もっと長い目で考えると、
歳をとり足腰が悪くなったとしても、
1階だけで過ごせるようにしておけば、
生活に困ることもなければ、
1階に部屋や収納が足りないことによる
増築工事をする必要もなくなりますしね。

いかがですか?

子ども部屋に関しては、
ずっとその用途で使い続ける空間ではないため、
この部屋をライフスタイルに応じて活用できれば、
より使いやすく、利便性に富み、
暮らしやすい住まいをつくることができます。

なので、この子ども部屋に関してもまた
固定概念に縛られず、
柔軟に考えてみてもらえたらと思います。

それでは、また次回。
vol.8合理的に考えるべき子ども部屋2.jpg

vol.7 寝室の適切な広さ

こんにちは。
本日のお家づくりコラムは「寝室の適切な広さ」についてです。

------
住宅展示場に行くと、
リビングはもちろん、
寝室もかなりゆったりとつくられているし、
普通に建てられているお家でも、
寝室は子供部屋よりも広めにつくられるのが一般的です。

そのため家を建てるにあたって
いくつか家を見て回っているうちに、

「どのお家も、寝室は広めに設計されている」
  ↓
「寝室は広めなのが普通なんだな」
「寝室は広めがいいんだな」
  ↓
「我が家も寝室は広めにしておこう」


となり、自然とゆったりとした
寝室をつくることが多いです。

しかし、家の床面積が増えれば
家のコストも高くなってしまうので、
できれば大きくする必要がない場所は、
最小限のサイズでつくることもおススメします。

------
例えば、寝室で多いのが10帖という広さですが、
そもそもこの広さがいったいどれくらいなのか
ご存知でしょうか?

感覚的にどれくらいとかじゃなく、
縦横それぞれ何cmずつあるのか
知っているかどうかということです。

10帖という広さは、
長手方向の有効寸法が4m42cmで、
短手方向の有効寸法が3m51cmなのですが、
これを知った上で考えていただきたいことが、
この部屋には一体何を置く予定なのかということです。

シングルベッドを2台並べるのか?
それともクイーンサイズのベッドが1台なのか?
それともダブルベッドを2台並べるのか?
それともベッドは置かず布団を敷いて寝るのか?

そして、もしベッドを置くとしたら、
それぞれのベッドのサイズを知っておくことも重要です。

一般的なサイズとしては、
シングルベッド=幅90cm、
セミダブルベッド=幅120cm、
ダブルベッド=幅140cm、
クイーンベッド=幅180cm、
といったところでしょうか。
(長さは全て2mぐらいです)

では、これらを踏まえた上で、
あなたはどのベッドを何台置く予定でしょうか?

ここで、仮にダブルベッドを
2台並べて置くとして考えてみると、
ベッドが占有するスペースは、
140cm×2台=2m80cmとなり、
どちらも長さは2mなので、
4m42cmー2m80cm=1m62cm、
3m51cmー2m=1m51cmとなり、
かなりの余白が部屋に出来ることになります。
vol.7寝室の適切な広さ1.jpg

では、寝室に隣接して
広々したウォークインクローゼットを
つくっていると仮定して考え、
そこに衣類も布団も雑貨も全て片付けられるとしたら、
あなたはベッド以外寝室に置くものはあるのでしょうか?

タンス?
おそらく持ち込まない人が多いだろうし、
持ち込んだとしても、
ウォークインクローゼットの中に
納めるよう設計しませんか?

ドレッサー?
おそらく化粧も洗面かリビングでするの
いらない場合が多いかと思います。
それならリビングや洗面に
それらを片付ける場所を確保しておく方が大事ですよね?

テレビ?
スマホを持つのが当たり前の今、
テレビも寝室には必要ないと思われます。
仮に必要だとしても、
壁かけにすれば全く場所をとりません。

そんなこんなで、
寝室は10帖も必要なく、
もっと削ることができるというわけです。
たとえダブルベッドを2台並べて置くとしても...です。
この部屋は、文字通り寝るだけの部屋なので、
寝ている時間以外ここで過ごすことがないでしょうしね。

仮に、6帖にすることができれば、
4帖(=2坪)家を小さくすることが出来るため、
平屋なら約120万円、2階建てなら約100万円、
これだけで建築コストをカットすることができます。

もちろん、資金的にゆとりがあり、
どうしても寝室は広いほうがいいとお考えなら、
そうする必要もありません。

でも、この浮いたお金分予算が削れるとしたら、
これを家以外の何かに使うことができるし、
あるいは、グレードアップや本当はやりたかったこと
(漆喰壁や塗り外壁、ステンレスキッチンなど)
に使うこともできます。

なので、たとえ他のみんなが、
当たり前にように広々と寝室をつくっていたとしても、
あなたにとってそれは必要ないと思ったら、
そんなの気にせず、必要な広さでつくってもらえたらと思います。

今回は、寝室に集中して話をさせていただきました。
ぜひ、参考にしてください!

