【1月】各種イベントのお知らせ

こんにちは。
大吉ホームでは、
毎月お家づくりに関する相談会・勉強会を開催しています。

イベント案内よりWeb予約が可能となっておりますので、
お気軽にお申込みください。

+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+

"住宅ローンはいくら借りられる?借りていい?"
【初心者さん向け】マイホーム資金相談会
たくさんのお金がかかるマイホーム計画。
住宅ローンの種類、金利、借入額や毎月の支払額についてなど...
考えることが多すぎて、どうすればいいのか、分からないことだらけですよね。
私たちは家を設計・建築する工務店ですが、
家づくりを通してお客様からお金に関するご相談を受けることも多いです。
どの銀行にも属さない私たちだからこそ、お話できることもあると思います。

"30年後も安心して暮らせる地震に強い家とは?"
大工の社長が教えます!耐震・構造勉強会
よく「耐震等級3」とか「制振」・「免震」って聞くけれど、どういうこと?
構造も色々あるみたいだけれど、よく分からないし、調べてみるものの難しい...。
そんな方向けに、現場経験豊富な大工の社長が、
仕組みやメリットなどを分かりやすくお話いたします。
耐震や構造についてしっかり理解して、家族を守る強い家をつくりましょう。

【開催日時】
<横須賀本社>
1/13(金)・1/14(土)
1/15(日)・1/16(月)・1/19(木)・1/20(金)・1/21(土)
1/22(日)・1/23(月)・1/24(火)・1/27(金)・1/28(土)
1/30(月)・1/31(火)
開催時間 10:00~/12:00~/14:00~
※日時は変更になる可能性があります。

<仙台支店>
1/12(木)
1/17(火)・1/18(水)
1/25(水)・12/26(木)
開催時間 10:00~/12:00~/14:00~ 
※日時は変更になる可能性があります。
+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+

新築・リフォームお家づくり相談会
新築はもちろんのこと、リフォームやリノベーションをお考えの方も大歓迎です。
お客様に合わせたプランをご提案いたします。
対面だけでなく、Zoomを使ったオンラインでのご相談も受け付け中です。


【開催日時】
<対面での相談会>
毎週土日 10:00~/12:00~/14:00~
横須賀本社 or 仙台支店 事務所内

<オンライン相談会>
土日を含め毎日開催 10:00~/12:00~/14:00~
※不定期でお休みとなる場合がございます。
ホームページ上のご予約ページをご確認ください。

+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+─+

☆コロナウイルス対策としてご予約は2時間帯で1組様とさせていただきます。
☆奥様一人でも安心してご来場いただけるようスタッフ一同心掛けています。
☆駐車場&キッズスペースもあるので安心です。
☆相談会・勉強会への参加は無料です。

大吉ホームでは、お客様の夢や想いを大切にし、
ステキがたくさん詰まった理想の家づくりをお手伝いします。

ご予約はこちら
マイホーム資金相談会_02.png耐震・構造勉強会_02.png

vol.18 脱炭素時代に不必要な2つのもの

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「脱炭素時代に不必要な2つのもの」です。

------
時代の流れは、
確実に脱炭素へと向かいつつあります。
ガソリン車ではなくEV車。
火力発電ではなく再エネ発電。
そして、新築住宅には太陽光発電の設置。

また、新築住宅には、
脱炭素に向けた重要な取り組みとして
高断熱化が義務付けられているのですが、
これに加えて間取りの効率化が図れれば、
さらに冷暖房効率が高く、
快適な住まいがつくりやすくなります。

では今回は、
快適な住まいづくりに欠かせない
間取りの効率化について
お伝えしていきたいと思います。

効率化を図ることによって、
快適性が増すだけじゃなく
それなりにコストカットもできるので
押さえておいてもらうといいと思います。

...と、その前に
まずは断熱と気密を強化することで
どのような効果があるのか?から簡単にお伝えさせていただきます。

------
✔️断熱と気密を強化する意味

断熱を強化すれば、
室内が外気の影響を受けにくくなります。
つまり、夏は暑さが中に入ってきにくく、
冬は寒さが中に入ってきにくいということですね。

となると、必然的に冷房や暖房の使用量が減るため、
その分電気料金が安くなるし、
より快適に過ごしやすくなります。

これに加えて気密も強化されれば、
中から外に空気が漏れにくくなり
さらに冷暖房効率が高くなるし、
家全体に出来る温度差を縮めることができるというわけですね。

これが、住宅の断熱と気密を強化することの
メリットというか意味合いです。

そして現在は、断熱と気密が
いずれも強化されているのが
当たり前となっているのですが、
これに加えてある2つのモノをなくせば
さらに冷暖房効率が上がり、
さらに温度差も少なくなり、
さらに快適に過ごしやすくなります。

これができれば、
コストカットと同時に、
家の使いやすさや住みやすさも
グンとアップするはずです。


✔︎なくてもいい場所!?

