【5月】各種イベントのお知らせ

こんにちは。
大吉ホーム PRODUCED by 創和ハウジングでは、
毎月お家づくりに関する相談会・勉強会を開催しています。

イベント案内よりWeb予約が可能となっておりますので、
お気軽にお申込みください。

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5/8(月)・5/9(火)・5/12(金)・5/13(土)
5/14(日)・5/17(水)・5/18(木)・5/19(金)・5/20(土)
5/21(日)・5/24(水)・5/25(木)・5/26(金)・5/27(土)
5/28(日)・5/29(月)・5/30(火)・5/31(水)
開催時間 10:00~/12:00~/14:00~
※日時は変更になる可能性があります。


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新築はもちろんのこと、リフォームやリノベーションをお考えの方も大歓迎です。
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【開催日時】
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毎週土日 10:00~/12:00~/14:00~
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<オンライン相談会>
土日を含め毎日開催 10:00~/12:00~/14:00~
※不定期でお休みとなる場合がございます。
ホームページ上のご予約ページをご確認ください。

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☆ご予約は2時間帯で1組様とさせていただきます。
☆奥様一人でも安心してご来場いただけるようスタッフ一同心掛けています。
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☆相談会・勉強会への参加は無料です。

大吉ホーム PRODUCED by 創和ハウジングでは、お客様の夢や想いを大切にし、
ステキがたくさん詰まった理想の家づくりをお手伝いします。

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vol.39 合理的で正しい家づくりの流れ

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「合理的で正しい家づくりの流れ」です。

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自己所有の住まいを持てば日常がより豊かになるでしょうし、
子どもたちを育てるのに申し分のない環境を手に入れることが出来ます。
ゆえ、マイホームを持つことはとっても素晴らしいことなのですが、
豊かな暮らしに欠かせない経済面をないがしろにしたような
持ち方はするべきじゃないと考えています。

そんなわけで今回は、
経済面をないがしろにせずにマイホームを持つために、
家を建てようと思ったら、
何をどのようにどういった順番で進めていけばいいのかについて
時系列でお伝えさせていただきたいと思います。

vol.39 合理的で正しい家づくりの流れ1.jpg


(1)お金の預け先を見直す

まずやるべきことは、
家の予算を考える前にお金の預け先を見直すことです。

つまり、住宅ローン金利の中には
掛け捨ての生命保険の掛け金も含まれているので、
(団体信用生命保険に加入するので)
これを機に現在の生命保険を見直すこと、
そして貯蓄の手段を学資保険や銀行だけでなく、
最近話題のNISAなども利用していくこともいいでしょう。


(2)家の予算を計画する

この見直しの目処が立った上で、
初めて家の予算について具体的に考えていきます。

そして、その順番としては、

まずは毎月の返済額を基準に銀行から借り入れする額を決めること。

続いて、これに自己資金(貯金・贈与)を合わせて家づくりの総予算を出すこと。

そこから家・土地・庭以外にかかる全ての経費を差し引くこと。

その上で、土地・家・庭にいくらずつ
予算を振り分けることが出来るかを算出すること。

といった流れですね。

こうすることによって、自らの土地予算がいくらなのか?
その予算だと、どんな土地を買うべきなのか?
あるいは土地を買わずに実家の余った土地を使うべきなのか?
自らの家の予算がいくらなのか?
その予算だと、どれくらいの広さの家にすべきなのか?
その予算で家を建てるためには、何を優先し何に妥協すべきなのか?
といったことが具体的に見えてくるようになります。

(3・4)土地を探す&プラン・見積もりをする

そして、土地にかけるべき予算と
自分がどんな家が建てたいか?
その予算でどんな家が建てられるか?
その家を建てるためには土地の広さはどれくらいにすべきか?
などが分かったら土地を探していきます。

そして、土地が見つかった場合すぐに契約をするのではなく、
出来れば契約をする前にその土地に合わせてプランを描いてもらうべきです。
その土地に理想的な家が建つかどうか分からないまま
土地を買うのはリスクが高いからです。

なので、まずはプランをし、
その土地に納得のいく家が建つことが分かってから、
かつ、その家が予算内で収まり資金的にも問題ないことを確認してから
土地の契約に進むようにしてください。

