vol.219 カーテンがいらない利点

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「カーテンがいらない利点」です。

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カーテンありきで間取りをつくると
カーテン代が余分にかかると同時に
予定していた採光が取れないことから
いざ暮らし出してみると
思っていたよりも家の中が薄暗くなります。

またカーテンを開けることが出来ない家は
採光の確保だけじゃなく
通風の確保も難しくなってしまうし、
カーテンやレールがあることによって
掃除にも一手間を要することになります。
窓が多くなれば窓の掃除箇所も増えるだけですしね。
(戸締りの心配も!)

そんなわけで弊社では、
「コストカット」「採光・通風の安定」
「掃除の手間カット」が実現出来るよう
カーテンありきで間取りをつくらないようにしているのですが、
その最大の利点は実は意外なところに潜んでいます。

では、その利点とは何か?
それは"カーテンありきで間取りをつくらない"
"=窓を最小限にすることが出来る"から生まれる利点です。

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✔️より高い耐震性を実現

窓の数が増えれば、その分耐震性を有する壁の量が減り、
窓の数が減れば、その分耐震性を有する壁の数が増えるため、
結果的により耐震性が高い住まいが出来上がります。

これに加えて、
平屋を基本としつつ「中庭」から採光を確保し
外周部につくる窓を最小化することで、
外周面の壁量の十分な確保と
バランスのいい壁量配置が自然と出来るようになるので、
更なる高い耐震性を実現出来ます。

✔️より良い快適性を実現

窓(サッシ・ガラス)の性能はここ数年でも著しく進歩したため
昔の家に比べると窓からの熱損失は小さくなったものの、
それでも断熱材が施工された壁に比べると
熱損失が大きいのは紛れもない事実です。

ゆえ、窓の数を減らすことは
必然的により高い室内の快適性確保に寄与します。

これに加えて空気の循環を妨げる原因となる
「廊下」や「階段」をなくすことが出来れば、
さらに冷暖房効果が高まり
更なる高い快適性をもたらしてくれます。

かつ、床面積の減少にも繋がり
その分、建築費を圧縮することが出来るし、
そこに必要となる「窓」や「ドア」もなくすことが出来るため
更なる建築費の圧縮につながります。

✔️部屋と収納が使いやすくなる

おそらく「言われてみると確かに」
と思っていただけると思いますが、
窓を最小化すると壁の量が増えるので、
結果、部屋が使いやすくなるし
収納もより多くつくることが出来ます。

部屋の使いやすさに関しては、
窓が多かったり大きいと家具の配置が限定されてしまうし、
欲しい場所にコンセントがつくりにくくなったりするのに対し、
窓の数やサイズを最小化すればそのストレスが緩和されるからです。

収納に関しても使える壁の量が増えると
その分収納がたくさんつくれるようになるのですが、
これも意外と知られていない事実です。
多くの方が「収納の多さ=床面積の多さ」だと
思い込んでしまっていますからね。

そんなわけで壁量を増やすことによって
コストをアップさせることなく
より多く収納がつくれるようにしているというわけです。

いかがでしたでしょうか?
これら冒頭にお伝えした利点に加えて
カーテンありきで間取りを考えないことによって
享受出来る大きな利点なので、
これから家を建てる方は参考にしていただけたらと思います。

それでは、また次回。

vol.218 耐震とバランス

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「耐震とバランス」です。

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屋根には重たい瓦が乗っている上
ホールダウン金物によって
基礎と柱が緊結されていない昔の家は、
大きな地震が起こった時2階部分が真下に崩れ落ち、
それを原因として命を落とす可能性がかなり高いのですが、
屋根が軽量化されホールダウン金物が
標準的に設置されるようになってからは
そのリスクが大幅に軽減されました。

とはいえ、
ここ最近の地震の傾向を見る限り
震度7クラスの大きな地震が1度だけ起こって終わりではなく、
2度3度と繰り返し起こっているし
その後も3〜4クラスの余震が継続して起こっていることから、
より耐震に細心の注意払い対策を講じなければいけません。

というわけで今回は、
高い耐震性を実現するために
知っておいていただきたいことについて
お伝えしていきたいと思います。

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✔️平屋を基本で考える

間取りにもよるものの2階建てと平屋を比べると、
確実に2階建ての家の方が耐震性は低くなりやすいのは事実です。
1階には大空間がつくられるのに対し
2階は細々と区切られた個々の部屋がつくられるからです。

要するに、2階は柱や壁が多くなり重くなるのに対し、
その荷重を支える肝心の1階に柱や壁が少なくなってしまうのが
2階建ての難点だということですね。

その上、充分な採光を確保するために
1階部分には大きな窓を設置することから
さらに柱や壁量が減ってしまいがちですしね。

ゆえに、平屋が建てられるのであれば
平屋にしていただくのがベストであると考えているのですが、
敷地にゆとりがなく2階建てしか建てられないとしたら
1階部分と2階部分の柱の位置は60%以上合わせること、
1階部分と2階部分の壁の位置は50%以上合わせること、
この2つをクリアすることを意識しつつ
間取りを考えていただければと思います。

✔️重要なのはバランス

そして、耐震を考える上で最も重要なのはバランスだと思います。
健康を維持するために摂取する食べ物のバランスが大事なように。
また食事と運動のバランスが大事なように。

例えば、家づくりでは
南からの直射光を取得することが大事であるという考え方がありますが、
これに固執し過ぎると確実に耐震性は低くなります。

直射光がたっぷり取れる南ばかりに開口が集中するのに対し、
直射光が全く取れない北には開口をほとんど設けず、
結果、南と北の壁量バランスが非常に悪くなるからです。

その上、
2階部分にベランダなんかを突き出して施工しようものなら、
壁がない南側に更なる負担がのしかかってくるわけですしね。
かつ、先程申し上げたように2階建ての場合、
上からの荷重に対しそれを受ける1階に柱や壁が少ないため
そもそもバランスが悪いわけですしね。

ゆえ、単純に壁量を増やすことで帳尻を合わせるのではなく、
全体にバランスよく壁が配置されているかを確認しながら
間取りを考えていただければと思います。

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✔️「中庭」は耐震性が悪い?

時折「中庭は耐震性が悪いからダメだ」
というお話をお伺いすることがありますが、
果たしてそうでしょうか?

「中庭」をつくると確かに家の中の壁量は少なくなります。
しかし、採光を中庭から取れる分、
外周部からの採光が必要なくなるため
外周部に設ける窓を圧倒的に減らすことが出来ます。

結果、外周部に壁を多くつくることが出来るし、
東西南北四方にバランスよく壁を配置することが出来るようになります。
つまり、高い耐震性が実現出来るというわけです。

かつ、平屋にすれば上からの荷重も心配しなくていいし、
重量車両の通行による振動や台風時の強風などの影響も
最小限に抑えることが出来るし、
なにより耐震等級3を取得するのに
間取りに制限を受けることもほとんどありません。

というわけなので、
耐震に関しては等級や制震なども大事なことですが、
より強く長持ちする家にするためには
バランスがいい建て方になっているかがそれ以上に大事であることを
頭の片隅に入れておいていただければと思います。

それでは、また次回。