【3月】各種イベントのお知らせ

こんにちは。
大吉ホームでは、
毎月お家づくりに関する相談会・勉強会を開催しています。

イベント案内よりWeb予約が可能となっておりますので、
お気軽にお申込みください。

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"つくりたいのは自然素材をたっぷり使った健康住宅"
お家づくり相談会

長い時間を過ごす家は、住む人の健康にも大きな影響を与えます。
最近よく聞かれるようになった「シックハウス症候群」。
シックハウス症候群とは、
住宅の建材や接着剤などに含まれる化学物質などに反応して起こる体調不良のことです。

新築に住み始めてから突然体調不良に襲われる...
怖いですが、シックハウス症候群は誰にでも起こりうることなのです。

そこでDaikichi-homeでは、
ご家族の健康を一番に考えた「自然素材にこだわる家」づくりを行っています。
肌に触れるところはすべて自然素材を使用。
床、建具、階段は本物の木材。
壁は、珊瑚の漆喰や珪藻土、薬品使用していない織物の壁紙などから選ぶことができます。
もちろんボンドは使わず、天然の糊を使用しています。

ご家族の「笑顔」と「健康」を守る家づくり。
健康住宅で安心・安全な生活を送りましょう。

【開催日時】
<横須賀本社>
3/2(木)・3/3(金)・3/4(土)
3/5(日)・3/6(月)・3/9(木)・3/10(金)・3/11(土)
3/12(日)・3/13(月)・3/16(木)・3/17(金)・3/18(土)
3/19(日)・3/20(月)・3/21(火)・3/22(水)・3/23(木)・3/24(金)・3/25(土)
3/26(日)・3/27(月)・3/28(火)・3/29(水)・3/30(木)・3/31(金)
開催時間 10:00~/12:00~/14:00~
※日時は変更になる可能性があります。

<仙台支店>
3/1(水)
3/7(火)・3/8(水)
3/14(火)・3/15(水)
開催時間 10:00~/12:00~/14:00~ 
※日時は変更になる可能性があります。
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お家づくり相談会
新築はもちろんのこと、リフォームやリノベーションをお考えの方も大歓迎です。
お客様に合わせたプランをご提案いたします。
対面だけでなく、Zoomを使ったオンラインでのご相談も受け付け中です。


【開催日時】
<対面での相談会>
毎週土日 10:00~/12:00~/14:00~
横須賀本社 or 仙台支店 事務所内

<オンライン相談会>
土日を含め毎日開催 10:00~/12:00~/14:00~
※不定期でお休みとなる場合がございます。
ホームページ上のご予約ページをご確認ください。

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☆ご予約は2時間帯で1組様とさせていただきます。
☆奥様一人でも安心してご来場いただけるようスタッフ一同心掛けています。
☆駐車場&キッズスペースもあるので安心です。
☆相談会・勉強会への参加は無料です。

大吉ホームでは、お客様の夢や想いを大切にし、
ステキがたくさん詰まった理想の家づくりをお手伝いします。

【大吉ホーム】自然素材をたっぷり使った健康住宅_02.png

vol.29 提供すべき品質以外の2つの価値

こんには。
お家づくりコラム、本日のテーマは「提供すべき品質以外の2つの価値」です。

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以前に比べると、
平屋を建てる人が増えているようですが、
求められているニーズからすると
これは意外でもなんでもなく
ごく当たり前の事実だと思います。

というのも、
家が満たしておくべき
安全・快適・便利の3つの条件を
天然で満たすのが平屋だからです。

「安全」という点では、
=耐震と考えると、
当然重心が低い方が、
大きな地震の時はもちろん、
強風の風圧抵抗や
重量車両通行による振動も受けにくくなるし、

「快適」という点では、
=家の中の温度差と考えると、
当然、階層が分かれてない方が、
温度差が生まれにくいし、
かつ、家をコンパクトにすれば、
なおのこと快適に過ごしやすくなります。

また「便利」という点では、
=家事や掃除の楽さと考えると、
上下を行き来する必要がなく、
同じフロアで作業出来る平屋は、
動線の工夫なんてしなくても
十分便利な住まいではないでしょうか。