(5)土地&家の契約をする

以上のプロセスを経た上で土地や家の契約をするのが理想的な流れです。
つまり、家づくりでは、
土地と家の契約はほぼ同時のタイミングでするのがベストな流れだ
ということを理解しておいてください。

これで暮らし面でも経済面でも、
安心しながらこれからずっと暮らし続けられると思います。
家を持ちながらも、子供たちの大学進学に備えた準備も出来れば、
自分たちの老後に備えた準備も出来るわけですからね。

以上が、推奨している家づくりの進め方です。
暮らしの豊かさと経済的な豊かさを同時に手に入れるために、
ぜひこの流れを参考にしてもらえたらと思います。

それでは、また次回。

vol.39 合理的で正しい家づくりの流れ2.jpg

vol.38 理想的な返済額を実現する2つの手段

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「理想的な返済額を実現する2つの手段」です。

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たとえ夫婦共働きだとしても、
住宅ローンの毎月の返済額は、
ご主人の手取りの30%以内に抑えるのが理想的です。

というのも、奥さんが稼いできたお金は、
家の維持管理費用の積立や子供たちの進学費用の積立、
そしてレジャー費、貯蓄などで
そのほとんどが消えていく可能性が高いからです。

ゆえ、たとえ夫婦共働きで、
現在少し家計に余裕があるとしても、
少しでも毎月の返済を抑えるようにした方がいいし、
出来ることならご主人の手取りの
30%以内にした方がいいというわけですね。

では、手取りの30%を前提として家づくりを行った場合、
どのようなコトになるかお伝えしていきたいと思います。
理想(希望)と現実(予算)の間にはけっこうなギャップがあって、
現実(予算)を優先した場合、どんな家づくりをすべきなのかという話です。

vol.38理想的な返済額を実現する2つの手段1.jpg


✔︎予算圧縮の手段を知ることが肝

例えば、ご主人の手取りが30万円だとしたら、
毎月の返済額の上限を90,000円以内に抑えないといけないのですが、
この返済額を1.0%の金利、35年返済で借りるとしたら、
借り入れ出来る額は約3200万円となります。

そして、これに自己資金を合わせた額が
あなたが家づくりにかけていい総予算となるのですが、
仮に、あなたが出せるお金が200万円で
親からの援助が300万円あるとしたら、
あなたの総予算は3700万円となります。

一方で、銀行経費や火災保険費用、登記費用などの諸経費や、
家具や家電などの購入費用、地盤改良費用といった
いわゆる家・土地・庭以外に必要となる別途経費に
合計300万円かかるとしたら、
残りの3400万円という枠の中で、
土地を買い、家を建て、庭を仕上げなければいけなくなります。

いかがですか?
なかなか厳しい予算だなと感じたのではないでしょうか?

しかし、これが多くの方にとって現実的な数字だと思うので、
この予算で家づくりをやりきるための、
2つの手段を知っておく必要があります。

まず1つ目が、
土地と家の予算をいずれも圧縮するという手段です。

みんなと同じように家づくりをすれば
土地に1000万円、家と庭に3000万円、
合計4000万円ぐらいかかるところを、
土地と家(庭)をそれぞれ300万円ずつ圧縮するといった感じですね。

そして、そのための具体的な手段が
・家を少しでも小さくする
・南向きの土地はあえて外す
・建てる家にフィットした土地を買う
といったことです。

続いての手段は「土地を買わない」という手段です。
つまり、実家に余っている土地があるなら
そこを使った方がいいということですね。
あるいは、土地を買わなくてはいけない場合、
土地代を身内からの贈与で賄うか、です。

個人的には、これが選択出来るとしたら
迷わずそうした方がいいと思っています。
仮に土地にお金がかからないとしたら、
先程の予算でも、思い通りの家を建てることが出来るでしょうし、
あるいは、家の予算を圧縮すれば借入額をもっと減らすことが出来ます。

家と庭に3400万円フルでかけるか、
あるいは、家の広さにこだわらないなら、
家と庭を2900万円に抑えることで500万円借り入れを減らす、
という感じですね。

そんなこんなで、こういったことを合理的に考えつつ、
また、予算としっかり向き合いつつ、
家づくりをしてもらえたらと思っているので、
一つの意見としてぜひ参考にしてもらえたらと思います。