それでは、また次回。
vol.7寝室の適切な広さ2.jpg

vol.6 光の種類と間取りの可能性

こんにちは。
お家づくりコラムvol.6は「光の種類と間取りの可能性」です。

------
前回、土地に合わせて家を建て
無駄な余白をつくらないことが、
外溝工事の予算を大幅に狂わせないために必要だと
お伝えしましたが...
これを実行するのは、
実はそう簡単なことではありません。

なぜなら、できるだけ敷地いっぱいに
家を建てようと思えば、
土地の日当たりの良し悪しに関係なく
建物を配置せざるをえないからです。

つまり、日当たりが悪い場所にも
部屋をつくってもいいですよとならなければ、
この実現は難しいということですね。


例えば、
すぐ南に家が建っている土地に家を建てる場合、
真夏以外はその敷地には日陰ができることになります。

それゆえ、一般的には日陰となる部分を避け、
直射日光が入る位置に家を配置します。
そして、できるだけ全ての部屋を南向きでつくります。

結果、必然的に2階建ての家が完成し、
かつ、敷地に余白がたくさんできることになります。

しかし、ここで立ち止まって
考えてもらいたいことが、
「全ての部屋の日当たりを
本当に良くする必要があるのか?」ということです。

まずは「寝室」です。
なぜなら、寝室は文字通り寝るだけの部屋なので、
太陽が昇っている時間に使うことがありません。

つまり、それなりに明るくはしたいものの、
そのためにわざわざ直射日光が入り続ける
南に位置させる必要はないのでは?ということです。

また「子供部屋」に関しても、
同じことが言えるのではないでしょうか。

子供たちは、平日の昼間は学校に行っているし、
休日も自分の部屋ではなく、
広々としたリビングで過ごすことが多いでしょう。

そして、やがて受験を迎え、
部屋で過ごすことが多くなったとしても、
直射日光が日中ずっと射し込む部屋では、
かえって勉強に集中しにくいのではないでしょうか。
vol.6 光の種類と間取りの可能性1.jpg

✔︎光は直射日光だけじゃない?

家づくりをする時に知っておくべきことが
『光=直射日光』だけじゃないということです。

例えば、北の窓からは
1日を通してずっと直射日光が入ってきませんが、
かといって北窓は暗いわけでもなければ、
むしろ日中ずっと安定した光を室内に採り込んでくれます。

また、家の中の壁を白くする理由は、
室内に入ってきた光を反射させ
家全体に拡散するためです。

この2つのことから言えることは、
光は何かに反射して拡散していくということなのですが、
この反射光をうまく使えば、
家全体に満遍なく光を届けることができます。

とはいえ、
カーテンで光を遮ってしまうと、
光が入ってくることもなければ、
光が拡散していくこともないので、
そもそも論として、
いかにカーテンがいらない窓をつくることができるかが
鍵にはなってきます。

しかし、光にはこの2種類があると
建てる前に理解しておけば、
どの部屋にどちらの光が必要なのかが分かるため、
部屋の配置に柔軟性を持たせることができると思います。

また、日陰にも部屋を配置することができるため、
わざわざ直射日光のために、
部屋を2階につくる必要もなくなり、
敷地をより有効活用できるようになります。

そして、外構工事のコストも落とすことも可能です。
同時に、1階が大きくなれば、
家の使い勝手もいいでしょうし、
将来的にもその方がいいかもしれません。

ということで、家を建てる前に
「光は直射日光だけじゃないよ」ということを、
ぜひ知っておいてください。

それでは、また次回。
vol.6 光の種類と間取りの可能性2.jpg

vol.5 家づくりの3つの基本

こんにちは。
お家づくりコラム、vol.5は「家づくりの3つの基本」です。

------
外構工事にかかるコストは、
建てる家や土地の状況によって大きく異なるのですが、
その相関関係をよく理解してないまま家づくりを進めてしまうと、
終盤で家づくりの予算が
大きく狂ってしまうことがあります。

結果、泣く泣く貯金を切り崩すか、
親に泣きついて援助してもらうか、
中途半端な状態で放置するか、
の選択を迫られることになるかもしれません。

後からそんな悲惨な状態にならないために、
外構工事のことまで考えて、予算、土地、家の計画を
立てていきましょう。

------
では今回は、外構工事の予算について、
知っておくべき3つのコトについて
お伝えしていきたいと思います。

どれも言われてみると
「確かにそうだよね」となるのですが、
案外気が付かないことが多いです。
この3つが原因で工事費用がかさんでしまうので、
ぜひこの機会に知っておいてください!
vol.5家づくりの3つの基本1.jpg

✔︎土地は広くしない!

