vol.238 土地の広さの決め方

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「土地の広さの決め方」です。

---------
自分にとって必要な土地の広さは
どんな家を建てるかによって全く違ってきます。

例えば、建てたい家がおおよそ30坪の家だとしたら、
それが「平屋」なのか、はたまた「2階建て」かによって
選ぶ土地の広さは違ってくるし、
「2階建て」の場合でも1・2階が同じ広さの家にするのか?
はたまた1階に部屋が多く(=大きく)
2階は部屋が少ない(=小さい)家にするのかでも
選ぶ土地の広さは違ってきます。

また「平屋」・「2階建て」に関係なく
「中庭」をつくるか否かによっても選ぶ土地の広さは違ってきます。

そんなわけで土地探しをする前には
「自分がどんな家を建てたいのか?」を
明確にしておいていただくことをオススメさせていただいているのですが、
では、それが明確になっている場合
一体どれくらい選ぶ土地に違いが出るのかについて
今回はお伝えしていきたいと思います。

vol.238simplenoteblog1.png


✔️「中庭」のある平屋とない平屋

まず、家の比較をする前に
家を建てるとなると必ず必要となる場所として
家の周りに出来る余白スペースと駐車場スペースがあるので、
この面積から先に出しておきます。

家の周りに出来る余白スペースとは、
排水・雨水の配管を通したりエアコンの室外機や給湯器を
置いたりするために必要なスペースですが、
まずこのスペースにおおよそ10坪は必要となります。

続いて駐車場スペースですが、
車1台ごとに必要となるスペースがおおよそ4.5坪なので、
(2.5m×6m=15㎡=おおよそ4.5坪)
仮に車を3台止めたいとしたら13.5坪駐車スペースとして必要となります。
よって、まず23.5坪という広さが共通して必要となるというわけですね。

では、ここからこれ以外で
それぞれの家でどれくらいの広さが必要になるのか計算していってみましょう。

仮に延床面積が30坪ある平屋を建てるとして、
「中庭」がある場合は中庭分家が大きくなるので、
その分選ぶ土地面積は大きくなりますよね。
仮に6帖の中庭をつくるとしたら3坪(=6帖)大きくなるということですね。

ただ「中庭」をつくることによって
日当たりを確保するために余分な余白スペースを確保する必要がなくなるため、
ここまでの合計面積で家を建てることが出来ます。

一年を通して南向きの窓に南からの日差しを入れたいなら、
前の建物(2階建て)から6mは離したいところですが、
「中庭」があればどんな土地でも必然的に前の建物から
日差しを入れたい窓までそれぐらいの距離が出来るからです。

「中庭」がある平屋を建てる場合、
10(余白)+13.5(駐車場)+30(延床)+3(中庭)=56.5坪を
一つの目安として土地を探していただければいいということになります。

他方「中庭」をつくらない場合、
この3坪の広さはカット出来るものの
日当たりがいい南向き以外の場合、
日当たりを確保するための余白スペースが必要になります。

一年を通して南向きの窓に南からの日差しを入れたいなら、
前の建物(2階建て)から6mは離したいところなので、
ざっと4m×土地の奥行き分は余分に土地が必要になるという感じです。
仮に奥行きが15mの土地だとしたら
4×15=60㎡(=おおよそ18坪)余分に広さが必要になるというわけですね。

「中庭」がない平屋にする場合、
10(余白)+13.5(駐車場)+30(延床)+18(日当たりのための余白)
=71.5坪を目安に土地を探していただければいいということになります。

vol.238simplenoteblog2.png

いかがでしたか?
同じ平屋でもどんな家にするかで
探す土地の広さが違ってくることをご理解いただけたでしょうか。
一般的に平屋を建てるなら70〜80坪ぐらい必要だと言われている理由が
ご理解いただけたのではないでしょうか。

もっともこれはあくまで目安なので
いつもこうだとは一概には言えませんけどね。

とはいえ、土地は探す地域はもちろん、
選ぶ広さによって大きく値段が違ってくるのは揺るがぬ事実なので、
こういったことも知っていただいた上で
どんな家を建てるか?そしてどんな土地を選ぶのか?
を決めていただければと思います。