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✔︎住宅会社が提供する価値

先程お伝えした
安全・快適・便利の3つは
私たち住宅会社が
例外なくすべての方に提供すべき
最低限の要素なのですが、
私たち住宅会社がすべきことは、
これらを当たり前のように
提供するとともに、
別の付加価値をお客さんに
提供することだと思っています。

そして、付加価値に関しては
各社考え方が違うものだと思いますが、
大吉ホームが考える付加価値は以下の2つです。

1:暮らしの豊かさ

自分が心底気に入ったモノを
手に入れることができれば、
とっても心が豊かになります。

想像してみてください。
出かける時、そして帰ってきた時、
美しい我が家を見た時の感情を。

想像してみてください。
空を眺めながら過ごす優雅さを。
カーテンがなく自然の光に包まれた明るく
開放感に満ちた心地よい時間を。

想像してみてください。
星空と月明かりの下、
人の目を気にすることなく
外で食事が楽しめる楽しさを。
家に居ながらアウトドア気分が味わえる贅沢さを。

ここでするバーベキューはもちろん、
きっと朝マックやカップラーメンを
ここで食べるだけでも、
幸せを感じていただけると思います。

これらが、私たちが
あなたにぜひ提供したい価値です。
vol.29提供すべき品質以外の2つの価値1.jpg

2:経済的な豊かさ

そして、私たちがもう1つ
提供すべきだと思っている価値が、
建てた後の経済的な豊かさです。

具体的には、家を建てた後も、
時々は外食したりお出かけしたり、
旅行に行けるゆとりを持ちながら家を建てること。
かつ、しっかりと貯金できるような
ゆとりを持ちながら家を建てることです。

この2つが充たせる範囲内で予算を設定し、
家を建てるべきだと思っており、
そのつもりで資金計画を行います。。

なので、うちの資金計画では、
他社では言われないような耳が痛いことを
お聞きすることになるかもしれません。

また、現実を知ってしまうことで、
気分が落ち込んでしまうかもしれないし、
思ってもみないような提案を
受けることになるかもしれません。

しかし、この経済的な豊かさは、
とっても大事なことなので、
真摯に向き合って、
無理なく家づくりを行ってくださいね。

それでは、また次回。
vol.29提供すべき品質以外の2つの価値2.jpg

vol.28 単独名義と共有名義

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「単独名義と共有名義」です。

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家を建てるにあたって、
名義は単独の方がいいのか?
それとも夫婦共有にすべきなのか?
で悩まれている方もいらっしゃると思います。

基本は単独名義をオススメしているのですが、
事情によっては共有名義に
せざるを得ない場合があるのと、
共有名義にした方がいい場合があるので、
今回は、この2つの場合について
お伝えしていきたいと思います。

では、まずは
共有名義にせざるを得ない場合
からお伝えしていきますね。
vol.28単独名義と共有名義1.png

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✔︎収入合算が必要な人

仮に、家を建てるにあたって
銀行から3000万円を借りたいとしても、
ご主人さまの年収が400万円以内では、
基本、銀行から満額を借りることはできません。

銀行が貸してくれる限度額は、
年収の5~6倍程度だからです。
(常識的にもこの範囲を超えてお金を借りるのは、
ローン破綻の可能性を高めるだけです。)

それゆえ、この場合、
奥さまが働いているとしたら、
奥さまの収入も合算して
ローンを申し込まざるを得なくなります。

結果、奥さまも名義人になるというわけですね。
(名義を入れなくていい場合もありますが、
住宅ローン控除のコトも考えると
名義人になった方がいいです。詳しくは後ほど。)

では、続いて
共有にした方がいい場合について
お伝えしていきますね。

------
✔︎住宅ローン控除を最大に使い切る

例えば、
住宅ローン控除の対象となる金額が3500万円で、
ご主人さまの年収が400万円、
奥さま年収が200万円だとしたら、
ご主人さまの持分を3分の2、奥さまの持分を3分の1、
にすると、住宅ローン控除の枠を
いっぱいまで使い切ることができます。