当たり前のことですが、
土地を広くすればするほど外溝工事は高くなります。

なので、新たに土地を買うにせよ、
田んぼや畑を造成するにせよ、出来るだけ土地は小さくするほうがいいです。

ですが、いざ土地を探し出すと、
更地の状態の土地は狭く感じてしまい、土地を広げようとしてしまいます。

また、田んぼや畑を造成する場合は、
「せっかくなので広めにしておこう!」となりやすく、
意味なくだだっ広い土地をつくってしまいがちです。

結果、工事面積が広がり、
想定以上の工事見積もりが出てきて、
後からビックリってことになるわけです。


✔︎土地に合わせて家を建てる!

土地を広げすぎると
外構工事面積が広がるのと同じように、
土地に余白をつくりすぎるのも、
外構工事面積が広がる原因となります。

例えば、土地面積が60坪もあれば
充分平屋を建てることが出来るのですが、
多くの方が当たり前のように、
この広さの土地に総二階建ての家を建てようとします。

もし、30坪の平屋を建てれば、
外構工事面積は残りの30坪だけで済むのに、
ここに上下15坪ずつの2階建てを建ててしまったら、
さらに15坪分外構工事面積が増えることになります。

もっと酷いのは、
平屋を建ててもまだ余り過ぎるぐらい
広い土地であるにもかかわらず、
総二階建ての家を提案することです。

おそらく、これはそうした方が
家のコストが安くなるから
そういう提案をしているのだと思いますが、
そうすることによって、
安くなった家のコスト以上に
外構工事のコストがかかってしまうとしたら、
それって全く意味がないですよね。。


✔︎家と外構は必ずセットで考える!

最後に覚えておいて
いただきたいことがこれです。

例えば、大吉ホームで提案しているSIMPLE NOTEのお家。
見た目がよいため、庭に華美な装飾を加える必要もなければ、
防犯性とプライバシー性に配慮した住まいになっているので、
目隠しや塀や植栽などをする必要もありません。

結果、最低限の外構工事だけしておけばいいので、
工事費用も最小限に抑えられます。
vol.5家づくりの3つの基本2.jpg

いかがでしたか?

この3つを意識しながら
家づくりを進めていただければ、
家づくりの終盤に行う
外構工事の予算が大幅に狂うことは
まずなくなると思います。

結果、資金計画で決めた
予算から大きくかけ離れることなく
家づくりをやり遂げることができ、
スッキリした気持ちで後々暮らしていくことができます。

なので、これから家づくりをする方は
この3つの基本に従って
家づくりを進めていただければと思います。

それでは、また次回。

vol.4 三大出費のバランス

こんにちは。
お家づくりコラムvol.4は「三大出費のバランス」についてです。

------
お子さまが小学校に上がる前後のタイミングで
多くの方が家を建てられます。
この時、向き合って考えてもらいたいことが、
今後、どんな出費がどれくらい必要になるのか
ということです。

それらを把握していないまま家づくりをしたら、
確実に予算をかけ過ぎてしまい、
後から経済的に困窮してしまいます。

------
例えば、子供たちを
いい大学に行かせたいと思うなら、
早ければ小学校から、
遅くとも中学から
それなりに投資が必要になってくるし、
高校に入るとなおのこと投資が必要となってくるので、
それらの費用をどう捻出するかを
今のうちから考えておかないと、後から困ったことになります。

