vol.217 住宅ローン選びとリスク対策

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「住宅ローン選びとリスク対策」です。

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マイナス金利が解除された上、
インフレが慢性化しつつある現在は
更なる金利上昇の可能性がかなり高まってきていますが、
この状況の中あなたは変動と固定
どちらを選んだ方がいいとお考えでしょうか?

現時点では、変動金利の場合0.7%前後、
固定金利の場合1.8%前後と
その差が1.1%もありますからね。

では、家づくりの総額を4000万円、
40年返済で全額借入れをすると仮定し比較した上で、
固定を選びたいとお考えの方はどうすればいいか?
そして、変動を選びたいとお考えの方はどうすればいいか?
についてお伝えしていきたいと思います。

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✔️固定を選びたい方

少々金利が高くても
ずっと変わらない安心感を得たい方は
固定金利を選びたいとお考えだと思います。

この場合、返済額は116,962円となるため
おそらく現在の家賃より大きく負担が
上がるのは間違いないと思います。

そして、これに加えて
賃貸の時にはいらなかった税金が必要になるし、
火災保険料も高くなるためさらに負担は上がります。

ゆえに、学資・医療を含めた
生命保険の見直しをしていただきつつ、
車にかける費用も最低限に抑えていただければと思います。

もちろん、出来れば
家づくりの予算を少しでも落とすのが
理想的であることは言うまでもありませんよね。
4000万円の予算を3700万円にするという風に。

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✔️変動を選びたい方

同条件で変動金利を選ぶ場合、
返済額は95,567円と
先程の固定に比べて21,395円も減少します。

固定を選ぶ場合より
幾分ゆとりは出来ることになるわけですが、
変動金利の場合、
金利が途中で変わるリスクがあるため
そうなった時の返済負担に備えて
浮いた分は丸々貯蓄に回すようにしてください。

もちろん、固定金利を選ぶ方同様に
学資・医療を含めた生命保険も見直しつつ、
車にかける費用も最低限に抑えていただきながら。

変動金利は半年ごとに金利が見直されるものの
5年間は返済額が変わらないというルールと
5年後の返済額見直しの時点でも
125%以上にはならないというルールが存在するので
たちどころに家計が厳しくなることはありません。

しかし、金利が上がれば元本の減りが遅くなり、
かつ未払い利息が積み上がっていくことになるので
生涯ローンに苦しめられる可能性が格段に高まります。

ゆえに、そのリスクヘッジのためにも
とにかく繰上げ返済資金を貯めていく
という意識を持つことがなにより大切だと思います。

以上、これから家を建てる方は
参考にしていただければと思います。

それでは、また次回。

vol.216 ローンの有無とローンの取扱い

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「ローンの有無とローンの取扱い」です。

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建築費の上昇に伴って
家づくりにかける予算を上げざるを得なくなったため、
現在は夫婦で収入合算をし
住宅ローンの借り入れをすることが
ごく一般的になりつつありますが、
そうなればご夫婦そろって
信用情報が必要となってくるため、
家づくりに動き出す前にお互いの収入はもちろん
抱えているローンの返済状況を把握しておかないといけません。

現在は、携帯電話の機種代金が
基本分割払いになっているため、
誰もがローンを抱えた状態で暮らしているのですが、
住宅ローンの審査で重要なのは、
ローンを抱えていることではなく
そのローンをキッチリ返済しているかだからです。

要は金額の大小にかかわらず
忘れることなく、遅れることなく、踏み倒すことなく、
真面目に支払っているかどうかを
銀行は審査で見るというわけですね。
ゆえに、まずはこの点からおさえていただければと思います。

では、返済履歴に決定的な傷がなく
住宅ローンが借りられるとして、
借入額はどのように決まるのかについて
続いてお伝えしていきたいと思います。

例えば、フラット35という
住宅金融支援機が取り扱っている全期間固定型住宅ローンの場合、
借入額の目処を算出するのに、
税込年収が400万円未満なのかそれ以上なのかで違ってきます。

400万円未満の場合、
年収の30%が年間支払限度額になるのに対し、
400万円以上となると
年収の35%が年間支払限度額になるため、
399万円と400万円で比べてみると
年間で20.3万円(月額だと1.7万円)も
返済可能だとみなされる額が違ってくるという感じですね。

そして、これを35年返済にて
現在のフラット35の金利(1.82%)で逆算してみると、
借入限度額は年収399万円の場合3097万円、
年収400万円の場合3622万円と
525万円も違ってくるということになります。

ゆえ、フラット35においては
年収が400万円以上か未満かで
ずいぶんと条件が違ってくるということを覚えておいてください。

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✔️返済中のローンがある場合

続いて返済中のローンがある場合、
これはどのようにみなされるのかについて
お伝えしていきたいと思います。

この返済中のローンに関しては、
住宅ローンを借りる上で完済するとしたら
ローンがないものとしてみなされますが、
完済せずこれまで通り払っていくとしたら
その返済額が毎月の返済可能額から
差し引かれることになります。

仮に、年収が400万円だとしたら
毎月の返済可能額はフラット35の場合だと
400万円×35%÷12ヶ月=11.66万円となるのですが、
返済中のローンが3.66万円ありそれを完済しないとしたら、
返済可能額は8万円に減ってしまうというわけですね。
(11.66万円-3.66万円=8万円)

そして、そこから逆算して金額が借入可能額となります。
35年返済、金利1.82%だと2483万円ということですね。

ゆえ、ローンがある場合は、
それを完済するかどうかも
あらかじめ考えておいていただく方が
スムーズに進んでいくかと思います。

先程の場合、借りたい金額が3500万円だとしたら
全て完済しないと満額借りることが出来ませんからね。

あるいは手元にある資金では
どうしても完済出来ないのだとしたら、
奥さんにも名義に入ってもらって
収入合算して住宅ローンを借りるという手段を使うか、です。

家づくりの予算が上がってしまった現在、
このローン対策は割と多くの方についてまわる問題だと思うので、
スムーズに家づくりをしていただけるよう
あらかじめ夫婦で腹を割って
金銭面の話し合いをしておいていただければと思います。

それでは、また次回。