それでは、また次回。

vol.237 土地を取り巻く環境と土地探し

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「土地を取り巻く環境と土地探し」です。

---------
建築費の値上がりに伴い
土地探しをされる方が減っていることから、
需要の高い地域以外はほとんど土地が動かない(=売れない)
というお話を不動産屋さんからお聞きすることが最近増えましたが、
「売れない」ことに加え「コンクリートの値上がり」によって
分譲するために仕込んだ土地の造成になかなか踏み切れない
という問題がさらに起こっている模様です。

新規分譲地をつくるためには道路側溝、境界基礎といった
コンクリートを大量に使用する構造物をつくらないといけないため、
コンクリートが高くなった分、
土地の販売価格が当初の計画よりずいぶんと高くなってしまうからです。

需要より供給が上回っている状況の中、
供給を増やすだけでもリスクがあるのに、
それに加えて価格まで割高になろうものなら
売れる見込み度の低いものにただただ資金を突っ込むことになるので。

そんなわけで不動産屋さん的には
現在かなり厳しい状況に立たされている状況なのですが、
逆の立場から考えてみると
これはチャンスと言っても過言ではない状況かもしれません。

つまり、これから土地を探される方にとったら
お得に土地が手に入れられるチャンスかもしれないというわけですね。
不動産屋さんの立場になれば値段にこだわって売れないよりも
少々値段を下げてでも売れた方が絶対にいいですもんね。

ではこれから土地探しをされる方は
どのように土地探しをすればいいのでしょうか。

vol.237simplenoteblog1.png


✔️土地探しをする前に予算を明確に!

以前より30%ほど建築費が値上がりしてしまった現在、
建築費と外構費を合わせると値上がる前に家を購入した方より
600万円〜900万円ほど家づくりの予算が上がっており、
結果、以前だと土地から買って家を建てる場合でも
3000万円〜3500万円ぐらいの総予算で出来ていたものが、
今や4000万円越えが当たり前になってきました。

よって、現在は金利が安い「変動金利」を選びつつ
返済年数を40年にすることで
毎月の返済の負担増をヘッジせざるを得ない状況ですが、
出来れば根本的な解決案として
家づくりにかける予算を少しでも落とせる方法を選択したいところです。

変動金利はそこまで上がらないと言われているものの
それも保証は全くないわけだし、
20代ならともかく30代で40年返済という選択をするとなると
健康年齢を過ぎても働いていることが大前提になるので。

そんなわけで本丸の建築費はもちろんのこと、
土地にかける費用、そして外構工事にかける費用を全て
最小限に抑える工夫をすることによって
金利選択と返済年齢の適正化を図っていくことをオススメしています。

そしてそれを実現するためにはまずは資金計画を行い、
厳しいぐらいの予算で土地、家、外構予算を設定すること。
その上で予算に合わせて(超えないように)土地探しをすることが大事です。

✔️値段交渉しやすい土地とは?

予算を落としながら土地探しをしようと思うと、
いわゆる「いい土地」は
最初から外して考えていただくことをオススメしています。

「いい土地」とは「日当たりのいい土地」のことですね。
日当たりがいい土地は需要が高くどんな状況下でも売れやすいことから
価格設定が最も高い上、値段交渉にも応じてもらいにくいからです。

そんなわけで「日当たりがいい土地」を外して
土地探しをしてみてください。
家の中に光が入ってくるかどうかは、
「土地の日当たりの良し悪し」によって決まるのではなく
「設計(=間取りのつくり方)」によって決まるものです。

こういった土地は需要が決して高いわけじゃないため
同じ地域や同じ場所でもそもそも価格が割安に設定されているし、
かつ、値引き交渉にも快く応じてもらいやすかったりします。

結果、日当たりのいい土地だと大幅に予算オーバーしそうな地域だとしても
予算内で土地を購入することが出来たります。

というわけなので、
少しでも負担を和らげていただくためにこの方法を実行してみてください!

それでは、また次回。

vol.237simplenoteblog2.png