まず、なくてもいい1つ目のモノが
「廊下」です。
廊下があることによって、
廊下が空気の流れを遮断してしまい、
これが家の中にできる温度差の原因となるからです。

廊下につながるドアって
開けっ放しにしておくと、
なんだか空気が逃げていっているような
感覚になっちゃいますね。

そんなこんなで、
必然的に空気の流れを遮断する
断熱材的な役割を果たしてしまう
廊下はなくした方がいいというわけです。
せっかく、家全体に空気が循環しやすいように
住宅の断熱と気密を強化しているので。

もちろん、廊下にも
部屋や収納と同じようにコストがかかっているし、
廊下の分だけドアの本数も多くなり、
それも地味にコストアップにつながります。
vol.18脱炭素時代に不必要な2つのもの1 .jpg

そして、もう1つなくした方が
いいモノが「階段」です。

これに関しては、
敷地にゆとりがない場合はなくすことができないので、
あくまで「平屋」が建てられる土地であることが前提となりますが。

階段がなくなり平屋になれば、
上下階で生じる温度差がなくなります。
(夏は2階が暑く、冬は1階が寒いという
昔の家に「あるある」の最悪の温度差です。)

また、2階建ての場合、
各部屋で冷暖房を運転させないと
夏の暑さや冬の寒さに対処できませんが、
平屋で、かつ廊下がない場合、
リビングの冷暖房の空気が
家全体にうっすらと流れていくため、
そもそも2階建てほど温度差が出にくいので、
冷暖房の使用を抑えながらも、
快適な環境をつくることができます。

そして、もちろんこの階段にも、
先程の廊下同様にコストがかかっているので、
(階段には上下合わせて2坪あるので、
最低でも120万円ぐらいのコストがかかっています)
その分のコストもカットできますしね。

以上のような理由から、
これからの住宅においては、
「廊下」と「階段」はいずれも
できることなら、なくした方がいいというわけです。

とはいえ、
「言うは易し、行うは難し」で、
この2つをなくすのは簡単そうで、
そう簡単なことではありません。

あなたがお持ちである要望を
叶えることを優先すれば、
必然的にそれらができてしまうからです。

なので、住宅会社で
間取りを描いてもらう時は、
結果的に間取りを指定してしまうような
要望だけはできるだけ
お伝えしないようにしたほうがいいです。

これが、よりコストを抑えながら、
より使いやすく住みやすい
快適な住まいをつくる秘訣です。

それでは、また次回。
vol.18脱炭素時代に不必要な2つのもの2.jpg

vol.17 窓は少ない方がいい理由

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「窓は少ない方がいい理由」です。

------
「窓を増やせば増やすほど
家の中は明るくなる!!」

実に多くの方が、
このような思い込みをお持ちですが、
残念ながら窓の多さと家の中の明るさには、
全くと言っていいほど相関関係はありません。

つまり、やみくもに窓を増やしたとて
それだけで家の中が明るくなる
わけではないということなのですが、
この行為は逆に様々なデメリットを生んでしまいます。

例えば、窓が増えれば、
その分、窓掃除をする場所が増えます。
ガラスを拭いたり、網戸を拭いたり、
サッシそのものを拭く場所が増えるということですね。

また、それらの窓の多くにカーテンが必要だとしたら、
窓が増えればその分カーテン代が高くなってしまいます。

しかも、カーテンがあることによって
ガラスやサッシの結露に気付きにくくなり、
これがカビを増やす原因になることも
決して少なくないのではないでしょうか。

窓が増えれば、
その分家の断熱性能も悪くなってしまいます。
いくら以前に比べて、
ガラスやサッシの性能が良くなったとはいえ、
壁に入っている断熱材よりも、
断熱性能が良いわけではありません。

