vol.246 豊かさの定義

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「豊かさの定義」です。

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「豊かさ」の定義は人によって違ってくるものであると思いますが、
こと家づくりにおいても「豊かさ」の議論は
「無駄」をどう捉えるかによって大きく二分されます。

例えばとっても広い玄関は家を豪華に見せてくれるし、
自分の気持ちをとっても優雅にしてくれます。
また、誰かを家に招いた時も賞賛を得られると思うので、
色々な意味で気持ちを豊かにしてくれます。

他方、視点を切り替えて玄関について考えてみると、
先程のように広くせず必要最小限にすることの方が
豊かであるとも捉えられます。

仮に、玄関の広さだけで2帖(=1坪)違ってくるとしたら、
それだけでコストは7〜80万円ほど違ってくるため
その分、家づくりではなくもっと違った「豊かさ」に
使うことが出来るとも捉えられるからです。

このように家づくりにおいても「豊かさの定義はこうだ!」と
一方的に決めつけることは決して出来ないのですが、
とはいえ、自社なりの価値観を持っておくことは
非常に大事なことだと思うので、
今回は「豊かさ」に対する
弊社なりの定義をお伝えしていきたいと思います。

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✔️最小限のもので最大限の豊かさを

家を持つにあたり、
出来るだけ最小限にしていただくことをオススメしています。
最小限にすればその分家のコストが安くなり
その浮いた資金を他の色々なことに使うことが出来るからです。

NISAや貯金で老後への安心を手に入れるも良し。
思い出づくりのために定期的に家族旅行に出掛けるも良し。
自分の趣味や子供たちのやりたいことを
思いっきりやらせてあげるのに使うも良し。
という感じですね。

そして、そのために
「無駄」であるかも?と少しでも考えられるものは
出来る限り省くことをご提案させていただいています。

例えば「廊下」。
冒頭にお伝えしたように
違う視点で捉えると広い廊下は無駄ではないものですが、
弊社なりの視点で捉えると
「廊下はあくまでただ通るだけのもの」であれば、
あえて広げる必要もないという風に定義しています。

例えば「客間」。
ご両親や来客をしっかりおもてなしするという観点で見れば、
この部屋は250万円出してでも必要なものであるということになりますが、
逆に言うと、たまにしか使わない部屋に250万円ものコストをかけるのは
建築費が高くなった今勿体無いとも捉えることが出来ます。

仮に親御さんが遊びに来て泊まっていくとしても、
まだ寝室として使っていない子供部屋で寝ていただくことが出来るし、
広々としたリビングに布団を敷いて寝てもらってもいいわけですしね。

そんなわけで
いつも使わない部屋に多くの資金を費やすことはやめましょう
というスタンスを取らせていただいております。

この他、寝室や子供部屋の広さに関しても無駄に広げる必要はないし、
土地にしても建てる家に対してちょうど良い広さを買えば
その分、無駄な出費が削れるので、
建てる家に合わせた面積で探しましょうという風にお伝えしております。
土地に無駄な余りが出来なければ、その分外構工事費用も削減出来ますしね。

もちろん、これらもあくまでSIMPLENOTEの家の価値観であって、
土地も広くすればするほど豪邸感は出るし、
余白が多いほど外構工事も見栄えがしやすくなるので、
お金をかけてでもそうしたいとお考えの方は、
そうしていただいた方が絶対に良いと思います。

というわけで、「豊かさ」の定義は難しく
単純にこうだとは決められないのですが、
SIMPLENOTEの家のスタンスとしては
無駄をふんだんにつくることで豊かさを生み出すという方向性ではなく、
その真逆の無駄を極力なくすことで豊かさを生み出すという方向性である
ということを今回はお伝えさせていただきました。

それでは、また次回。

vol.245 子供部屋の価値観

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「子供部屋の価値観」です。

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SIMPLENOTEでは子供部屋を
基本1階につくることをオススメしているのですが、
「子供部屋は2階にあるのが普通」という価値観が巷にあることから、
パッと聞いただけだと
ご不安に感じる方も決して少なくないのではないでしょう。