では、ご主人さまの所得税を8万円、
住民税を16万円、
奥さまの所得税を4万円、
住民税を8万円と仮定して、
簡単に計算していってみましょう。

1年目の年末の借入残高を
3430万円とし、毎年70万円ずつ
借入が減っていくと仮定すると、
このご夫婦が受けられるローン控除額は、
1年目:24.01万円
2年目:23.52万円
3年目:23.03万円
4年目:22.54万円
5年目:22.05万円
6年目:21.56万円
7年目:21.07万円
8年目:20.58万円
9年目:20.09万円
10年目:19.6万円
11年目:19.11万円
12年目:18.62万円
13年目:18.13万円

となるのですが、
仮にご主人の単独名義で借入をしてしまった場合、
この恩恵を上限いっぱいに受けることができません。

今後13年間、
ご主人さまの給料が変わらないとしたら、
受けられる控除のマックスは
所得税8万円+住民税13.65万円を
合わせた計21.65万円だからです。
(住民税は控除の上限は13.65万円です)

つまり、13年のうち、
最初の5年間は控除枠を使い切れていない
というわけですね。

一方で、ご主人さまの名義を3分の2にし、
奥さまの名義を3分の1入れてみると、
1年目から上限いっぱいまで
使えることになります。
以下、1年目の計算式です。

1年目の借入残高の0.7%=24.01万円
(↓控除可能な所得税と住民税の合計額↓)
ご主人さま:24.01万円×3分の2=約16万円
奥さま:24.01万円×3分の1=約8万円

(↓返してもらえるお金の上限↓)
ご主人さま:8万円+13.65万円=21.65万円
奥さま:3万円+6万円=9万円

そんなこんなで、共有名義にし、
持分比率さえ間違えなければ、
住宅ローン控除の恩恵を最大まで
引き出すことができるというわけですね。

------
✔︎予算設定の基本

この2つに該当する場合は、
夫婦で住宅ローンを申し込むことになるのですが、
忘れてはいけないのが、
自分たちの収入とバランスが取れないような借入は
絶対にしてはいけないということです。

ここで、この話をすると長くなるので
今回は割愛しますが、
これからの暮らしのことを考えると、
銀行から借りてもいい額は、
年収をベースで考えるとしたら、
ご主人さまの年収の6倍までに
とどめておくべきだと思います。

400万円としたら2400万円だし、
500万円だとしたら3000万円だし、
600万円だとしたら3600万円ですね。

これを超えて借り入れするのは、
これからの不確実で不安定な社会の中では、
かなり危険だと思っています。

なので、できれば
収入合算しなくていい範囲で、
家づくりをしてもらえたらと思います。

建築コストが上がってしまった現在、
これは難しい話かもしれませんが、
できるだけこれを心がけながら
資金計画してもらってくださいね。

それでは、また。
vol.28単独名義と共有名義2.jpg

vol.27 短期的思考と中長期的思考

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「短期的思考と中長期的思考」です。

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家を建てれば、
隣近所に気をもむことなく
子どもたちをのびのびと
遊ばせることができます。

また、自分の部屋が持てることに
きっと大喜びすることでしょう。

そして、子どもたちが喜ぶ姿を想像すると、
なおのこと家を建てることに
ワクワクしてくると思いますが、
家を建てる時は、
子育て中のことだけじゃなく、
子育て後のことまで見据えて、
間取りを考えなければいけません。

言い換えるなら、子どもたちは
やがて家を出ていく可能性が高いので、
そうなった時に備えて、
子ども部屋は使い勝手よくつくっておいた方がいい
というわけですね。

では、これからの暮らしを
時系列で考えてみた上で、
子ども部屋はどうつくるのがベターなのかを
一緒に考えていきたいと思います。
vol.27短期的思考と中長期的思考1.jpg

------
✔︎子どもたちが小さいうち

多くの方にとって家を建てる時は、
おそらく子どもたちが小さい時だと思いますが、
では、小さな子どもたちにとって使いやすい部屋とは、
一体どんな部屋なのでしょうか。