そして、断熱性能同様に、
窓が増えることによって悪くなるのは家の耐震性です。

窓があるところは耐力壁にできなくなるので、
窓が増え、逆に壁が減れば、
その分耐震性が悪くなるということです。

さらに、窓は外壁を汚す一番の原因でもあるため、
窓を増やせば、その分外壁の汚れも目立ちやすくなります。

とりわけ、家の正面に窓をたくさんつくってしまうと、
家の正面が汚れやすくなるので、
外壁のメンテ周期が早まることになるし、
訪問販売のリフォーム会社の格好のターゲットとなり、
出費が増えることになりかねません。

この他、窓が増え、壁が減ることによって
収納が減ってしまうという隠れデメリットもあるので、
できる限り窓が少なくなるような設計をオススメしています。

もちろん、明るさや開放感を
一切犠牲にすることなく!です。
vol.17窓は少ない方がいい理由1.jpg

✔︎窓が少なくていい家の条件

では、窓を最小限にするためには、
どのようにすればいいのか?

この答えは、
「カーテンありきの窓をつくらないようにする」
ということです。

視線の遮断とともに
光まで遮断してしまうのが
カーテンだからです。

視線を遮るためのカーテンが
必要ない窓をつくることができれば、
その窓からはふんだんに光が入ってきます。
そして、壁や天井に反射して家全体に光が拡散されていき、
家全体が満遍なく自然光だけで明るくなります。

つまり、カーテンありきの窓にしなければ、
やみくもに窓を沢山つくらずとも
家の中が明るくなるというわけです。

なので、設計をする時には、
方位や環境に配慮しながら、
それぞれに適した窓の形やガラスの種類を
選んでいただければと思います。

それでは、また次回。
vol.17窓は少ない方がいい理由2.jpg

vol.16 外観をシンプルに仕上げる5つの理由

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「外観をシンプルに仕上げる5つの理由」です。

------
施工実例をご覧いただければ一目瞭然ですが、
SIMPLE NOTEの家には正面に窓がありません。

そして、それが家の美しさを際立たせているのですが、
とはいえ、ただ単に美しさだけを追求して
そうしているわけではなく、
そこには、それなりにちゃんとした意味合いがあります。

では、今回は5つあるその理由について
お伝えしていきたいと思います。

結論としては、
この5つ全てがうまく絡み合うことによって
住まいにとって大切な
居住性と経済性を高めているというお話です。
vol.16外観をシンプルに仕上げる5つの理由2.jpg

------
✔︎理由1:汚れにくいから

まず1つ目の理由がこれです。
外壁が汚れる最大の原因は、
窓や換気扇といった外壁から突起した部材です。
窓からダラーっと流れる垂れジミと
換気扇から出てくる黒ずんだ汚れですね。

なので、家の正面にそれらをつくらないことによって
そもそも汚れの原因を排除しているというわけです。

とりわけ北が正面になる場合は、
直射日光が当たらない分、
余計に汚れやすいですしね。

そして、あまりにも汚れが目立つことになれば、
外壁の塗り替え頻度が高くなり、
維持管理コストが高くついてしまいます。

また、汚れが目立つお家は、
訪問販売のリフォーム業者にも目をつけられやすく、
さらに出費がかさむことになるかもしれません。
(不安を煽られて工事する方向に持っていかれるからです。)

そんなこんなで、
建てた後の維持管理費を少しでも抑えるために、
汚れの原因を元から排除しているというわけです。



✔︎理由2:間取りが分かりにくいから

そして、2つ目の理由がこれです。
言うなれば泥棒に狙われにくくしているという感じです。
(日本は外国に比べて治安が良いので、
そこまで心配する必要ないかもしれませんが...)

とはいえ、パッと見ただけで
間取りが分かってしまう家より、
どこからどう見ても間取りの想像がつかない家の方が、
安心して暮らせそうな気がしませんか?



✔︎理由3:プライバシーが担保しやすいから

3つ目の理由がこれです。
家の正面は何も建たないため光も採りやすいですが、
その分、視線も入ってきやすいという
隠れデメリットがあります。

そして、視線を遮るために
カーテンを閉め切ってしまったら、
家の中が暗くなってしまいますね。

これに関して特に注意しなければいけないのが、
南向きの日当たりが良い土地です。

南向きの土地の場合、
南からの光を家の中にたっぷり採り込みたいあまり、
大きな窓をたくさん正面につくってしまいがちですが、
そうなれば防犯性もプライバシー性も
最悪の状態になってしまいます。

