vol.65 土地選びの追加チェック項目

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「土地選びの追加チェック項目」です。

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住む場所を選ぶ時、
立地(利便性)、環境、形状、広さ、向き、価格、災害情報、
小・中学校までの距離などを総合的に捉えながら
土地を購入するか否かを検討されると思いますが、
もう1つ検討材料に加えることをオススメします。

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✔️昼だけじゃなく夜も見に行く

みんなに共通していることは土地を昼間に見に行くということです。
夜に見に行っても土地の形も分からないし、
周辺の状況も分からないし、
暗い夜道をウロウロするのは危ないので当たり前のことなのですが。

しかし、昼間じゃなきゃ分からないことがあるように、
夜じゃなきゃ分からないこともありますよね?

家の周辺に街灯があるのか?
昼間にあることは確認出来ても実際その街灯が充分に明るいのか?
通わせる学校まで街灯が続いてあるのか?
そしてその街灯は充分に明るいのか?
同じく最寄りのJRの駅やバス停までも。

それゆえ、個人的には「おっ!この土地いいかも!」と直感的に感じたら、
必ず夜(日没)にも見に行った方がいいです。
そして、そのついでに小学校や中学校、
そして最寄りの駅やバス停まで車を走らせ環境を見てもらえたらと思います。

かつ、そのタイミングがご近所さんの帰宅と重なった場合、
思いきって話しかけてみてもいいかと思います。
どんな方が住んでいるのか自らの肌感で知っていた方が
今後お互い何かと安心でしょうしね。
自治会のことやゴミ出しのことや集団登校のことなど、
聞くことはたくさんあるのでぜひ思いきって話しかけてみるのもいいかもしれません。

それでは、また次回。

vol.64 日陰は決して悪ではない

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「日陰は決して悪ではない」です。

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設計士の多くは日陰となる場所に家を建てたがりません。
そこには太陽高度が低くなる冬に直射日光が入ってこないからです。
一番、直射日光を入れたい冬に。

それゆえ、彼らは家を建てる敷地が、日当たりが悪そうな場合、
広さ的には充分平屋が建てられる土地であるにもかかわらず、
当たり前にように2階建てを提案します。

あるいは、あなたがこれから土地を探すのだとしたら、
直射日光を阻害されることがない南向きの土地を優先してオススメするか、
直射日光が確保出来そうな広々とした土地をきっとオススメするでしょう。

しかし、これらの提案は決してベストな提案ではないし、
コスト的にも負担がかかりやすくなることから
SIMPLENOTEではこれらと180°反対の提案をさせていただいています。

平屋が建てられるなら
たとえ日当たりが悪い土地でも平屋を提案しているのですが、
これは、その方が圧倒的に暮らしやすいからです。

子ども部屋も、
2階にあるより1階にあった方が小さいうちから使ってもらいやすいし、
自分たちのものを自分の部屋に持っていってもらいやすいですしね。

寝室やクローゼットだって
2階にあるより1階にある方が何かと便利だと思います。
毎日のこととなれば、いちいち上に行くのって面倒くさいので。

家事動線も上下移動がなく水平移動だけとなれば、
ずいぶんと楽になるのは火を見るより明らかですよね。

これらはほんのちょっと想像したら誰でも分かることだと思いますが、
最悪なのは歳をとってからだと思います。
健康な状態の今はこんなこと想像もつかないと思いますが、
誰だっていつどのタイミングで足腰が悪くなってもおかしくないし、
そうなれば2階に上がるのがホント億劫になってしまいます。

で、そのうえ下に部屋が足りないとなれば
改築に加えて増築までしないといけなくなり、
大きな出費を余儀なくされるかもしれませんしね。
空っぽになった子供部屋さえ下にあれば
そんな無駄な出費をしなくて済んだのに...ということです。

以上のような理由から
基本、平屋を提案しているというわけです。

そして、南向きや広い土地を提案しない理由は
コストを出来るだけ抑えながら家づくりをするためです。

南向きの土地は一番人気なので割高に価格が設定されているし、
広くなればなるほど土地の値段は上がってしまうし、
広くなれば土地代だけじゃなく外構費用も高くなるし、
固定資産税も高くなりますからね。