それでは、また次回。

vol.38理想的な返済額を実現する2つの手段2.jpg

vol.37 資金計画に欠かせない項目

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「資金計画に欠かせない項目」です。

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分譲マンションを持てば、
共用部分を維持管理するための費用や、
外壁の塗り替えやエレベーターの修理のための修繕積立金などが、
ローンとは別に必要となりますが、
一戸建てを持った場合も、
自らの責任で定期的な修繕のために
積み立てをしていかなくてはいけません。

また、水回り商品もやがて老朽化することから
そのタイミングに備えたリフォーム費用も
コツコツと積み立てしていっておくことをオススメしています。
かつ、定期的に確実に壊れる家電製品の買い替え費用もです。

そんなわけで、毎月の返済にいくら当てるかを決めるにあたって、
まずはこれらにどれくらいの費用が必要なのかを
把握してもらいたいと思っている次第です。

では、今後家を持つことによって必要だと考えられるコストについて
お伝えしていきたいと思います。

vol.37資金計画に欠かせない項目1.jpg


✔︎固定資産税

固定資産税は、資産を持ち続けている限りずっとかかる税金です。
また、住む地域によっては、
固定資産税に上乗せして都市計画税という税金がかかります。
ゆえ、建てた後の負担を減らすためには、
この税金を少しでも抑えられるように家づくりをするといいでしょう。

家の面積を少しでも小さくするとか、
土地の面積も少しでも小さくするとか、
そもそも住む地域から考えるといった感じですね。

✔︎火災保険

家を持つと火災保険に加入することになるのですが、
火災保険に関しては「どこまで保障するのか?」
「建物だけじゃなく家財にも入るのか?」
「どこの保険会社で加入するのか?」
「地震保険にも入るのか?」「その場合、家財にも入るのか?」
「耐火構造なのかそうじゃないのか?」
などによって費用が異なります。

とりわけ、建物の構造が耐火かそうじゃないのかによって
ものすごく保険料が違ってくるので、
建物の構造は絶対に耐火にすべきだと思います。

vol.37資金計画に欠かせない項目2.jpg


✔︎定期メンテ&リフォーム費用

長期間、良い状態で暮らし続けていくためには
外回りの定期的なメンテナンスは欠かすことが出来ません。
15~20年に一度ぐらいのスパンでしょうか。

また、キッチンやお風呂などの水まわりも確実に老朽化するので、
20~30年を目処に入れ替え工事が必要となります。
そして、そのついでに家の中の壁や床や天井もいじりたくなると思います。

とはいえ、外回りのメンテをしようと思うと
ざっと150~200万円ほどはかかるし、
水回りの入れ替えに伴うリフォームも
ざっと300~500万円はかかります。

ゆえ、家を建てると同時に、
これらの積み立てを始めていくことをオススメしています。
この積み立てが出来ていなければ
リフォームローンを組まざるを得なくなってしまいますからね。


✔︎家電の買い替え費用

家電に関しては10年単位で故障すると考えておいた方がいいので、
冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビ、パソコン、掃除機、給湯器、
オーブンレンジ、炊飯ジャー、などの故障に備えて
家のメンテ&リフォーム費用と共に
家を建てると同時に積み立てしていくことをオススメしています。

また、同じタイミングで全て揃えてしまうと、
いっせいに壊れ出して出費が集中してしまうので、
出来ることならば、少し時期をずらしながら
購入することをご検討いただいた方がいいかもしれません。

いかがでしたか?

家を持つとけっこうな維持管理費用がかかるということを
ご理解いただけたのではないかと思います。
そして、これらを全て合わせると、
おそらく毎月4万円ほど積み立てていっておいた方が
得策ではないかと考えています。

というわけで、毎月の返済額を試算する時は、
これら費用のことも考慮した上で算出していただければと思います。

それでは、また次回。


vol.36 重要な土地探しのタイミング

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「重要な土地探しのタイミング」です。

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この仕事をしていてつくづく実感していることが、
かなり多くの方が土地に予算を使い過ぎてしまっているということです。

そして、その原因が2つあり、
1つは前回お伝えした「南向きの土地にこだわり過ぎること」
そしてもう1つは「必要以上に広い土地を買ってしまうこと」です。

とりわけ、あなたが住みたい地域の土地の値段が高い場合、
この2つの要素が組み合わさると、
とんでもないぐらい予算オーバーすることになってしまうので、
そんな不測の事態に陥らないために
前回とともに今回の記事もご覧いただければと思います。