なので、家の中への
光の採り込み方を工夫することによって
家の正面からの採光に頼らなくて
いいようにしている次第です。

vol.16外観をシンプルに仕上げる5つの理由1.jpg

✔︎理由4:意匠性を高めるため

カッコよく書いてみましたが、
要はデザイン性を高めるってことです。
携帯電話や家具や車同様に、
カッコ悪いデザインのものより
カッコ良いデザインの方が良いからです。

あくまでこれに関しては、
理屈ではなく感情的な要素となるので、
説明はこれくらいにしておきますね。

しかし、デザイン性を高めることは、
実は裏に隠された大きなメリットがあります。



✔︎理由5:外構費用が安くなるから

それが、この最後の理由です。
家のデザインが美しくなると、
庭に装飾をする必要がなくなります。

家そのものが美しい場合、
庭もそれに合わせてスッキリシンプルに仕上げた方が、
家をより引き立ててくれるからです。

そしてその結果、
庭の予算を押し上げる余分な工事の
一切をなくすことができます。

また、防犯性とプライバシー性を
高めるための植栽や目隠しや塀などの
余分な工事も一切必要なくなります。

そんなこんなで、庭にかける費用も、
ダントツで安くなるというわけです。
もちろん、無意味に広い土地を買っちゃうと
この限りじゃありませんが...。

いかがでしたか?
端的に説明させていただきましたが、
こんな外観にしている理由を
大体ご理解いただけたでしょうか?

とはいえ、間取りが分かりにくい分、
家の中身がどんなもんなのか
いまいち掴めないと思うので、
もしよろしければ一度SIMPLE NOTEのお家を見に来てくださいね。
いつでもご案内させていただきます!

それでは、また次回。

vol.15 人生の明暗を分ける家づくり

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「人生の明暗を分ける家づくり」です。

------
どうやら人は空間があると
埋めたくなる生き物らしく
空間を埋めると満足する生き物のようです。

スーパーに行った際に
スカスカの買い物カゴを見ていたら、
ついでにあれも買っておこうかなー?
なんて思ってしまい、
ついつい余計なものを買ってしまう(カゴを埋めてしまう)
ことも決して少なくなりません。

あと、カバンを大きくしたら、
荷物が増えてしまうのも「あるある」ですよね。
で、無駄に重くて後悔するという...。

とまあ、どうやら人は空間があると
埋めたくなるらしいのですが、
家もまた、この効果がふんだんに
発揮される場所ではないでしょうか。

-----
例えば、リビングダイニングをゆったりとつくるのが、
現在の家づくりの当たり前となっていますが、
広くつくり過ぎたあまり、余白がたくさんできてしまうと、
なんだか物寂しいというか、
殺風景な気がして、そこに何かを置きたくなります。

また、部屋に関しても同じで、
ベッドと机を置いてもまだ空間にゆとりがあるとしたら、
テーブルやソファーなどを
その余白に置きたくなってきます。

そして、どんどん物が増えていき、
見る見るうちに
片付けや掃除がしにくい部屋になっていってしまいます。

さらに、収納なんかもまさに同じで、
少な過ぎて困らないようにはしないといけないのですが、
そもそも断捨離が苦手だとしたら、
つくり過ぎたら過ぎたで、
それに合わせてさらに物を増やしてしまうのではないでしょうか。

結果、余計に整理不能な家になりやすいんじゃないか
という見方もできると思います。
vol.15人生の明暗を分ける家づくり1.jpg

✔︎お金がなくなる家づくり

多くの方が、家を建てる時
「備えあれば憂いなし」とばかりに、
部屋も収納もできるだけ多くつくろうとします。
また、同時にできるだけ広くつくろうとします。

しかし、そうすれば、
必然的に家のコストは高くなるし、
それにプラスして
余白を埋めたくなる効果が働くことにより
余分な出費も確実に増えることになります。

つまり、家づくりのやり方によっては
どんどん手元からお金がなくなっていくかもしれない
というわけですね。

家が大きくなれば、その分固定資産税も高くなるし、
電気代も高くなってしまうかもしれませんしね。

そしてその結果、
積立投資に回す余力が全くなくなってしまい、
やがて迎える将来の暮らしに
天と地ほどの差が開くことになるというわけです。


✔︎人生の岐路となる家の予算計画

では、家にお金を突っ込み過ぎて
積立投資に回す余力がなくなってしまった人と、
積立投資に回す余力を残しながら家づくりをした人では、
一体どれくらいの差が開いてしまうのでしょうか?