南向きの土地で南に部屋を配置して南に大きな窓をつくると、
部屋の中が丸見え状態になってしまって、
プライバシーもなくなってしまいます。
もちろん防犯的にも良くありません。

で、見られないようにするためや敷地に侵入しにくくするための工事に
多額のお金をかけざるを得なくなり、
終わってみるとずいぶんと余分なお金がかかってしまった...
なんてことになってしまいます。

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✔️「明るい=直射日光」じゃなくてもい

例えば、玄関や廊下などは明るいに越したことはありませんが、
かといって、それが直射日光じゃなきゃダメなわけではありません。
それと同様に、寝室にも必ずしも直射日光が必要なわけではありません。
通常、寝室は日が沈んでから日が昇るまでの間に使う部屋ですし。

また、子ども部屋も同様です。
明るくしてあげないといけませんが、
その手段が直射日光である必要はないと思いませんか?
書斎や仕事部屋も同じですが、
ガンガン直射日光が入ってくると日や時間によって光量にムラが出て
勉強や仕事をするにしてもなかなか集中出来ませんからね。

そんなわけで、各自のお部屋は
直射日光にこだわらずにつくってもいいと思っている次第です。
もちろん暗いのだけは絶対にNGですが。

これらの部屋の配置にこだわらなければ、
土地選びもしやすくなるし間取りの幅もずいぶんと広がるでしょう。
また、土地取得コストも抑えられるし、
より暮らしやすい家をコストを抑えながら建てることが出来るでしょう。

なので、これから家を建てる方は
部屋の向きにまでこだわる必要はないということを覚えておくといいと思います。
家は直射日光が本当に必要な場所だけ
南向きでつくることが出来ればいいわけなので。

それでは、また次回。
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vol.63 外構予算の決め方と減らし方

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「外構予算の決め方と減らし方」です。

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家づくりの予算を大きく狂わせる一番の要因と思われるのが
「外構工事」です。

住宅会社は建築工事の予算を減らして欲しくないがために
外構工事の予算を減らす傾向があるし、
かつ、出来上がっていく家の姿を見ると
外構にもより手を加えたいという欲求が生まれてくるからです。

というわけで今回は、
外構工事の予算の決め方と外構予算の減らし方について
お伝えしていきたいと思います。

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まず外構工事の予算に関しては、
土地の広さや状況、そして建てる家によって違ってくるものの、
ハウスメーカーのような一般的な間取りのお家を建てる場合、
少なく見積もって坪あたり3万円、普通に考えると坪あたり4万円、
それなりにこだわりたいなら坪あたり5万円は
最低見積もっておくべきだと思います。

つまり、50坪の土地だとしたら
150万円では思ったような仕上がりにならない可能性が高いので、
200万円はみておいた方がよくて、出来れば250万円にした方がいい。

60坪の土地だとしたら
180万円では思ったような仕上がりにならない可能性が高いので、
240万円はみておいた方がよくて、出来れば300万円にした方がいい。

といった感じですね。
お施主様の期待に応えてお洒落に仕上げてあげたいのに、
全く予算が合わなくて困っている外構屋さんの気持ちを代弁すると
こんなところではないでしょうか。

なので、資金計画の時、
家と外構の合計予算が2800万円になったとしたら、
土地が50坪の場合は家の予算を2550万円にすべきで、
土地が60坪の場合は家の予算を2500万円にすべきだ
ということになります。

もちろん選んだ土地によって予算が変化することもあるため、
土地が決まった時点でもう1回予算の見直しが必要ですが、
このシンプルな法則に従って予算を確保しておくと
概ね狂わないんじゃないかと思います。

逆に言うとこの知識を持っていれば土地も選びやすくなるし
家のことも考えやすくなるし、
納得のいく外構仕上げにもなりやすいと思うので、
この機会にぜひ覚えておいてもらえたらと思います。

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✔️外構予算を減らす方法

では、ここからは外構予算を減らす方法について
お伝えしていきたいと思いますが、
まず1つ目は「無駄に土地を広く買わない」ということです。
先程の予算振り分けのところをご覧いただくと一目瞭然ですが、
土地が広くなればなるほど外構予算は膨らむわけですからね。