では今回は、土地の広さはどれくらいが適切なのか?
についてお伝えしていきたいと思います。
言い換えると、自分がどんな家を建てたいのかを
ある程度把握した上で土地は探したほうがいいという話です。

vol.36重要な土地探しのタイミング1.jpg


✔︎必要な土地面積の算出方法

土地にも形の良し悪しがあるので、
この理論が、どの土地でも当てはまるわけではありませんが、
必要な土地面積を算出する上で知っておくといいことが、
敷地は家が建つところと駐車場部分と家の周囲に出来る余白の
3つから出来ているということです。

そして、駐車場に関しては1台につき約4.5坪必要となります。
計算方法は、2.5m×6m=15㎡、15㎡×0.3025=4.5375坪です。
ゆえ、仮にあなたが確保したい駐車場が3台分だとしたら、
4.5坪×3台分=13.5坪、駐車場スペースとして必要だということですね。

では続いて、家の周囲に出来る余白についてですが、
この余白とは、境界と家との間に出来る通路のことであり、
家庭排水や雨水の配管を通し、
エアコンの室外機や給湯器などを置くための場所ですね。
また、家の軒や樋が隣の敷地まで
飛び出さないようにするために必要な余白です。

この余白に関しては、多少の差異は出るかもしれませんが、
いつも約10坪ほど必要だと考えるようにしています。
つまり、車を3台置きたいとしたら、
13.5坪+10坪=23.5坪が家以外に必要だということになるというわけですね。

そして、これに1階の建築面積を合わせた面積が
あなたが探すべき土地の広さだということですね。

✔︎土地と建物はセットで考えるもの

では、一つ例を上げてみると、
ヒアリングの結果、仮にあなたが建てたいと思っている家が
2階建ての家でその1階の建築面積が20坪としたら、
そして確保したい駐車場が3台だとしたら、
あなたが探すべき土地の広さの目安は、
20(家)+10(余白)+13.5(車)=43.5坪だということになります。
なので、45坪ぐらいの広さを目安として土地を探し始めます。

あるいは、ヒアリングの結果、
あなたが建てたいと思っている家が平屋だとして、
その建築面積が30坪だとしたら、
そして、確保したい駐車場が4台だとしたら、
あなたが探す土地の広さの目安は
30(家)+10(余白)+18(車)=58坪だということになります。
なので、60坪ぐらいの広さを目安として土地を探し始めます。

このように土地を考えていただくと、
必要以上に広い土地を探そうとすることも選ぶこともなくなり、
土地にお金をかけすぎてしまう可能性がグンと少なくなります。

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✔︎60坪以上の土地は買わなくていい?

そして、最後に覚えておいて欲しいことが、
60坪(200㎡)以上の土地は買わない方がいいかもしれない...ということです。
たとえ、あなたが平屋を建てたいと思っていても...です。
土地面積が60坪を超えると、
超えた部分は固定資産税が2倍になるからです!

具体的に例えると、
評価額が坪あたり15万円の土地を100坪買ったとしたら、
60坪までは15万円÷6×60坪×1.4%=2.1万円なのに対し、
60坪を超える部分は15万円÷3×40坪(100-60)×1.4%=2.8万円となり、
毎年毎年、この税金を払い続けていかないといけなくなってしまいます。

また、それだけじゃなく、広い分土地の価格も高くなるし、
余白が多い土地はそこに工事も施さないといけないため、
外構工事費用も高くなります。
つまり、家づくりにかけるコストが高くなってしまうというわけです。

そんなこんなで、土地を選ぶ時は、
自分が建てる家にフィットするちょうどいい土地を探すようにしてください。
そして、そのためにも土地を探す前にまずは建築会社を決めて、
どんな家にしたいのかをある程度明確にしておくようにしてくださいね。

それでは、また次回。

vol.35 南向きの土地が損をする?