40歳で家を建てるとして、
iDeCoに毎月1万円かけるとともに、
つみたてNISAに毎月2万円かけられるだけの
余力を残した人とそうでない人とで簡単に比較してみます。

まず、つみたてNISAにて20年間
毎月2万円ずつ積み立てていくと、
20年間で合計480万円元本を預けることになるのですが、
この元本が毎年平均で3.6%ずつ増えていくと仮定すると、
20年後この元本は2倍に膨れ上がります。
つまり、480万円が960万円になるということですね。

では、続いてiDeCoに20年間
毎月1万円ずつ積み立てしていき、
つみたてNISA同様に毎年3.6%ずつ
お金が増えていくと仮定してみると、
これも同じように20年後、
預けた元本が2倍に膨れ上がります。
1万円×12ヶ月×20年=240万円なので、
iDeCoでも240万円お金が増えるということですね。

また、iDeCoには
掛け金が全額所得控除になるという
もう1つ大きなメリットがあります。

仮に、あなたが払っている
所得税と住民税の税率がともに10%だとしたら、
合計、掛け金の20%が
年末調整で返ってくるのです。

つまり1万円×12ヶ月×20%=2.4万円
2.4万円×20年=48万円
さらにお金が増えるということです。

ということで、これらを全て合算してみると
960万円+480万円+48万円=1488万円となり、
積立余力として3万円削りながら
家づくりの予算計画を立てた人と、
積み立て余力まで使い果たして家づくりをした人とでは、
極端に言ってしまうと20年後手元にあるお金が
こんなにも違ってくるという話なんですよね。

いかがでしたか?

もちろん、この通りになるかどうかは
終わってみないと分からないし、
誰かが保証してくれるものでもありません。

しかし、知っておいてもらいたいことは、
収入の多い少ないに関係なく、
家づくりのやり方一つで、
これくらいの差が生まれかねないということです。

さて、あなたは、
一生豊かに暮らし続けられる
「予算重視型の家づくり」と
一生余裕なく暮らし続けることになる
「願望重視型の家づくり」
このどちらを選択されますか?

それでは、また次回。
vol.15人生の明暗を分ける家づくり2.jpg

vol.14 使い勝手 VS 見た目

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「使い勝手 VS 見た目」です。

------
大吉ホームが提案する家の特徴の一つに
キッチン裏につくる
巨大なパントリーがありますが、
(↓これです)
vol.14使い勝手 VS 見た目1.jpg

その意図は、
リビングやダイニングからキッチンを見た時、
雑然としないようにするためです。

つまり、通常キッチンの背面に
あることが当たり前とされている冷蔵庫や家電類を、
全てこの収納の中に入れ込んでしまうことで
キッチン周辺に出がちな生活感を滲み出さないようにする
というわけです。

では、今回は
このパントリーをつくった場合の
メリットとデメリットについて
お伝えしていきたいと思います。

何事もそうですが、
デメリットがない万能なものなんて
99%存在しないと思うので、
メリットだけじゃなくデメリットについても
正直にお伝えしていきたいと思います。

その上で、自分はどうしたいのか
考えてみていただければと思います。


✔︎メリット

キッチンの背面に冷蔵庫を置いた場合、
冷蔵庫にペタペタと貼ってしまう
学校や塾の予定表やゴミの日程表などが、
リビングやダイニングから丸見えになり、
これが生活感を滲み出してしまいます。

他方、パントリーの中に
冷蔵庫を置くようにすれば、
リビングやダイニング側から
冷蔵庫の姿が見えなくなるため、
冷蔵庫に予定表や日程表などをペタペタと貼っても
リビングやダイニングから見えません。

また、同じように
オーブンレンジや炊飯器をはじめとした
家電類も全てパントリーの中に置くことになるし、
食品ストックなども全て
パントリーの中に置くことになるのですが、
これらも全てリビングやダイニングから
見えないようになるので、
少々雑然としていても生活感が出る心配もありません。

そして、パントリーをつくることによる一番のメリットが、
リビングやダイニング側から見た時、
死角の壁が出来ることです。

丸見えにならない壁があることによって、
それこそ日程表や予定表はもちろん、
子どもの名付けや連絡票や、
見えるところで管理しておきたい書類関係を
全て心置きなく壁に貼り付けておくことができるからです。

つまり、パントリーという死角となる隠れ部屋を
キッチン裏につくることによって、
生活感が出やすいキッチン周りを
無理なくスッキリ維持しやすくするのが、
パントリーが担う役割というわけですね。