中学・高校になれば、修学旅行費もいるし...
カバンや靴、部活動にかける費用なども必要になるし...
それ以外でも洋服代やお小遣いもいりますね。

そして、その投資のピークは
大学の時にやってくるですが、
仮に県外の大学に進むとなれば、
学費の他に家賃・生活費・電気・ガス・水道代などが
必要となってくるので、
それこそコツコツとこの資金を準備しておかないと、
たとえ夫婦そろって働いたとしても
とてもじゃないけど所得だけでは
これらの支払いをするのは難しいでしょうし、
学資保険を利用したとしても、
充分な穴埋めは難しいのではないでしょうか。

vol.4三大出費のバランス1.jpg

✔︎資産形成は長期で考える

また、家を建てるタイミングというよりも、
今すぐから実践して欲しいのが
やがて働けなくなった時のための資産形成です。

年金支給がなくなることはないと思いますが、
働けなくなった後に
一体どれだけ年金がもらえるのか未知数だからです。

また、事故や病気のせいで、
思ったよりも早いうちから働けなくなってしまう可能性だって
ゼロではありません。

なので、今のうちから長期的にコツコツと積立し、
運用していくことが大事だと考えています。

資産運用は、長期になればなるほど
複利効果によって爆発的に
お金が増えていきますから。

------
そこで、オススメなのが、
以下の2つの制度を利用して、
お金を積み立てていくことです。

1つは「iDeCo」と呼ばれている
個人型の確定拠出年金です。
分かりやすく言うと、
会社に勤めている誰もが納めている
国民年金と厚生年金に上乗せして、
個人が納める年金です。

これがいい理由は、
掛け金が全額控除の対象になることです。」

つまり、年末調整で
納めた税金がいくらか返ってくるのですが、
例えば、年収が約500万円の人だと、
所得税の税率が10%、
住民税の税率も10%なので、
掛け金の20%が年末調整で返ってくる
というわけです。

言い換えるなら、
この年金を積立ていくだけで、
必然的に毎年20%ずつ
お金が増えていっているというイメージです。
運用によって増えるお金とは別でですよ。

そして、もう1つは「つみたてNISA」という制度です。

これは、先程の「iDeCo」とは違い、
所得控除になるわけではないのですが、
投資・運用によって増えたお金に対してかかる
約20%の税金が控除される制度です。
(iDeCoも同じく税金が控除されます)

それゆえ、これにも
限度額いっぱいまで積み立てていければいいのでは?と
思っています。
(IDeCoが月23,000円、つみたてNISAが月33,000円なので、
夫婦揃って上限まで掛けるなら毎月112,000円となります。)

------
いかがでしたか?

教育資金、老後資金について
お伝えさせていただいたのですが、
これに加えて、旅行や遊びにいくための積立も
必要かもしれません。

なので、家づくりをする時には、
こういったまだ見ぬ費用のことまで
ある程度想定した上で、
自分たちが毎月払っていくべき
返済額を導き出してもらえたらと思います。

それでは、また次回。
vol.4三大出費のバランス2.jpg

vol.3 理想の予算とその実現方法

こんにちは。
定期的に発信しているコラム。
vol.3は「理想の予算とその実現方法 」です。

------
今や共働きはごく当たり前となっていますが、
共働きであることを前提としても、
毎月のローン返済額は
ご主人様の手取りの30%以内で抑えるべきだと考えます。

仮に手取りが
30万円だとしたら9万円以内、
25万円だとしたら7.5万円以内、
20万円だとしたら6万円以内、
といった感じですね。

理由は、家という資産を持った以上、
資産を維持するためにはそれなりの費用がかかるため
その時に備えてコツコツと貯めていかないといけないし...
子供たちの進学の費用も
コツコツと貯蓄していかないといけないし...
働き続けるために自分への投資も怠ってはいけないし...
豊かな老後を過ごすために
長期積立投資もしていくべきだと思うからです。

そして、旅をしたり遊びに行くなど
非日常を体験するためには、
まとまった資金が必要になってきます。

つまり、こういった費用に
おそらく奥様の給料の大部分が
消えていくことになる可能性が高いので、
できるだけご主人様の収入の範囲内で
家づくりをした方がいいというわけですね。
理想の予算とその実現方法 1.jpg

------
とはいえ、そんな想いとは裏腹に、
無情にも建築コストは大幅に上がってしまったので、
これから家を建てる人は、
これまでの常識を一掃しなければ、
この作戦を実現するのが難しいのではないでしょうか。

例えば、ご主人様の手取りが25万円だとしたら、
設定する毎月のローン返済額は
7.5万円以内ということになりますが、
仮に35年返済でローンを組み、
1%の固定金利を選択したとしたら、
借り入れできる額は2,650万円となります。

そして、これに自己資金を合わせた額が、
家づくりにかけていい金額となります。
つまり、貯金の一部と親からの援助を
足した金額が300万円だとしたら、
合計2,950万円が総予算というわけですね。