✔️まずは利点について考えてみる

子供部屋を1階につくった場合、
子供たちの荷物を自分の部屋に片付けやすくなります。
そのし易さたるや2階とは比べ物になりません。

結果、リビングやダイニングにものが散乱しにくくなり
その分だけストレスが緩和されると思います。

また、親の近くに部屋があることで自分の部屋を使ってくれやすくなり、
これもまたリビングの散らかりを防ぐ大きな要因になります。
(2階だとそれぞれの姿が見えないし気配すら感じにくくなるので
どうしても使ってもらいにくくなってしまいますからね)

さらに子供部屋を基本1階につくれば、
2階建ての家になる場合でも
子供部屋を2階につくる場合より面積を抑えることが出来るため
その分コスト圧縮にもつながります。

2階につくるのが寝室(とクローゼット)だけになれば、
2階のトイレもなくすことも出来るし
2階に出来る廊下も最小限になるからです。

そんなわけで
子供部屋を基本1階に盛り込んだ
間取りを提案させていただくことが多いのですが、
この場合、1つだけ不安に感じることが
子供たちのプライバシーではないでしょうか。

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✔️この欠点をどうカバーするか?

1階に子供部屋をつくると、
子供たちのプライバシーを確保してあげられないのではないか?
という心配が生まれると思いますが、
この点がどうしても心配な方は
リビングと子供部屋が直結しないように間取りをつくれば解決します。

ただし、このように設計すれば廊下が増えることにはなるので、
その分、コストが上がるということは
織り込んでいただかなくてはなりません。

これから家を建てる方は、
子供部屋に関して少し柔軟に考えていただければと思います。

もっとも現在は平屋の人気が出てきたので
子供部屋が1階にあることに
違和感がない方が増えてきているかもしれませんけどね!

それでは、また次回。

vol.244 これからの土地選び

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「これからの土地選び」です。

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新しく造成し販売される分譲地は、
美しく整えられていること(=見た目が良い)
同世代の人たちが集まりそうなこと(=気兼ねなく暮らせそう)
道路幅が広いこと(=車がとめやすく運転しやすそう)
などを理由に多少割高でも
近隣で販売されている分譲地じゃない土地に比べて
足速に売れていく傾向があるのですが、
昨今のインフレの影響を受けて
コンクリート価格が上がり続けていることから、
新しく造成し販売される分譲地は
今後さらに価格が割高になると考えておいた方がいいと思います。

ゆえに、これから家づくりをされる方は
極論を申し上げるとそんな条件下でも(予算が膨らむことを覚悟の上)
新規分譲地を狙っていくのか?
それとも、そうじゃない土地に絞って探していくのか?
(少しでも予算を抑えるのか)
という極端な選択を強いられることになります。

というわけで今回は、
少しでも予算を抑えながら土地を選びたいとお考えの方に、
土地選びの際に着目していただきたいことについて
お伝えしていきたいと思います。

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✔️災害時のリスク

土地選びをするにあたって
まず着目していただきたいことが
災害時のリスクについて、です。

例えば「浸水リスク」。
土地の広さ的に平屋が建てられるのであれば、
確実に平屋を提案させていただくからです。
平屋は2階建てのように2階部分に退避出来ませんからね。

例えば「倒壊リスク」。
分譲地ではない土地を選ぶとしたら
近隣に建っている家が新しい場合もあれば古い場合もあるのですが、
後者の場合、地震によって建物が倒壊するリスクが大なり小なりあるからです。

また、近隣に古い家が建っている場合、
「倒壊リスク」と共に考えておいた方がいいリスクが「火災リスク」です。
古い家の場合、暖房機器に石油ストーブを使っていることが多々あるし、
コンロも「IH」ではなく「ガス」であることが多いでしょう。
実際、阪神淡路大震災の時は真冬だったこともあって
ストーブが倒れたことをキッカケに火災被害が拡大したようです。

さらに古い家がある場合は
「シロアリ」がそこから飛んでくるかもしれないというリスクもあります。
(ついでにゴキブリも、です)

まずはこういったリスクがあることもご理解いただいた上で
土地選びをしていただければと思います。
浸水リスクがある場所や古い家が近隣に建っている土地などは
そんなに悪くなさそうなのに(むしろ良さそうに見えるのに)
相場よりも割安で売られていることが多いのですが、
その裏にはそれなりの理由があるということですね。