キッチンの背面は、
リビングやダイニングから見たら、
ただのスッキリとした壁ですからね。
vol.14 使い勝手 VS 見た目2.jpg


✔︎デメリット

しかし、ここで多くの方が悩むことが、
冷蔵庫や家電が裏に隠れてしまうと
遠くて不便になってしまうんじゃないかということです。

確かに、コーヒーメーカーやポットなどは
使う時にキッチンに出してくることもできますが、
移動させられないオーブンレンジなどは、
パントリーの中まで自分が移動していかないといけません。

また、食器などを片付けるのも
パントリーの中になると思うので、
それが面倒くさそうという方も
いらっしゃると思います。

なので、振り向いたところに
それらがあってほしいと思う方にとっては、
この大型パントリーは「良いけど、どうなんだろー?」
と思ってしまうかもしれません。

...冷蔵庫に関しては、
扉の向きが変わるものの位置に関しては、
キッチン背面に冷蔵庫を置く場合と変わらないので、
不便さは一切感じないんですけどね。

もちろん、家電置き場だけキッチン背面につくるという
この不安を解消するアイデアもあるんですが、
これを採用すると、
キッチン背面の壁に凹凸が出来てしまうことになります。

となると、
あくまで見た目の話になるのですが、
空間のスッキリ感が消えてしまうと同時に、
生活感が滲み出やすくなります。
キッチン背面にモノを置けるようにしたことで、
油断すると、そこに何でも置いてしまいやすくなるからです。

というわけで、
「使い勝手」VS「見た目」という
この甲乙つけがたい難しい問題。
さて、あなたならどっちを選びますか?

それでは、また次回。

vol.13 家の性質と外構予算と

こんにちは。
本日のお家づくりコラム、テーマは「家の性質と外構予算と」です。

------
土地と家それぞれにかけられる
自分にフィットした予算を知り、
かつ、どんな家が建てたいのかを
分かった上で土地選びをすれば、
家にフイットしそうなサイズの土地を選びやすくなります。

結果、土地にできる無駄な余白を
ミニマムに抑えることができ、
外構工事(庭)にかかるコストを
ミニマムに抑えやすくなるのですが、
...外構工事というものは、
建てる家によっても価格差が大幅に変わるという
性質も持っているので、予算の取り方に注意しないといけません。


例えば、大吉ホームでご提案しているSIMPLE NOTEの家は、
正面から見ると装飾のないシンプルな箱となっているため、
このイメージに合わせた庭にしようと、
塀、アプローチ、門柱、花壇...などといった
余計な装飾をする必要がありません。

というより、
そんな余分な装飾をしてしまうと、
せっかくのシンプルで美しい外観が、
台無しになってしまいます。

そんなこんなでほぼ全てのお施主様が、
車を置くところにのみコンクリを打ち、
残りは全部砂利という
シンプルな仕上げになっているのですが、
その結果コストは安く抑えられます。

一方、装飾することによって
デザインを整えているお家はこういうわけにはいきません。
庭も家に合わせてコーデしないと、
せっかくのイメージが台無しになってしまうからです。

となると、
家のイメージに合わせた塀、
家のイメージに合わせた門柱、
家のイメージに合わせた植栽、
家のイメージに合わせたアプローチ、
家のイメージに合わせた花壇...と、
あれこれと装飾することで、
家とのバランスをとっていくことになります。

結果、その1つ1つのコストが
外構工事費を押し上げしていきます。

また、SIMPLE NOTEの家は、
プライバシーの担保と防犯性も重視した結果、
外から見たら正面に窓がない
倉庫みたいな家になっているのですが、
この結果、プライバシーの担保や防犯性アップのために
塀や植栽や目隠しを一切する必要がありません。
家の外壁そのものが
塀のような存在と化しているからです。

つまり、さらに外構工事費用を
カットすることができるというわけです。

一方でプライバシーが担保されておらず、
防犯性の低そうなお家、つまり外から家の中が丸見えとなるお家は、
塀や植栽や目隠しなどによって、
それらを強化せざるを得なくなります。

そしてこの結果、
外構工事費用がさらに嵩むことになります。

このように、外構工事の予算は、
あなたがどんな家にしたいのか?によっても大きく違ってきます。

また、これに加えて、
選ぶ土地のサイズを間違えてしまうと
さらに外構工事が高くなってしまうし、
平屋が建つ土地なのに
わざわざ2階建てを建ててしまうのも、
不用意に外構工事を高くする大きな原因となります。

