vol.9 コストを下げる打ち手も知る

こんにちは。
お家づくりコラム。本日のテーマは「コストを下げる打ち手も知る」です。

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家のコストを最も左右するのは家の面積ですが、
これは、みんなができるだけ広くつくりたいと思っている
リビングダイニングキッチン(LDK)も例外ではありません。

つまり、リビングダイニングキッチンも
広くつくればつくるほど
それに連動して家の価格が高くなるということです。

となると、
①家の価格が高くなる、か、
家の価格が高くなるのが嫌であれば、
②高くならないようにLDKを削る
③LDKを削るのが嫌なら、別のところを削る
の3つのうちのどれかを
選択していただくことになるのですが、
あなたならどの選択をされるでしょうか?

では、具体的に数字を当てはめて
考えてみましょう。
LDKの広さは
16帖でもいいのかなと思っていますので、
独断と偏見で、この広さを基準として、
数字を当てはめていってみます。
(対面式のキッチンに、4〜6人掛けのダイニングテーブル、
そして3人掛けのソファーがいい感じで収まるのがこの広さです。)

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✔︎①の選択の場合

例えば、あなたがLDKを
20帖でつくりたいとお考えだとしたら、
4帖家が大きくなるということになります。

となると2坪家が大きくなるのですが、
そうなれば約120万円家の価格が高くなります。

なので、それでもLDKを大きくしたい
とお考えであるとしたら、
かつ、そうすることが
予算的にも全く問題ないのであれば、
そうした方がいいでしょう!

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✔︎➁の選択の場合

他方、LDKは広くしたいけど、
それに逆行して予算は削らなければいけないとしたら、
LDK以外で削れるところがないか
考えてみて欲しいのですが、
それが難しいとしたら、
余分に広くつくろうとしている
LDKを削らざるをえなくなります。

つまり、20帖ではなく16帖でつくるということです。

この場合、そうするかしないかを判断する基準は、
LDKに置こうと思っている家具のサイズが
16帖になったとしても問題ないかどうかです。

例えば、L型の大型のソファーを
リビングに置きたいとお考えであれば、
もしかしたら、
ダイニングとリビングの間に
全くゆとりがなくなってしまうかもしれないし、
ソファーを置かないのであれば、
そうしていただいても全く問題はないでしょう。

なので、LDKの広さを決める基準として
どんな家具を置こうと思っているのかと
そのサイズ感を把握してもらっておくと
どうするかの判断がよりつきやすいかと思います。

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✔︎③の選択の場合

LDKは広くつくりたい...
でも予算は上げたくない...
おそらく、こうお考えの方が大多数ではないでしょうか。

ここで大半の時間を過ごす
と言っても過言ではないことから、
できるだけ開放感のあるLDKにしたいと
思うのは当たり前の感情です。

例えば、
10帖にしようと思っていた寝室を6帖にすれば、
コストを増やすことなく
LDKを広くつくることができます。

あるいは、6帖にしようと思っていた
子ども部屋を4帖半にすれば、
そして子ども部屋が2部屋だとしたら、
わずかなコストアップで
LDKを広くつくることができます。

壁面を有効利用して収納をつくれば、
床面積を減らしながらも
よりたくさんのモノが片付けられる
収納にすることができるし...
そもそも平屋にすれば、
階段分面積を削ることができるし...
廊下をなくすことができれば
部屋も収納も縮めずとも
面積を縮めることができます。

なので、どうしてもLDKを
小さくしたくないという方は、
これらをバランスよく採用することによって、
コスト調整していただければと思います。
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✔︎最後にまた違った意見を...

①~③までと違った意見になりますが、
「LDKも小さくしながらそれ以外の所も削る」
というまた別の選択肢もあります。

家にお金を掛けすぎるよりも
もっと別のことにお金を掛けるという考え方もいいでしょう。

例えば、この選択をすることによって
240万円コストが下がったとします。
ローンの利息も含めると
300万円お金が浮いたことになるのですが、
そうなれば家族で旅行に行く回数が増えるし、
旅行プランもより良いものにでき、
思い出づくりや子供たちに貴重な体験価値を
与えることもできます。

また、そのお金を老後のための
資産運用に回すことができれば、
これからの暮らしの不安を
少しでも和らげることもできますね。

もちろん、せっかく建てるんだから
妥協したくない気持ちも分かりますし、、
SNSやインターネットの普及によって
かつてないほど広告にまみれた世界に生きているため、
その誘惑に負けてしまうのもある程度は仕方ないと思います。

ですが、35年という長期間
負債を背負ってしまうのが家づくりでもあるため、
未来とも向き合った上で予算を考えるべきだと思います。

これから家づくりをしようと思っている方も、
今まさに家づくりをしている方も、
コストが上がることばかりじゃなく
コストを下げるための知識も、
同時に身に付けていっていただければと思います。

それでは、また次回。
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