vol.245 子供部屋の価値観
こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「子供部屋の価値観」です。
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SIMPLENOTEでは子供部屋を
基本1階につくることをオススメしているのですが、
「子供部屋は2階にあるのが普通」という価値観が巷にあることから、
パッと聞いただけだと
ご不安に感じる方も決して少なくないのではないでしょう。
✔️まずは利点について考えてみる
子供部屋を1階につくった場合、
子供たちの荷物を自分の部屋に片付けやすくなります。
そのし易さたるや2階とは比べ物になりません。
結果、リビングやダイニングにものが散乱しにくくなり
その分だけストレスが緩和されると思います。
また、親の近くに部屋があることで自分の部屋を使ってくれやすくなり、
これもまたリビングの散らかりを防ぐ大きな要因になります。
(2階だとそれぞれの姿が見えないし気配すら感じにくくなるので
どうしても使ってもらいにくくなってしまいますからね)
さらに子供部屋を基本1階につくれば、
2階建ての家になる場合でも
子供部屋を2階につくる場合より面積を抑えることが出来るため
その分コスト圧縮にもつながります。
2階につくるのが寝室(とクローゼット)だけになれば、
2階のトイレもなくすことも出来るし
2階に出来る廊下も最小限になるからです。
そんなわけで
子供部屋を基本1階に盛り込んだ
間取りを提案させていただくことが多いのですが、
この場合、1つだけ不安に感じることが
子供たちのプライバシーではないでしょうか。

✔️この欠点をどうカバーするか?
1階に子供部屋をつくると、
子供たちのプライバシーを確保してあげられないのではないか?
という心配が生まれると思いますが、
この点がどうしても心配な方は
リビングと子供部屋が直結しないように間取りをつくれば解決します。
ただし、このように設計すれば廊下が増えることにはなるので、
その分、コストが上がるということは
織り込んでいただかなくてはなりません。
これから家を建てる方は、
子供部屋に関して少し柔軟に考えていただければと思います。
もっとも現在は平屋の人気が出てきたので
子供部屋が1階にあることに
違和感がない方が増えてきているかもしれませんけどね!
それでは、また次回。