それゆえ、探しているエリアに土地情報がほとんどないとか、
そもそも広い土地しか売っていないといった特殊な状況じゃない限りは、
出来るだけ広く買わないように心がけていただけたらと思います。

そして、それを実現する方法として
土地を探し始める前にどんな家を建てたいのかを
明確にしておくことをオススメしています。
建てる家に合わせて土地を探せば、
ちょうどいい広さで土地を買いやすくなるからです。

広い土地を買うと、
固定資産税だって割高になってしまいますしね。

というわけで、
広すぎないちょうどいい土地を探し、
かつ見つけた土地に出来るだけ余白を残すことなく
家を建てるように設計することで外構工事の施工面積を極限まで減らす
という方法によってコストを抑えるというわけですね。

で、その上で「余分な装飾が必要ない家を建てる」と
さらにコストが抑えられます。
いわば、塀も植栽も目隠しも必要なく、
外観を引き立たせるための一切の工事が必要ない家を建てるというわけですね。

端的に言ってしまうと
砂利とコンクリだけで終わりという感じです。

この3つの要素が全て揃うと、
外構工事の予算は坪あたり1.5万円あれば充分だし、
コンクリの面積によっては坪あたり1万円以内で済むことだってあります。
60坪の土地でも60万円~90万円で済みます。

というわけで、
外構工事にそんなにたくさんお金を使いたくない...
庭の手入れとかめんどくさいから手間がかからないようにしたい...
そうお考えの方は、ぜひこの考え方を参考にしてもらえたらと思います。

それでは、また次回。

vol.62 対面キッチンのデメリットをカバーする秘策

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「対面キッチンのデメリットをカバーする秘策」です。

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リビングやダイニングはもちろん、
中庭や子供部屋などを全て見渡しながら
キッチン作業が行える対面式キッチンは
今の家づくりの定番となっていますが、
大切なのはそのつくり方です。

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例えば、対面式キッチンの場合
キッチンの手元を隠すためにキッチン前に目隠しとなる壁を立て、
その壁の天端に奥行き15cm~20cmの
カウンターを設置することが多いのですが、
あらゆるものがこのカウンターの上に所狭しと,
陳列されている光景を見たことがあるのではないでしょうか。
調味料・鍋・コップ・請求書・書類・鍵・薬・殺虫剤などなどですね。

理由は簡単。
一般的にこの高さは床から1m前後の高さでつくられることが多いのですが、
その高さこそ、ちょこっと物を置いておくのにちょうどいい高さだからです。

そんなわけで、
ここには「ちょっとだけアイテム」が自然と集まってきて、
いつの間にかこのカウンターはただの物置と化していくことが多いです。

本来の任務は、
出来上がった料理を向かいのダイニングテーブルへと最短で届けること、
かつ食べ終わった食器を最短のルートで受け取ることだったのに...です。
その上、ここにあらゆるものが陳列された結果、生活感が一気に滲み出し
ダイニングやリビングからの景色がとてつもなく悪くなってしまいます。

ゆえ、SIMPLENOTEの家ではそのような悲劇を引き起こさないために、
このカウンターの奥行きをスマホしか置けないぐらいにすることが多いです。
そうすることによってこのカウンターを拭く時も
いちいち置いてあるものを除ける必要もないので、
いつも簡単にササっと一拭きでお掃除出来てしまいますしね。

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✔️リビングからの見栄えを考える

使用頻度が高いキッチンを常にキレイに保つことは
相当難しいことだと思いますが、
このキッチンをどれだけキレイに保てるのかによって
家の見栄えがけっこう変わってくるため、
弊社では先程の工夫に加え大型の収納をキッチンの後ろにつくる
という工夫も施しています。

そして、収納(パントリー)の中に
冷蔵庫・家電・ゴミ箱・食料品を全て置いていただくようにしています。

この場合、キッチンのすぐ後ろにレンジやジャーがあるのに比べると、
確かに不便ではあるかもしれません。
しかし、キッチンのすぐ後ろにレンジやジャーがある場合、
いつもキレイに片付けておかないと生活感が滲み出てしまうのに対し、
パントリーの中に隠してしまえば、
少々粗い片付け具合だとしても確実に生活感は滲み出にくくなります。