✔️問題ない土地を割安で手に入れる方法

基本、土地に「掘り出し物はない」と言われるくらい
土地の価格設定は良く出来ていて、
誰が見ても良さそうだなと思う土地はそれなりに高く価格が設定され、
誰が見てもイマイチだなと思う土地は、
それなりに安く価格が設定されています。

そんな中希望するエリアで
割安の土地を手に入れていただくためには、
唯一「日当たりにこだわらない」ことしかないのではないでしょうか。

同じ場所でも
南向きかそうじゃないかによって大なり小なり価格設定は違うし、
日当たりが悪そうな土地であればあるほど
間違いなく価格は割安に設定されています。
(そうしないと売れないしそもそも問い合わせもないからです)

たとえ土地そのものの日当たりが悪かったとしても、
それを回避しつつ
家の中に光が届けられるようにさえ間取りをつくることが出来れば
家の中は充分明るくなるし、
むしろこういった悪条件の中出来上がる家の方が
デザイン・防犯・プライバシー面において
圧倒的に優れたお家になりやすいですしね。

これが「掘り出し物」が
なかなか見つからないと言われている土地の中で、
唯一割安な土地を手に入れることが出来る方法ではないでしょうか。

それでは、また次回。
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vol.243 白を基調色にする理由

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「白を基調色にする理由」です。

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「色」はその時代のトレンドを明確に表すものであり、
リクシル、パナ、TOTOといった水回りメーカーのショールームに行くと
現在のトレンドカラーを一瞬で掴むことが出来ます。

現在は「グレー」や「ベージュ」その2色が混ざった「グレージュ」
といった全体的に彩度が低くくすみがかった色がトレンド真只中であり、
水回り商品だけにとどまらず
壁材、床材、ドアなどにも幅広く取り入れられてきていますが、
こういった優しい色合いで仕上げられた空間ってやたらと落ち着くし、
なんとも言えないお洒落感に満ち溢れていますよね。

そんなわけでトレンドに乗って
グレーやベージュをふんだんに取り入れようかと悩むこともあるのですが、
今回はこんなトレンドであるにもかかわらず
あえて時代の波に乗らず「白」を基調にし続けている理由について
お伝えしていきたいと思います。

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✔️光の反射・拡散効果

SIMPLENOTEの家でこだわっていることの一つが
「日中は自然光だけで過ごせる住まい」にすることです。
晴れていて光が入ってくる日はもちろん、
たとえどんよりと曇っていても、
また雨が降っていたとしても、です。

そして、これを実現するためには
1.光を遮断しないこと
2.入ってきた光を反射・拡散すること
この2つが肝になってくるのですが、
この2つ目の要素に最大限寄与してくれる色が「白」です。

くすみ系の色は
光の反射・拡散という点においては白に比べると弱く
明るさのトーンが落ちやすくなり、
晴れていても照明なしでは過ごせない家になりやすいです。

そんなわけで室内に関しては
基本、家全体に「白」を使うようにしています。

外部に関しても、
白を使うと「汚れが目立つ」というネガティブな要素は拭えないものの、
反射効果が高い分壁の中に熱がこもりにくく
室内への熱伝導を低くしてくれる、
そして中庭に入ってきた光をより多く室内に届けてくれる
というメリットはあるので、
汚れを目立ちにくくするために
窓や換気扇などの部材を出来るだけ見えない(目立たない)
場所に隠すという工夫も心がけて設計しています。

✔️コーディネイトしやすい

そして白を基調としているもう1つの理由が
コーディネイトがしやすいことです。
ベースカラーを白で統一しておけば、
木材のナチュラルな色調や観葉植物のグリーンとも相性が良い上、
家具や小物なども選びやすくなります。

また、黄色、赤、青といった
彩度の高い原色系のアイテムなどを差し色に加えても
違和感が出にくいというのも白が持つ魅力の1つです。

そんなわけでベースカラーには
白をオススメしているというわけですね。
かつ、家そのものにあまり多くの色を使わないことを
オススメしています。

家そのものに色を使い過ぎてしまうと
その後、搬入される家具や小物などで色が散乱することになり、
統一感がなく落ち着かない家になってしまう可能性が高くなるからです。
ゆえに、クロスの張り分けはあまりオススメしていないし、
出来るだけカーテンを使わなくて良い家にしているんですよね。