例えば、一般的に
子ども部屋は2階につくられることが多いですが、
残念ながら小さな子どもたちは
2階にある自分の部屋を全く使いません。
小さな子どもたちは
親から離れた場所で過ごさないからです。

となると、子どもたちのおもちゃや絵本などは、
自分たちの部屋ではなく、
リビング周辺に置かざるをえないか、
あるいは、それが嫌なら
1階にもう1つ部屋か大きな収納を
つくらざるをえなくなります。

結果、前者の場合、
リビングが片付かなくなり、
イライラしながら過ごすことになるかもしれないし、
後者の場合、家づくりのコストが跳ね上がり、
ローンに負荷がかかってきます。

一方で、子ども部屋を1階につくると
余分な部屋も余分な収納もつくる必要がなくなります。
子どもたちが自分の部屋を使いやすくなるからです。

結果、家づくりのコストを抑えやすくなる上、
リビングが片付きやすくなり、
いつもスッキリした家を保ちやすくなります。

つまり、友達が突然やってきても
焦ることなく迎え入れることができるし、
散らかった部屋にイライラしながら
過ごす可能性も圧倒的に低くなるというわけですね。

そんなこんなで、
子育て期間中にフォーカスすると
子ども部屋は1階につくる方が
ベターだというわけです。

------
✔︎思春期を迎えたとき

では、子どもたちが成長し、
思春期を迎えたときはどうでしょうか。
この場合、子ども部屋が1階だと、
子どもたちのプライバシーが
低くなりそうな気がしますよね。

子どもとて、それなりの歳になれば、
親との距離を取りたくなるものなので。

自分たちの昔のことを思い出してか、
この時期に備えて子ども部屋を2階につくるのが
当たり前になっていると思いますが、
実は、間取りのつくり方次第で
1階に子ども部屋をつくりつつも
それなりにプライバシーをとることもできます。

なので、この時期のことが
どうしても気になる方は、
その旨をお伝えいただければと思います。

この時期に最もフォーカスすると、
幼少期はもちろん、これから説明する将来にも
困ったことが起きやすくなってしまいますからね。

------
✔︎歳をとってから

子どもたちが出て行った後は
夫婦2人だけの生活がずっと続くことになります。

そして、時が過ぎ、
やがて誰もが年寄りとなるのですが、
この家でずっと暮らし続けていく以上、
これも想像しておかないといけません。

では、子ども部屋も寝室も2階にある
2階建ての家を建てた場合、
数十年後どのような暮らしになるのでしょうか。
おそらく2階は全く使わないと思いませんか。

また、健康ならまだしも、
やがて足腰が弱ったり事故などで
体が不自由になってしまったら
どうなるのでしょうか。

日常生活で支障なく暮らせるように
部屋を増築せざるを得なくなりますよね。

そんなこんなで、
老後のことを想像してみると、
子ども部屋を1階につくっておく方が
いいというわけですね。

使わなくなった子ども部屋を、
部屋や収納として使えば、
わざわざ貴重な老後資金を捻出して
増築する必要ありませんからね。
vol.27短期的思考と中長期的思考2.jpg

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✔︎家づくりに必要な柔軟な思考

このように考えてみると、
子ども部屋って2階につくるより、
1階につくった方がいいかなとか、
1階につくるのもありかな
と思っていただけたのではないでしょうか。

これはあくまで一例ですが、
実は、家づくりには子ども部屋の考え方のように、
なぜか勝手に決めつけてしまっている
セオリーというのもがいくつもあります。

そして、それらは家づくりの範囲を大幅に縮め、
かつ暮らしにくさをつくりだす原因になっていたり、
コストがかさむ原因になっていたりします。

なので、人から聞いた話を鵜呑みにし、
そのままを実行するのではなく、
こういった視点でも考えた上で、
家づくりをしていただけたらと思います。

それでは、また次回。

vol.26 住宅の現状と予算計画のアップデート

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「住宅の現状と予算計画のアップデート」です。

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建築価格が急上昇した現在、
これから家を建てる人が心がけておくべきことは
これまでの価格を基準に考えないこと、
そして、同じ予算で建てるためには、
家のサイズを抑えなければいけないということ、
ではないでしょうか。