また、冷蔵庫に関しても
正面に出していると冷蔵庫にペタペタと貼った
学校やゴミの予定表などが全て丸見えになってしまいますが、
パントリーの中に置いてみると丸見えになることがありません。

冷蔵庫に関しては、
背面に置く場合と距離感も変わらないので
使い勝手も全く悪くならないですしね。

さらに、キッチンの後ろに収納をつくることによって、
ダイニングやリビングから死角となる壁が出来るのも、
この工夫の素晴らしい所です。

死角となる壁があることで、
そこに学校やゴミの予定表をはじめとして
いろんなものを貼ることが出来るからです。

そんなこんなで、
リビング側から見た時の見栄えが格段によくなるというわけですね。
見える場所さえいつも散らかっていなければ、
突然誰かがやって来たとしても片付けにあたふたすることもありませんしね。

ってことで、これから家を建てようとお考えの方は、
これらの工夫を知識として頭の中に入れておいてもらえたらと思います。

それでは、また次回。

vol.61 インフレの中の家づくり

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「インフレの中の家づくり」です。

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ウッドショックによる住宅価格の値上がりは
ようやく落ち着いてきつつあるのですが、
木材の派手な値上がりを隠れ蓑にして
様々な資材が地味に着々と値上がりしているため、
建築費は今なお上がり続けています。

コロナショックによる経済のダメージを最小限に食い止めるために
世界の銀行がジャブジャブにお金をばら撒いたので
世界的にインフレが起こってしまい、
この流れが止まるにはもうしばらくかかりそうです。。

日本は原材料とエネルギーの多くを輸入に頼っているので、
この影響をモロにくらうってわけですね。

というわけで今回は、
こんな流れの中家づくりをどのように考えるべきなのかについて
意見を述べていきたいと思います。

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✔️負担を減らす家づくり

結論としては、住宅の価格は上がっても
家づくりの予算は出来るだけ上げるべきではありませんと言うことです。

住宅会社としては、住宅価格の上昇に合わせて
家づくりの予算を上げてもらえると嬉しいというのが本音ですが、
先立って物価ばかりが上がり、
賃金の上昇が追いついていないのが現状ですからね。

では、原材料価格が高騰している中でも、
負担を上げないように家づくりをするためには
どうすればいいのでしょうか。

まず、前向きに考えていただきたいことが、
土地を買わないという選択肢です。
つまり、実家に余っている土地があるなら
そこを使うことを優先して考えてくださいということです。

おじいちゃんやおばあちゃんが住んでいた空き家。
実家の敷地の余っているスペース。
田んぼや畑や、持て余している土地など...。
土地を買わないで済むとなれば
数百万どころか住む場所によったら
1000万円以上予算を軽減することが出来ます。

そんなわけで
親の近くに住むのは感情的に嫌だとか
不便だから嫌だという気持ちは当然あると思いますが、
これまで以上に前向きに検討いただく方がいい
と思っている次第です。

そして、もう1つこれまで以上に考えた方がいいことが、
家の面積を闇雲に増やさないことです。
家の面積は家の価格に一番影響を与えるからです。

なので、これまで家を建てた人がこうしているからとか、
自分の実家がこうだったからということに
縛られないようにしてもらえたらと思っています。

これに関しても、実家の近くに住めば、
実家の余った部屋や収納を利用させてもらうことだって出来るので、
必要以上に部屋数を増やしたり、
必要以上に部屋を広くしたり、
必要以上に多く収納をたくさんつくる必要がなくなり、
家の面積をギュッと圧縮しやすくなります。

そしてその結果、建築費も抑えられるし、
固定資産税も幾分抑えることが出来ます。
また、家がコンパクトになった分
電気代も幾分抑えられるでしょうし、
外壁塗り替えのメンテコストや将来の修繕コストも
きっと抑えられるようになるでしょう。

親の近くに住めば子育てに協力してもらいやすいし、
食費の負担も抑えやすいので、
その分さらに経済的な負担が軽減出来るでしょうしね。

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あくまでこれはメリットばかりに目を向けた理想論であり、
感情的な負の側面に目を向けていない意見なので、
そこをクリア出来ることが大前提となってきますが。