いかがでしたか?
これが、弊社が白を基調色にしている理由です。

白は遊び心がなく
なんだか味気なく感じてしまう色かもしれませんが、
逆に言うと主張がなく他の色を惹き立ててくれる
素晴らしい色でもあるので、
その点も考慮しながらコーデしていただければと思います。

そして、コーディネイトの際には
家具や小物、そして生活用品などが入った状態がどうなるかまで
想像していただくことを忘れないようにしてくださいね。

それでは、また次回。
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vol.242 コストがかからないアイデアの重要性

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「コストがかからないアイデアの重要性」です。

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今や住宅ローン控除の適用条件が
ZEHもしくは長期優良住宅の断熱性能を有することが基本となりましたが、
この水準で家を建てれば驚くほど快適な環境のもと
暮らすことが出来るようになります。

厳しい暑さの夏にせよ、厳しい寒さの冬にせよ
外気の影響をあまり受けにくくなる上、
冷暖房機器もよく効くようになるし、
室内の空気も外に漏れにくくなるからです。

また、躯体性能と共に冷暖房機器そのものの性能も上がったこともあり、
エアコンから放たれる音も静かになり
その点においても快適さが増しているのではないでしょうか。
(躯体そのものの断熱性能が低いとエアコンが全力で働かざるを得ないため
必然的に音がうるさくなります)

つまり、これから家を建てる方は
このような暮らしを当たり前のように手に入れていただけるわけですが、
これに加えてお金のかからないある工夫をすれば
さらにこの快適な居住空間を手にしていただくことが出来るようになります。

その工夫とは「平屋」にすることです。
平屋にするとより快適になる理由は、
上下階に温度差が生じないからです。

暖かい空気は軽いことから2階に逃げるし、
逆に冷たい空気は重いことから1階に逃げるため、
2階建ての場合その上下階の温度差を無くすためには
強制的に空気を循環させるしかなく
そのためには高価な空調システムが必要になりますからね。

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✔️電気製品の弱点

高価な空調システムが
驚くほど快適な暮らしをアシストしてくれることは
疑いようのない事実だと思いますが、
1台の冷暖房機器を動かしその空気を家全体に送る空調システムにも
電化製品ならでは、の故障時どうなるのか?という弱点があります。

仮に真夏に機械が故障し修理をお願いするも
「最短でも1週間はかかります」
なんて言われた時には一体どうなるでしょうか。

あるいは床下に設置した空調システムが
大雨による床下浸水によって
とても暑い真夏に壊れようものなら
そしてその修理に「最短でも2週間はかかります」
と言われた時に、一体どうなるでしょうか。

たとえ高性能住宅とはいえ、
そんな環境のもとでは暮らすことは出来ないと思います。

そんなわけで
冷暖房機器はそれぞれの部屋を個別で稼働させる
エアコンで十分かもしれません。

高性能であることが基準であれば、
平屋にしておけばリビングのエアコンを日中
太陽光発電によって発電される電気によって稼働しておくだけで、
家全体に空気が行き届きどこで居ても快適に過ごしていただけるし、
もしそのエアコンが故障した場合でも、
それぞれの部屋に設置したエアコンを動かすようにすれば
故障期間中も不快に感じることなく過ごしていただけます。
もちろん、故障時の修理代に関しても
それなりに差が生じるでしょうしね。

というわけで、
これも平屋にすることの大きなメリットだと思うので、
ぜひ参考にしていただけたらと思います。

そして、
平屋にすることを「お金のかからない工夫」だと
冒頭でお伝えさせていただきましたが、
この理由は、平屋にすれば階段をはじめとした
2階建てでは必要なものの多くがいらなくなり
結果、面積が小さくなることで
同じくらいかあるいは安く建てられるから、です。

それでは、また次回。
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vol.241 コストという代償

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「コストという代償」です。

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南向きの土地を買い、南向きに部屋をつくり、
南向きの窓をつくれば、明るくて開放的な家になる。
日がたっぷり差し込んでくる気持ちいい家になる。

家を建てる多くの方がこのように考え
これを実現すべく土地選びから間取りづくりまでを実行していきますが、
これにはいくつかの落とし穴が存在します。

まず訪れる落とし穴が、
「土地がなかなか見つからない」ということです。
ほぼ例外なく誰もが
日当たりがいい土地を買いたいと思っているため、
需要に対して供給が追いつきにくくなるからです。

結果、日当たりがいい土地になかなか出会えず、
ただただ時間ばかりが過ぎ去っていってしまうことになります。

また、日当たりにこだわって土地を探してしまうと
必然的に「土地を割高な価格で購入する」ことにもなります。
供給に対して需要が高いということは希少価値が生まれるということなので、
販売側からすると割高な価格で設定しやすいですからね。

かつ、買いたい人が他にもいるということは
「=価格交渉をする余地もない」ということでもありますしね。
これらが土地探しの時に直面しやすい落とし穴ですね。

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✔️気付かない?見て見ぬ振り?