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「南向きの土地が損をする?」です。

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あなたが土地を買わないといけないとしたら、
確実に日当たりが良い土地にしたいとお考えになると思います。
そして、その代名詞である南向きの土地を中心に
土地選びをすることと思います。

確かに、南向きの土地は土地全体に日陰が全く出来ないため、
そうじゃない土地に比べると抜群の日当たりをほこるわけですが、
一方で、大きなデメリットが2つあることも知っておく必要があります。

では、そのデメリットとは一体どんなことなのでしょうか?
言われてみると「ハッ!」と感じることなのですが、
案外知らないものなので、
ぜひ、この機会に覚えておいていただけたらと思います。

vol.35南向きの土地が損をする?1.jpg


✔︎高い・高い・高い・高い

なぜ「高い」という言葉を4つも並べたのかというと、
土地・家・外構・借り入れ、
この4つが全て最も割高になるのがこの南向きの土地だからです。

1つ1つ紐解いていきましょう。
まずは土地から。

これは誰でも分かることですよね?
あなたが良いと思っているものは、
他のみんなも良いと思っているから。
あなたが欲しいと思っているものは、
他のみんなも欲しいと思っているからですね。

つまり、供給よりも需要が上回ると予想される商品には、
自然と高い価格が設定されるというわけです。
かつ値引き枠も一切ないって感じですね。

では、続いて家と外構について。
家と外構が割高になる理由は、
南向きの土地に建つ家をご覧いただくと一目瞭然です。

南向きの土地に建つ家は、
基本的に外から丸見えになってしまうため、
プライバシーを確保するための工事が必要不可欠となります。

例えば、リビングの延長線には
ウッドデッキをつくるとします。
外から丸見えのままのデッキでは、
落ち着いてバーベキューも出来なければ、
のんびりとリクライニングチェアに座って
日向ぼっこも出来ないですね...

それゆえデッキの周りに目隠しをつくるか、
あるいは敷地の塀を高くするか、
あるいは木を植えないといけなくなり、
それらに余分なコストがかかることになります。

また、南向きの土地に建つ家は、
間取りが一目瞭然で分かるため、
防犯にも配慮する必要があり、
住む地域によってはセコムやアルソックといったセキュリティ会社に
お願いすることも検討する必要があるかもしれません。
となると、数十万円余分な工事費用とその維持費用がかかります。

さらに、南向きの土地では、
南面に設置する大きな窓の数も最も多くなりやすいため、
シャッター代金もバカになりません。
なんせ、南向きの土地は最も台風の直風を受けやすいため
シャッターが必需品となるからです。

そんなこんなで、家や外構にも余分な工事が必要となり、
土地に加えて家や外構まで高くなりやすいのですが、
この結果、高くなるのが銀行からの借り入れというわけですね。


vol.35南向きの土地が損をする?2.jpg

✔︎せっかく日当たりがいいのに...

そして、もう1つのデメリットが
ずっとカーテンが開けられないことです。
土地によりますが、道路から家の中が丸見えになるため、
ずっと閉めておかないといけませんからね。

この場合、家の中は朝からずっと薄暗い状態になってしまいかねません。
一番メインの窓から光を採り込むことが出来なくなるからです。

悲しい現実ですが、
これもまた南向きであるがゆえに起こりやすいことなんですよね。

以上の2つの理由から、
南向きの土地にこだわる必要は一切ないと思っている次第です。

もちろん、南向き同様にその他の土地にも、
必ずメリットとデメリットの両方が存在しますが...。

✔︎土地選びで重要な視点

それは、その土地で考えられる
デメリットまで先回りして考えられるかどうかです。
南向きの土地の場合、
プライバシー問題と明るさ問題、
そしてなによりコスト問題ですね。

「えっ!?そんなことまで!?」と思われたかもしれませんが、
本当に住みやすい家をつくるためには、
そこまで考慮しながら土地を選び、
その土地に合わせて間取りを考えなければいけないですし、
そんな家をあなたの予算の範囲内で仕上げることがなにより重要なことです。

なので、土地選びは自分たちだけでするのではなく、
また家の専門家でもない不動産屋さんに意見を仰ぐでもなく、
必ず建築のプロである住宅会社と一緒にしてもらえたらと思います。

土地選びに失敗しないためには、
あなたが土地にかけられる予算と、
どれくらいの広さの土地が必要なのかと、
あなたが建てたい家の実現のためには、
どんな土地が理想的なのかを知っておくことが必要不可欠です。

それでは、また次回。