とはいえ、予算的な問題は今後の生活を左右する大きな要因となるので、
ご夫婦でよく話し合って家づくりに取り組んでいただけたらと思います。

プライバシーさえ守れれば、
実家の近くでもストレスをそう感じることなく暮らせるでしょうし、
小さな家でも、間取り次第で最高に快適な暮らしが出来るので、
そんな暮らしを想像してみたいという方は
ぜひ一度ご相談にいらしてください。

最小限の負担であなたにフィットした
最高の暮らしをご提案させていただきます。
それでは、また次回。

vol.60 平屋のススメ(日常生活後編)

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「平屋のススメ(日常生活後編)」です。

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家を建てるなら、
自然の光がたっぷりさし込む明るい家にしたい...
ゆったりとした開放的な家にしたい...
そして、四六時中快適に過ごせるような家にしたい...
誰もがこのようにお考えになるでしょう。

そして、これらが全て実現出来るような土地を選び、
間取りを考え、住宅性能を備えようとします。

いわば、太陽の光を全身で浴びられるような南向きの土地を選びつつ、
部屋を全て南向きでつくりかつ南向きの大きな窓をつくる。
そして、ガッチガチに断熱性能を高めて
夏と冬のストレスを緩和するといった感じですね。

もちろん理論上ではこれを実現した住まいは、
冒頭の3つの要素を全て満たした素晴らしい住まいになります。
が、悲しいかな、実際の生活はと言うと
思い描いていた暮らしとはなんだか違うという方が
多かれ少なかれいらっしゃるのではないでしょうか?

なぜなら、南向きの土地は日当たりがいい反面、
理論通りの間取りにすると、
外から家の中が丸見えになってしまうからです。

つまり視線を避けるために
カーテンを閉めたままにせざるを得なくなるため、
充分に光が届かない場所が出てくるというわけですね。
カーテンのせいで窓から外の景色が見えなくなり
閉塞感も出てしまいますしね。

ゆえ、間取りを考える時は、
外から丸見えにならないようにすることも、
同時に考えておかなければいけません。

ましてや「平屋」ともなればなおのことですよね。
全部の部屋が1階にあるためプライバシーが守られていないと
どこもかしこもカーテンだらけになっちゃって
家中真っ暗になってしまいますからね。

たとえプライバシーや防犯を担保するために
高い塀や植栽や目隠しといった外構工事に多額のお金を使ったとしてもです。
これらの対策だけでは、
周りから見られている感を完全に防ぐことは出来ませんからね。

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✔️大切なプライバシーの担保

これは平屋に限った話ではなく2階建ての場合も同じことですが、
間取りを考える時は明るさと開放感だけに着目するのではなく、
同時にプライバシーが担保されているかどうかにも着目すべきです。
明るさと開放感は、
プライバシーが担保されていないと完全には実現出来ないからです。

想像してみてください。
カーテンがいらない暮らしを。

窓からさし込む自然の光で
家の中はまるで外にいるかのような明るさに包まれることでしょう。
窓から見える外の景色や窓から見える広大な空のおかげで
まるで外で過ごしているかのような
開放感に包まれた暮らしを楽しむことが出来るでしょう。

ゆえにSIMPLENOTEの家では、
視線カットのためのカーテンがいらない家をつくるようにしています。
カーテンがいらない家になれば窓の数を減らすことが出来ます。
効率よく、また満遍なく光を取り込むことが出来るからです。

結果、管理する窓が減り戸締りの心配が減ります。
掃除する窓が減り年末の大掃除の手間が省けます。

また、窓が減れば耐震性がさらに高くなるし、
同時に断熱性も高くなります。
窓がなくなった分断熱材が施工された壁が増えるからです。

さらに、窓が減ればコストも安くなります。
これに加えてカーテンもいらないのだから
なおのことコストは安くなりますよね。

ま、カーテンがなくなるように設計すると
余分にかかるコストもあるので
コスト的にはトントン、あるいは少し安くなるぐらいですが...。

しかし、プライバシーが担保された「平屋」を仮に実現出来るとしたら、
それは間違いなく最強に住みやすい家になるのではないでしょうか。
経済的に優しく、強度にも優れていて、家事への負担をミニマムにしてくれ、
明るく開放的で最高に快適な暮らしを得ることが出来るわけですからね。