言われてみると誰もが「たしかに・・」と思うことなのに
案外気付かないことが、南向きの土地で南向きの部屋をつくり
そこに南向きの窓をつくると
「外から家の中が丸見えになる」ということです。

結果、視線を遮るために様々な追加工事をし
その費用を捻出しなければいけません。

まず必要となるのがカーテンです。
透明ガラスの窓をつくった分だけカーテンが必要になりますからね。
そしてカーテンによって家の中に光があまり入って来なくなります。
家の中から外の景色を見ることもほとんどなくなってしまいます。

また、ウッドデッキはマイホームには欠かせないアイテムだと思いますが、
家に中同様にウッドデッキも
常に周りの人の視線にさらされることになるため、
これを気兼ねなく使えるようにするためには必ず目隠しが必要になります。

さらに、こういったプライバシーが担保されにくい住まいは
防犯的な対策も講じる必要があるため、
そのためにも費用を捻出しないといけません。

心理的に敷地内に入ってきにくくするための高い塀、
門や長いアプローチ、目隠し的な意味合いも込めた植栽、
といった外構工事によって。

これらが南向きの土地ではほぼ確実に必要となる工事であり、
(あと大きな窓全てにシャッターも)
これらの合計金額は思っているよりも大きくなるのですが、
この事実をご存知だったでしょうか?

カーテンとシャッターに概ね100万円、
目隠しをはじめとした外構工事には概ね200万円といった感じですかね。
なかなかな追加工事費用です。

というわけなので、
これから土地探しや間取りの計画をされる方は、
この事実も知っていただいた上で
どのように計画していくかを考えるようにしてください。

それでは、また次回。

vol.240 イメージと現実のギャップ

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「イメージと現実のギャップ」です。

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大した根拠もなく
勝手に決めつけてしまっていることが誰しもありませんか。
こと家づくりにおいてもそんなことがあるのではないでしょうか。

✔️見た目が良いものは中身が悪い

見た目が良いものは(=デザイン性が高いもの)使い勝手が悪いとか
機能性を犠牲にした上で成り立っているという
なんとなくのイメージが頭の中にあると思いますが、
その最たるものが「家」ではないでしょうか。

見た目にこだわるあまりに
耐震や断熱といった最低限備えていないといけないことすら
充分に備わっていないとか、
窓が少ないため絶対に家の中が暗いとか、
風が通らないし換気性能が悪いから家の中に臭いがこもるとか、
その中身を知らない限り普通はそういう風に思ってしまいますよね。

もっとも本当に使い勝手や機能性そっちのけで
つくられているものがあるのも現実なので仕方ないことですが。

あと、見た目を最優先したとなると
どうしても薄っぺらさ感が否めないような気がしてしまう
という心理的な抵抗も
このイメージに寄与してしまっているのかもしれません。

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✔️見た目の良さは機能性から生まれる

人生で最も高い買い物をするわけなので、
そもそも見た目にこだわること自体
悪いことでもないと思うのですが、
その議論はさておいたとして中身を紐解いてみると
見た目の良さというものは機能性を追求したことによって生まれます。

例えば、コストを抑えるために
「中庭」をつくるというアイデアを推奨していますが、
このアイデアを採用することによって
家づくり全体のコストが落ちると共に家のデザイン性が高まり、
ついでに機能性も高くなります。

人目を遮るためのカーテンがいらなくなれば
最小限の窓から採光が確保出来るため窓を減らすことが出来、
結果、耐震性と断熱性が高まります。

また、戸締りの心配も少なくなるし、
窓掃除の手間も削減出来るし、
何より心おきなく窓が開けられるため風通しが良くなります。
敷地を有効活用出来れば平屋の実現率が高くなり、
さらに耐震性が高くなりますしね。