なので、この事実を理解した上で家づくりを行い、
また資金計画を行っていただければと思います。

それでは、また次回。
vol.13家の性質と外構予算と.jpg

vol.12 現地での土地の見方

こんにちは。
本日のお家づくりコラム。テーマは「現地での土地の見方」です。

------
新しくつくられた分譲地の利点は、
・基本的に土地の形が整っていること
・道路幅がゆったりしていること
・水道が整っていること
・排水も整っていること
・隣地との境界が明確なこと
・親子ともに同世代の人たちがご近所さんになること
ですが、それゆえ基本的に
価格が高めに設定されています。

一方で、新しくつくられた分譲地じゃない場合、
それらの利点の幾つかが欠けていることもあって、
新規分譲地に比べると価格が安いことが多いのですが、
予算的な都合であなたがこっちの土地を
選ばないといけないとしたら、
現地での土地の見方を知っておく必要があります。

では今回は、
こういった土地を選ぶ時に
現地で確認しておくことについて
お伝えしていきたいと思います。

おそらく
・土地の日当たりの良し悪し
・土地の形の良し悪し
・浸水しそうな場所かどうか
・近隣の雰囲気や環境
・道路の広さや車の止めやすさ
・学校や職場へのアクセス
などは、みんなチェックすると思うので、
それらは割愛して
コストに直結する部分に絞って
お伝えしていきたいと思います。

vo.12現地での土地の見方2.jpg

✔︎境界がどうなっているか?

まず1つ目が「境界」の状況です。
隣地との間に境界がない場合、
境界をつくらないといけないため、
その費用が土地代と別にかかるからです。

また、境界があったとしても、
塀が古く傾いている場合や
壊れてしまっている場合は、
一旦それらを壊してつくり替えないといけません。

なので、土地を見に行った時に、
境界がどんな状況なのかまで
チェックしておく必要があります。

そして、不動産屋さんに
これらを売主負担でやってくれるのか、
あるいは自己負担でやらなければいけないのかを
確認しなければいけません。

そもそも境界が明確じゃない場合、
境界を明確にするための境界確定を
売主負担でやってくれるかどうかも、
買う意思表示をする前に
確認しておかないといけないです。

✔︎水道があるかどうか?

次に見ておくことが、
水道が敷地内に入っているかどうかです。
過去に入っていた場合は、
水道メーターボックスがあるか、
ここに引き込まれていますよという目印が
現地にあるかもしれないのですが、
これも見落とさず不動産屋さんに確認すべきです。

もし入っていなければ、
前の道から引き込まないといけないし、
そうなれば、けっこうな工事代が
別でかかることになります。

あるいは、敷地内に引き込まれていても
現在の基準を満たしていない場合は、
基準を満たした太さに新たに引き込み直さないといけなく、
この場合も同じだけの費用がかかります。

なので、これも現地にて
チェックすることを忘れないでください。
ちなみに、これは確実に
自己負担でやらないといけない工事です。


✔︎道路に側溝があるかどうか?

そして、水道ついでに見ておくべきことが、
道路の端に蓋がされた溝があるかどうかです。
つまり、排水先があるかどうかですね。

自分が検討している土地に沿って
溝があるなら問題ないのですが、
仮に自分側ではなく道路の反対側にある場合は、
そっちに排水を接続しないといけないので、
その分水道工事が余分にかかるし、
もし、排水先が見当たらないとなれば、
そもそも建築することができません。

なので、これも水道とともに
しっかり現地でチェックし、
排水先がある場合、
排水のために別で費用がかからないかまで
不動産屋さんに確認するようにしてくださいね。

多くの地域で、溝を管理している
水利組合という組織があり、
そこに支払う費用が必要だったりしますからね。

vo.12現地での土地の見方1.jpg

✔︎見えない費用に注意が必要!