というわけで、
平屋のススメシリーズの最後の締めとしては、
「プライバシーの担保」を忘れないようにしてくださいね!
というお話でした。

それでは、また次回。

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vol.59 平屋のススメ(日常生活前編)

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「平屋のススメ(日常生活前編)」です。

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予算のことも大事だし、
もしものことから家族の身を守ることも大事ですが、
それに負けず劣らず大事なことが日常生活のしやすさですよね。

家事に育児に仕事に忙しいうちは、
なるべく家事にかかる時間が短縮出来る家にしておきたいですし、
歳をとった後はもちろん、歳をとってなかったとしても
動く距離が短ければ短いほどなにかと楽です。

そんなこんなで、今も未来もずっとそんな暮らしが出来る
「平屋」をオススメしています。

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まず「2階建て」と「平屋」の明確な違いが「洗濯動線」です。

2階建ての場合、ベランダに洗濯物を干すとしたら
上と下を行ったり来たりしないといけません。
干すために階段を昇ってベランダに洗濯物を干し、
取り込むために再び2階に上がって、
取り込んだ洗濯物をリビングに持って降りてきて、
たたんだ洗濯物の一部を再び2階に持って上がるという感じですね。

最近はこの面倒くささを解消するために
1階に干場をつくり2階に上がる回数を減らしているのですが、
これはこれで、わざわざ靴を履いて外に出て
干したり取り込まないといけないし、
何度も外と中を往復しないといけないので、
楽ちんかと言われると全然そんなことない気もします。。

外に出るとしたら
お隣さんやご近所さんと顔を合わす可能性だってあるので、
いつもそれなりに綺麗にしておかないといけないわけですし。

他方、平屋にすれば上下移動が全くなくなるので、
それだけでずいぶんと動きがスムーズになります。

ただし、平屋の場合でも勝手口から外に出て干したり
取り込まなければいけないとなると、
先程お伝えした状況と全く同じなので、
そうならないように工夫しないといけません。
人目につかない場所で洗濯作業が出来るように、
かつ、干す・取り込む、の動線が短くなるようにという工夫ですね。

これが実現出来れば、
時間に関係なく洗濯作業を行うことが出来るので、
時間的なことも身なり的なことも
隣近所に一切気を使うことなく洗濯が出来るようになりますからね。

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そして、続いての明確な違いが「片付けのしやすさ」です。
2階建ての場合、2階につくった子供部屋を
子供たちは中学生ぐらいになるまでほぼ使わないと思います。
つまり、子供部屋が使えない分、
子供たちの荷物が1階のどこかしらを占領してしまうというわけです。

では、その占領場所がリビングだとしたら?
そして、リビングだけでは事足りずダイニングまで占領するとしたら?

もはや自慢のリビングダイニングは、
足の踏み場もないぐらい子供たちの荷物が溢れ、
生活感が漂う残念な家になってしまうことでしょう。

他方、平屋にすれば子供部屋が1階になるため、
全てとは言わずとも、ある程度のものを自分の部屋に片付けることが出来ます。
ランドセル(バッグ)・制服・普段着・絵本・パジャマ・
あまり使わない2軍のオモチャといったものたちをです。

そして、それだけでずいぶんとリビングやダイニングの
散らかり方や見え方が違ってくるのではないでしょうか。

また、自分たちの服やパジャマや普段着やカバンだって、
寝室とクローゼットが1階にあれば、
ずいぶんと片付けやすくなるのではないでしょうか。

疲れて帰ってきた時もそうだし、
朝、寝ぼけて頭がボーっとしている時に
わざわざ2階まで行くのってホントに面倒くさいですから。

というわけで、
「平屋」にはメリットがたくさんあるため、推しているというわけです。

この他、片付けの手間が省ける家になれば、
掃除機も埃掃除も楽ちんになるので、
これから家を建てようとお考えの方で面倒くさがりの方は、
ぜひ前向きに「平屋」を考えてみていただければと思います。

では、次回は日常生活の続編
「快適さ」についてお伝えしていきたいと思います。
次回の内容も、ストレスの少ない暮らしを手に入れるためには
絶対に欠かせない要素なのでぜひご覧いただければと思います。