では、土地と家と庭以外に250万円かかるとしたら、
あなたは残りの2,700万円で
いったいどのような選択をすべきなのでしょうか。

土地がない場合、どこで買うべきなのでしょうか。
どれくらいの予算を土地にかけるべきなのでしょうか。
そもそも土地を買わず、
実家の余った土地に建てさせてもらうべきなのでしょうか。

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まずは、ここから夫婦で話し合って
よく考えて決断しなければいけません。

この場合、個人的には土地を買うとしたら、
土地の予算を500万円以内に抑えるべきだと思います。
そして、庭に50万円、家に2,150万円
という予算設定をします。

理由は、子育て世代の家族が
不便なく暮らしていくための家を建てようと思えば、
家にはこれくらいの予算が必要だからです。

とはいえ、この予算で建てられるお家は、
周りの人に比べて大きなお家ではありません。
むしろ面積だけを聞くと「えっ?」と驚く広さでしょう。
周りの人よりも部屋数も少なくなるでしょうし、
一つ一つの部屋も少しずつコンパクトになるでしょう。

ゆえ、あなたが家に多くを望むのだとしたら、
土地は買わず実家に余っている土地に建てる
という選択肢をオススメします。

そうすれば、土地を買うよりも
土地にかける予算を抑えることができ、
もっと家の予算を増やすことができますからね。
理想の予算とその実現方法 2.jpg

✔︎最悪の選択肢とその理由

家づくりをする上で
最も取って欲しくない行動は、
予算の枠を大幅に超えてしまうような
土地を買おうとしたり、家を建てようとすることです。

もちろん、共働きであれば
土地と家の予算を両方増やしたとしても、
ローンも組めるし、
たちどころに返済が苦しくなるわけでもないと思います。

しかし、その上がった予算を
奥様の収入から補填するとなれば、
必然的に先程あげた費用のどれかを
削らなければいけなくなります。

500万円予算が上がったら毎月1.5万円分、
1,000万円予算が上がったとしたら毎月3万円分、
何かを削らないといけないというわけですね。

仮に「つみたてNISA」を利用した
長期積立投資の掛け金を削ることになったとしたら
35年後には2000万円〜3000万円ぐらい
持っているお金に違いが生じているかもしれません。

なので、先行きが不透明な
これからの時代に備えていくためにも、
まずは家づくりの予算を
ご主人様の収入だけでやっていけるくらいに設定すること、
そしてその予算の中で、どんな家づくりができるかを
自らの選択肢と照らし合わせて、
これまでの常識や周りの意見に振り回されることなく
冷静にじっくりと考えてみていただければと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
それでは、また次回。

vol.2 家と土地と固定概念と

こんにちは。
定期的に発信しているお家づくりコラム。
本日のテーマは「家と土地と固定概念と」です。

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家はたとえ同じ面積でも
形によって価格が異なります。
また、縦横のバランスによっても価格が異なります。

例えば、工事面積が120㎡の平屋を建てる場合でも、

縦12m×横10mの家と
縦15m×横8mの家と
縦20m×横6mの家とでは、

壁の施工面積が異なることから、
建築コストも違ってきます。

縦12mの場合、外周の長さは44mですが、
縦が15mになると外周の長さは46mになり、
縦が20mになると外周の長さは52mになるからです。

つまり、縦横の比率が崩れるほど
家のコストは高くなるというわけですね。

建築コストを抑えるためには、
縦横の比率を限りなく同じにできる
土地を選べばいいのですが、
では、仮にあなたが建てたい家が、
12m×10mの平屋だとしたら、
一体どんな土地を選べばいいのでしょうか?
家と土地と固定概念と1.jpg家と土地と固定概念と2.jpg

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✔︎必要な土地の広さの求め方

間口が10mの家を建てるとしたら、
車置き場に奥行き約5.5m、
それ以外の建物の周囲に
それぞれ通路として1m確保したとして、
間口12m(通路1m+家10m+通路1m)
奥行き18.5m(通路1m+家12m+車5.5m)
が必要となります。

つまり12m×18.5m=222㎡
(約67坪)の土地が必要だということですね。

また、建物の間口を12mにした場合、
土地の間口が14mで奥行きが16.5mとなり、
231㎡(約70坪)の土地が必要だということになります。

なので、あなたが120㎡の平屋を
建てたいとお考えだとしたら、
67〜70坪あたりの広さで土地を探せば、
なんの問題もなく建てられるということになります。

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✔︎土地の向きはどの方向がいいのか?