これはあくまで一例ですが、
この他にも掃除の手間を楽にするために
使用する部材点数を最小限にするようにしていますが、
この工夫はなんとなくスッキリ見せてくれる
という効果をもたらしてくれます。

このように見た目の良さは
そうすることだけを目的として達成されるのではなく、
実はコスト削減と機能性の追求によって生まれるものなので、
なんとなくのイメージだけで判断してしまうのではなく
ぜひその真意をご覧になっていただければと思います。

それでは、また次回。

vol.239 平屋実現の鍵は逆転の発想

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「平屋実現の鍵は逆転の発想」です。

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SIMPLENOTEの基本スタンスが
「可能であるなら平屋に!」
(土地の広さ的に問題ないなら)であることから、
ご提案させていただく住まいの
おおよそ80%が平屋なのですが、
以前に比べ平屋を求める方が増えてはきたものの、
「平屋は高くなる」という概念から
最初からあえてその選択肢を外している方も
少なくないのではないでしょうか。

実際、単純に平屋にすれば
その分、土地面積が大きくなり土地取得費用が高くなるし、
そうなれば外構面積も大きくなる上、
プライバシーや防犯性の担保のために
工夫を凝らさないといけないため
その分、外構工事費用も嵩んでしまうし、
そもそも建築費も割高になってしまいますからね。

ましてや円安による資材価格高騰の影響を受けて
建築費はもちろん外構費や土地の造成費なども
順調に上がっていっていますし。

そんなわけで、
こんな状況の中平屋を建てるとなれば、
予算を圧縮するために創意工夫が必要になってくるわけですが、
一体どのような方法があるのでしょうか。


✔️逆転の発想

予算を圧縮するためには、
建築費だけじゃなく土地代、外構代にも
焦点を当てる必要があるのですが、
これを実現するためには
既成概念の考えをぶっ壊していただかないといけません。

住む地域を変えることなく土地予算を圧縮しようと思うと、
土地面積を小さくしつつ
単価が安い土地に狙いを定めるしか方法がないし、
泣く泣く外構工事をしないという
最悪の手段を取ることなく外構工事予算を圧縮しようと思うと、
土地面積を小さくしつつ、
プライバシーや防犯性の担保のために
必要な工事の一切をカットするしか方法がありませんからね。

また、性能やデザインなどに妥協することなく
家の予算を圧縮しようと思うと、
なくても問題ないスペースを省くことによって面積を圧縮しつつ、
なくても問題ないものを省くことによって
建築コストを圧縮するしか方法がありません。

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✔️これらを網羅する創意工夫

「中庭」をつくるという発想は
実はこれら3つ(土地・外構・家)のアイデアを
全て実現してくれるとっても優れものです。

「中庭」をつくれば家の中心から採光を確保出来るので
まず、日当たりを気にしながら土地を購入する必要がなくなります。
結果、南向きの土地以外の選択肢が出来るようになり、
その分土地の単価を落とすことが出来ます。

かつ、敷地いっぱいに家を建てることが出来るので、
日当たりのために余分な広さの土地を買う必要もなくなり、
さらに土地費用をカット出来ます。

そして、そうなれば外構工事の施工面積も大幅に圧縮されるし、
外周面に大きな窓が必要なくなれば、
プライバシーや防犯対策のための創意工夫が必要なくなり、
外構費用が大幅に安くなります。

ただし、家に関しては中庭をつくる分、
家の施工面積が大きくなるためコストは上がってしまいます。
とはいえカーテンがいらなくなること、
そしてシャッターがいらなくなること、
また窓の数を減らすことが出来ること、
(カーテンがいらないと最小限の窓で採光が確保出来るからです)で
大幅にコストが削減出来るのでその分丸々高くなるわけではないし、
これに加えて「廊下」というなくてもいいスペースのカット、
なくてもいい部屋数のカット、なくても部屋の広さのカットなどを
実践していけば、建築費が上がることはないし安く出来たりします。

いかがでしたか?

これが、SIMPLENOTEが提案している
平屋を建てていただくためのアイデアなのですが、
なんとなくご理解いただけたでしょうか。

こんな家づくりに興味を持っていただいたなら、
ぜひ一度ご相談に来ていただければと思います。

それでは、また次回。