それでは、また次回。

vol.58 平屋のススメ(強度編)

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「平屋のススメ(強度編)」です。

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高い耐震性を備えた家を建てることは
今や当たり前のことですが、
そのためにSIMPLENOTEの家では「2階建て」ではなく
「平屋」をオススメすることが多いです。

というのも、2階建ての家は、
平屋に比べて家のバランスが悪くなりやすい傾向があるからです。

まず2階建ての家は、
2階の壁量に対し2階を支える1階の壁量が少なくなりやすいという特徴があります。
2階にはプライベートルームを細かく区切ってつくるのに対し、
1階には大空間のパブリックスペースをつくるのが一般的だからです。

つまり、2階に柱や壁の数が増えることによって
上からの荷重が大きくなるにもかかわらず、
それを支える1階に柱や壁が少なくなってしまうからというわけですね。

圧倒的に過ごす時間が長い
パブリックスペースを明るくしたいという気持ちから
どうしても1階には窓を必要以上につくりやすいですしね。

また、一般的に南には出来るだけたくさん窓をつくり、
逆に北には出来るだけ窓をつくらないようにしていますが、
これも家のバランスが悪くなる原因の一つとなります。
南には壁がほとんどないのに対し北にはたくさん壁が出来るからです。
つまり、南と北の壁のバランスが悪くなってしまうからですね。

その上2階建ての場合、
2階の南にはベランダやバルコニーを張り出してつくることが多く、
支える壁が少ない南により大きな負荷をかけてしまうわけですしね。
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✔️2階建てならではの制約

それゆえ2階建ての場合、
高い耐震性を維持するために
何らかの皺寄せを飲み込まざるを得ません。

例えば、耐震等級3を取りたい場合、
間取りに何らかの制限が発生することがあります。
せっかくの大空間のど真ん中に柱や壁が必要になる、
南の窓のサイズを小さくすることになる...という感じですね。
また、その制限を飲み込んだ上で
さらに「制震装置」も設置しなければいけないかもしれません。

2階建ての場合は、台風の時や爆弾低気圧の時に
強風の影響で家の2階部分がグラグラと揺れやすいし、
トラックや工事車両のような大型車両が通行した時にも
同じように2階部分がグラグラと揺れやすく、
それらを小刻みにくらうことは
地震を小刻みにくらっているのと同じようなものであり、
それはつまり耐震金物を緩めてしまう原因となる可能性が高いからです。

そして、そのために40万円~50万円のオプション費用を
半強制的に払わざるを得なくなってしまうというわけですね。
それで安心を買っていると考えたら、そりゃあ出さざるを得ませんよね。

そんなこんなで、可能であるならば
「平屋」を建てた方がいいと思っている次第です。

平屋にすれば強風や車両振動の影響を受けにくいし、
地震の影響も受けにくいため、
基本、制振装置を設置する必要がないし、
上からの荷重も少ないし、ベランダやバルコニーといった
さらに耐震性を悪くするものをつくる必要もありませんし。

後は、南と北の壁量バランスが
悪くならないようだけ気を配りながら間取りを考えていけば、
天然で耐震性が高い家が完成するというわけですね。
かつ、家が長持ちする耐久性の高さも。
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✔️土地に合わせることが重要!

そして、建てる家を土地に合わせることが
耐震面においてとっても大切なことではないでしょうか。

例えば、交通量が多い幹線道路に面した土地で家を建てる場合、
通行車両の振動の影響を受けやすいため、
出来るだけ家の重心を下げるべきだし、
海に近い場所で家を建てる場合も、
日常的に強風にさらされるため出来るだけ重心を低くといいです。
つまり、可能なら「平屋」ということですね。

また、周囲に家が建っていない場所で家を建てる場合も、
建てられるなら「平屋」するといいと思っています。
台風の時や爆弾低気圧の時、風を遮ってくれる建物がなければ、
モロに強風の影響を受けることになるからです。

そんなこんなで、
立地という点も建てる家に大きな影響を与えるということも
覚えておいていただけたらと思っている次第です。

平屋のススメ(強度編)でした。
では、また次回。