では、土地の向きは一体どれがいいのでしょうか?
南向きがいいのか?
あるいはそれ以外でもいいのか?という話です。

先程、土地の面積を試算した時に、
車を置くところ以外の方向は全て
ほぼ敷地いっぱいに配置しました。

となると、車を置く方向が南であれば、
問題なく家の中に光を採り込めそうですが、
それ以外の方向の場合、
隣接して家が建っているとしたら、
家が暗くなってしまいそうな気がしますよね?

なので、みんな安定した日当たりを求めて
南向きの土地を選ぼうとします。

ですが、南向きの土地で、
南面に採光のための大きな窓をつけてしまったら、
一体どうなるでしょうか?

家の中が丸見えになってしまうので、
確実にカーテンが開けられない家になってしまいます。

結果、家の中は場所によって明るさにムラが出来るし、
南向きであるにもかかわらず、
朝から照明なしでは過ごせなくなってしまいます。

でも、南以外の方向を選んだ場合、
そもそも南の窓から光を採り込めなさそうなので、
そうなるよりはマシだと感じる方も少なくないと思います。

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✔︎採光のカギは南の建物との距離

南向きの土地以外で
先程お伝えした平屋を建てる場合、
リビングを南に配置してしまうと、
確実に家の中に光が入ってこなくなります。

この考え方で平屋を建てる場合、
リビングにたっぷりと光を入れるためには、
近隣の建物から十分離れたところに
リビングを配置するという手段を取ります。
中庭を設けながら。

この手段を取ることが出来れば、
土地の日当たりにこだわる必要がなくなり、
土地選びの自由度が格段に増します。

かつ、土地価格をグンと抑えることが出来ます。

日当たりが悪そうな土地は
そもそも価格が安めに設定されているし、
価格交渉もしやすくなるからです。

なので、こういった家の建て方があることも
ぜひ知っておいてもらえたらと思います。
これが、土地と建物と外構にかかるコストを
最大限に抑えながら
平屋を建てる最良の手段ではないでしょうか。


ここまでお読みいただきありがとうございました。
それでは、また次回~。

家と土地と固定概念と3.jpg

vol.1 玄関「通り抜け動線」メリット・デメリットを知ろう

こんにちは。
大吉ホームのブログをいつもお読みいただきありがとうございます!
今後、定期的にお家に関するコラムを書いていこうと思います。

本日のテーマは
『玄関の通り抜け動線メリット・デメリットを知ろう』です。

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家づくりをするほとんどの方が、
玄関脇に大なり小なりの
土間収納(シューズクローゼット)をつくりますが、
そうするとやりたくなるのが、
土間収納から玄関ホールへと通り抜ける動線づくりです。

家族が靴を脱ぎ履きする場所を
玄関と別にすることによって、
玄関をいつもスッキリさせておくためです。

しかし、一見便利そうに感じるこのアイデアも、
実は2つのイライラをつくりだす
原因になってしまうかもしれません。

つくる前にデメリットも考えてみましょう。

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まず1つ目が、
「靴を脱ぎ履きする場所が狭すぎて
朝の混雑時にイライラする問題」です。

つまり、せっかく家を建てたのに、
結局アパートで暮らしていたときと
何ら状況が変わらないということですね。

土間収納には棚がある分、
どうしてもホールに上がる幅が
狭くなってしまいます。。

ましてや、この土間収納に
冬のアウターを吊っているとしたら、
その袖のかさばりのせいで、
家族玄関が圧迫され、
なおのこと狭々しく感じるかもしれません。

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そして2つ目が、
「思ったより荷物が置けない」ということです。

通り抜けしなければいけないということは、
イコールそこに全く荷物が置けないということです。
通路を確保しなければいけない分、
必然的に収納量が減ってしまうというわけですね。

そして、やがて家族の成長とともに
荷物はどんどん増えていくのですが、
そうなると、

とてもじゃないけどその棚だけでは荷物が収まらなくなり...

いつの間にか来客用玄関で靴の脱ぎ履きをするようになり...

家族用玄関はスッカリ物置と化し...

通り抜けできなくなるかもしれません。



✔︎「通り抜け動線」はコストがかさむだけ?

今までご説明してきた状況になりそうな方は、
通り抜け動線をやめたほうが、
家のコストも安くなるし、玄関の空間も広く使えるかもしれませんね。

通り抜け動線を考えている方は、
ご自分の荷物量と
実際の暮らしを想像してみた上で、
つくるかつくらないかを判断してくださいね。

それでは、また~。

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