では今回は、
これからはどのように家づくりをすべきなのか
考えていきたいと思います。
vol.26住宅の現状と予算計画のアップデート1.jpg

年収400万円の夫と年収200万円の妻の
共働き世帯が家を建てると仮定して、
世帯年収600万円のご夫婦の場合、
どのように考えたほうがいいのか
述べていきたいと思います。

まず、この世帯の手取り収入を
毎月に換算するとざっと36万円ぐらいになるのですが、
このうち奥さまの収入は
できるだけ多く「貯金」していくことが望ましいと考えています。

なぜなら子どもたちの教育資金、
家の維持管理費用、やがて必要となる増改築資金、
老後資金の積立など、
これから先に向けて準備しておくべき費用が
たくさんあるからです。

そんなわけで、
ご主人さまの収入の範囲内で
実現できる家づくりを行うことが
ベストではないでしょうか。

具体的には、毎月の返済額は
手取り金額の3分の1以内、
つまり、手取りが24万円だとしたら
8万円になりますね。

------
✔︎8万円の返済でできる家づくり

では、毎月の返済額8万円では、
どのような家づくりができるのでしょうか?
頭金もなくて、固定金利という選択肢が
もっとも現実的な場合で考えていってみましょう。

この場合、銀行から借りられる金額は、
2850万円前後となります。
その予算の中で、
土地を買い、家を建て、外構工事をし、
諸経費を払わなければならないのですが、
冒頭でお伝えしたように、
家だけで2000万円を超えるのが
当たり前となりつつある今、
土地を買い、家を建てるのは、
なかなか現実的なことではありません。

外構工事と諸経費を合わせると、
ざっと300万円~400万円ほど
かかりますしね。

そんなわけで、
仮にそれぞれの実家に
土地があるとするならば、
ありがたくそれを使わせてもらうことを
まずは検討すべきかもしれません。

とはいえ、どうしてもそれは嫌だ
という方もいるでしょうし、
そもそも、そんな土地がないため
絶対に買わないといけないという方もいるでしょう。

では、そんな方はどうすべきなのか?
この場合、考えるべきことは、
まず家をコンパクトにすることです。
かつ、住むエリアにこだわらないこと
そして、土地の形や広さ、道路の向きにもこだわらないことです。

さらに、それでも家の予算はオーバーすると思われるので、
車にかけるお金も圧縮したり、
これにプラスして収入を上げる方法を
夫婦で話し合って具体的に考えるといいと思います。

奥さんの収入を増やす方が現実的だとしたら、
家事や育児の分担を変えたり、
ご主人の収入を増やす方が現実的だとしたら、
負荷をかけてもっと働くといった感じで。

これらのことを全て踏まえた上で、
家づくりの予算を計画してもらえたらと思います。

それでは、また次回。
vol.26住宅の現状と予算計画のアップデート2.jpg

vol.25 一戸建ての修繕積立金

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「一戸建ての修繕積立金」です。

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分譲マンションを買った場合、
住宅ローンの返済とは別に、
共有スペースの維持管理費用として
「管理費」が必要になるのと、
やがて必要となる外壁の修繕や
エレベーターの故障などに備えて
「修繕積立金」が必要になります。
(駐車場代も別にかかります。)

分譲マンションの購入時には、
単純にマンションの価格だけを
見ればいいわけではなく、
これら別途費用のことも考慮した上で
検討しなければいけません。

一方で、一戸建てを買う場合は、
そもそも管理費も必要なければ、
駐車場代も必要ないし、
修繕費用の積立も
分譲マンションのように
義務化されているわけではありません。

なので、ついつい修繕費用についての見立てが甘くなり、
その分、家に予算を突っ込んでしまいがちなのですが、
これでは間違いなく将来困ることになるので、
建てる前にこれらの費用についてもある程度試算し、
コツコツと積み立てていく必要があると思います。

では今回は、
それらにどれくらいかかるのかと、
どれくらい積み立てしていった方がいいのか
についてお伝えしていきたいと思います。
vol.25一戸建ての修繕積立金1.jpg
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✔︎60年住むことを前提として試算

家を建てる年齢も、
いつまで生きるのかも人によって違うので、
取り急ぎ35歳で家を建て95歳まで生きる
という前提のもとで考えていってみましょう!