ここまで、境界・水道・排水の
3つについてお伝えしてきたのですが、
分譲地とそうじゃない土地の一番大きな違いは、
この3つが整っていることが当たり前か否かです。

そして、これらが整っていない場合、
たとえ土地価格が安かったとしても、
場合によってはこれらの工事代によって
土地にかかる総額が新規分譲地より高くなる
可能性だって十分あり得ます。

なので、この3つを確認し、
これらの工事がもし別途で必要そうなのであれば、
これらの費用を算出した上で、
土地の価格が妥当なのかどうなのかを
見極める必要があります。

かつ、これらを踏まえた上で、
土地の価格交渉を行う必要がありますね。

ということで、
見える価格だけじゃなく
見えない費用まで知った上で、
価格も含めた土地の良し悪しを
判断していただければと思います。

それでは、また次回。

vol.11 土地を安く買う秘訣

こんにちは。
お家づくりコラム。本日のテーマは「土地を安く買う秘訣」です。

------
多くの方が、
新しくつくられた分譲地を好んで購入しようとしますが、
この場合、やってはいけないことが、
「南向きの土地を買おう」とすることです。

理由は簡単。
一番価格が高いから。
かつ、値引き交渉も不可能だからです。

そんなわけで、土地探しをする時は、
できれば南向き以外の土地に
していただくことを推奨しているのですが、
その理由は一体なんなのでしょうか。

vol.11土地を安く買う秘訣2.jpg

✔︎日当たりがいい土地をスルーすべき理由

それは、日当たりがいい土地ほど、
想像とかけ離れた家になってしまいやすいからです。

例えば、南向きの土地で南向きに部屋をつくり、
その南面に大きな窓をつくれば、
とっても明るい家の完成を想像するでしょう。

しかし、いざ住みだすと、
そこに設置したカーテンを開けることができません。
中が丸見えになってしまうからです。

結果、室内に十分な光が採り込めず
奥の方に配置した部屋がすべて暗くなってしまうし、
同時に、風を家の中に入れることもできません。

また、リビングの外に設けた
ウッドデッキを使えるようにするために、
目隠しや塀や植栽などが必要となり、
外構工事(庭づくり)にとてつもないコストが必要となります。

つまり、土地を買う時の期待値と
実際得られる成果との間に大きな開きが出てしまう上、
土地に加えて外構工事まで価格が跳ね上がることによって、
経済的な負担をさらに押し上げてしまうというわけです。

他方、土地の日当たりの良さと
家の明るさや心地よさには全く相関関係がなく、
むしろ一見条件が悪そうな土地の方が、
明るくて心地いい家を設計しやすいと
家づくりをする前に知っていれば、
日当たりを無視して土地選びをすることができます。

そして、南向きの土地に建つ家より
はるかに明るくて心地いい家を
南向きの土地よりもはるかに価格を抑えながら建てることができます。

売れにくそうな土地は、
そもそも価格が安く設定されている上、
さらに値引き交渉にも応じてくれやすいからです。

そんなこんなで、
美しく整えられた分譲地がいいという方には、
南向き以外の土地はもちろん、
一番価格が安い土地をオススメします。

vol.11土地を安く買う秘訣1 .jpg

✔︎さらに土地価格を抑える秘訣

それは、資金計画で出た現実的な土地価格の範囲内で、
できるだけ不動産屋に情報を集めてもらい
一つ一つ現地を見に行くことです。

とにかく良い悪いに関係なく
その予算の範囲内である土地を全て下見した上で、
良さそうな土地だけに厳選します。

この方法を行うことで、
リアルに同じ地域で買う分譲地よりも、
数百万円も価格を抑えながら土地を買うことができます。
(場合によったら半値ぐらいのこともあります。)

ただし、この方法をやるためには、
土地を探してもらう前に
どんな家を建てたいのかを
ある程度決めておかないといけません。

あなたが家に掛けられる予算がどれくらいなのか?
その予算でできる家はどれくらいの広さになりそうなのか?
平屋が良いのか?それとも2階建でも良いのか?
などなど、です。

これが分かっていると、
そのために必要な土地の広さが
どれくらいなのかが分かるため、
土地探しの依頼をしやすくなります。

そして、集まってきた土地情報に対して、
どんな家になるのかをイメージしながら
下見に行くことが出来るため、
より土地選びがしやすくなります。

ただ、分譲地じゃない土地を狙っていく場合、
境界や水道や排水などを
現地でチェックしておく必要があるので、
その点に注意しながら土地を見なければいけないし、
それらに余分な費用がかかる場合が多々あるので、
それらも考慮した上で、
土地の良し悪しや価格の良し悪しを
判断しないといけないのですが...。

とはいえ、大胆に土地価格を抑えるためには、
こういった分譲地ではない土地も
視野に入れるべきだと思うので、
どうしても土地を買わないといけない状況の方は、
ぜひこの記事を参考にしてもらえたらと思います。

それでは、また次回。