vol.110 住宅ローン金利の仕組みと今後の金利動向

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「住宅ローン金利の仕組みと今後の金利動向」です。

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昨年12月、日銀が誰もが予想してなかったタイミングで
「長期金利」の利上げをし、
その後も「長期金利」はジワジワと上昇し続けています。

これを受けて、
長期金利に連動する住宅ローン金利が上昇傾向にあるのですが、
果たして住宅ローン金利は今後どのようになっていくのでしょうか。

というわけで今回は、
これから家を建てたいなーとお考えの方が
最も気になっていることであろう
「住宅ローン金利」について
お伝えしていきたいと思います。

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✔️住宅ローン金利はどうなるのか?

今回の日銀の利上げによって
全ての住宅ローン商品の金利が上がるのかというと
決してそんなことはありません。
変動金利と固定金利では
金利を決定する要素が違うからです。

変動金利は、
銀行が融資に問題がないと判断した
信用力の高い優良な企業に融資をする際に
適用される返済期間1年以内の金利を
参考にして決定するのに対し、
固定金利は「長期金利」を参考にして決定するからです。

つまり、現在金利が上がっているのは
長期金利を参考にして決定される
固定金利だけというわけですね。

具体的な商品としては、
フラット35をはじめとして
各銀行が取り扱っている全期間固定型の住宅ローンが1つ。
そしてもう1つが、当初の10年間だけ金利が固定される
いわゆる「10年固定」と呼ばれている住宅ローンです。

もちろん固定金利が上がれば、
少なからず変動金利も影響を受けて上がりやすくなるのも
また一つの事実ではあるものの、
まー、今の状況だと変動金利が上がることは
しばらくの間ないと思うので、
すでに住宅ローンを変動金利で組んでいる人が
返済が苦しくなるということはまずあり得ません。


✔️これから家を建てる人はどうするべきか?
長期金利の利上げに伴って
全期間固定型の住宅ローンと10年固定の住宅ローンは
すでに上昇してしまいましたが、
全期間固定型を選んだ方が安心できると考えています。

これから先、インフレや金利の動向が
どうなるかは誰にも分からないし、
仮に変動金利の金利が上がるような状況になった場合、
それから固定金利に借り換えしようとしても
商品の性質上、変動金利が上がる頃には
固定金利はずいぶん上がっている可能性が高いからです。

借り換えは、たとえ金利が下がり返済負担が下がるとしても
都度、手数料や登記代といった余分な手数料がかかることになるし、
団体信用生命保険への加入が必須となるので、
健康状態にも左右されますしね。

そんなわけで、
そんな心配や煩わしい手間がかからない全期間固定型の商品を
選んでおいた方が安心と思っている次第です。

もちろん、金利が高くなれば
多少なりとも返済負担は上がるし、
全期間固定金利を選んだ場合は
借入時に余分な手数料がかかってくるので、
これから家を建てようとお考えの方はそれらも考慮した上で
変動金利と比べて、予算計画を立てるようにしていただければと思います。

それでは、また次回。
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