まず必要となるのが
外壁や屋根などの外部塗装費用です。
これが約15年に1回のペースで
必要になるとして、
毎回その費用に150万円かかるとしたら、
生涯で3回ほどこの費用が必要となります。
つまり150万円×3回=450万円ですね。

また、30年~35年後には、
キッチン・お風呂・洗面・トイレなどの
水周りもリニューアルすることになるでしょう。

それゆえ、これらのリフォーム費用も
計上しておかないといけないのですが、
おそらく、このタイミングで
床や壁などもリフォームすると思うので
これらには360万円ぐらい予算を取っておきましょう。

さらに、忘れてはいけないのが家電にかかるお金です。
電化製品は基本10年ごとに故障すると言われているし、
製品のクオリティもどんどん進化していくでしょうしね。

なので、これらについても拾い出しておく必要があります。
まずはエアコンですね。
子どもたちが2人いるとして考えてみましょう。

この場合、リビングと部屋を合わせると
合計4台のエアコンが必要ですが、
リビングと寝室はずっと部屋を使い続けるので、
5回買い換えが必要ですね。

一方で子どもたちは途中で家を出て行くので、
おそらく1回しか買い替える必要がない
可能性が高いのではないでしょうか。

となると、今後エアコンにかかるトータル費用は、
リビング用の価格を取付費も合わせて20万円、
それ以外の費用を10万円ずつと考えると、
20万円×5回+10万円×5回+10万円×2台×1回
=170万円ということになります。

では、続いては冷蔵庫と洗濯機です。
これらは、思っているより高いし、
間違いなくこれから先もずっと必要なモノなので、
しっかりと予算に組み込んでおくべきですね。

ということで、
冷蔵庫が25万円で洗濯機が15万円だとして、
(ドラム式 or 縦型+乾燥機の価格です。)
10年ごとに買い換えるとしたら、
これらには合計で200万円ほど必要ですね。

このほか、テレビやパソコン、
レンジや掃除機、ジャーなどなど
細々した家電製品もありますが、
これらを合わせた分にも
10年ごとに20万円ぐらいかかるとして、
合計100万円の予算をみておきましょう。

いわゆる、これら全てを合わせた金額が、
生涯メンテナンス費用としてかかる
というわけですね。
足してみると1280万円です。

では、これらのお金は
今後60年の間で必要となるお金ですが、
できれば働けるうちに
このお金を貯めておきたいですよね。

歳をとり収入が減ったり、
あるいは、なくなった状態で、
大きなお金がまとまって出て行くのは、
精神的にもかなりキツイので。。

となると、かなり高い確率で
健康で働くことができるであろう
これから30年の間で、
これらのお金を貯めていかなければいけません。

つまり、1280万円÷30年=42.6666666万円
月に換算すると約3.5万円ずつは修繕費用として、
お金を置いていった方がいいということですね。

思っていたより、
だいぶ多くお金がかかりますね...

そんなこんなで、
この積立資金のことも考えた上で、
毎月の返済金額を決めるべきだというわけですね。
vol.25一戸建ての修繕積立金2.jpg
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✔︎間取りづくりの重要性

そして最後に、
もう1つ大切な考え方について
お話したいと思います。

それは、将来増築しなければ
いけないような間取りの家づくりを
してはいけないということです。

将来、水回りも含めたリフォームの時、
増築までしなくてはいけないとなると、
さらに300万円〜500万円ほど
余分な出費が必要となるからです。

つまり、さらに毎月1万円以上の
お金を積み立てしていかないといけないか、
あるいは、大切な老後資金から
そのお金を捻出しなければいけなくなる
というわけです。

ということで、
間取りもお金も将来のことまで見据えた上で
計画していただけたらと思います。

それでは、また次回。