vol.180 土地・建物の予算の出し方7

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「土地・建物の予算の出し方7」です。

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建てる家の大きさが分かれば、
必要となる土地の広さを算出することが出来るのですが、
2階建てを建てる場合も
平屋同様に「中庭」をつくるか否かで
必要となる土地の大きさが違ってきます。

以前もお伝えしたように「中庭」がない場合、
採光を確保するための余白を充分に設けないといけないのに対し、
「中庭」があれば基本その余白が必要ないからです。

また、2階建ての場合
1階にどれくらいボリュームを持たせるかによっても
必要となる土地の広さが違ってきます。
1階が広くなればその分必要となる土地に広さが違ってくるからです。

そんなわけで、この2点にフォーカスしながら
少々極端ではありますが、
「中庭あり」かつ子供部屋が1階のパターンと、
「中庭なし」かつ子供部屋&寝室が2階パターンを例に出しつつ
必要となる土地の広さについて考えていきたいと思います。

まず「中庭」をつくりつつ
1階に子供部屋を配置する場合、
玄関を2帖、玄関収納を2帖、
リビングダイニングキッチンを16帖、
階段を2帖、水回り全体で6帖、子供部屋2室で9帖、
子供部屋の収納をそれぞれ1帖ずつ、
パントリーを3帖、中庭を6帖だと仮定したら、
合計が48帖となりますが、
これに玄関ポーチとして1帖を足し
かつ坪数に直すと24.5坪が
1階に必要な面積ということになります。

そして、駐車台数が3台だとしたら
1台に必要な広さが4.5坪なので
4.5坪×3台=13.5坪が駐車場に必要なスペースとなるので、
先程の24.5坪にこの13.5坪を足し、
かつ建物の周囲に必要な余白10坪を合わせると、
この家を建てるために必要な土地に広さは、
48坪ということになります。

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他方、「中庭」をつくらず、
子供部屋も寝室も2階につくるとしたら、
家の面積は、玄関2帖、玄関収納2帖、
リビングダイニングキッチン16帖、
階段2帖、水回り全体で6帖、
客間的要素の部屋に6帖、パントリー3帖だとしたら
合計で34帖となり、これに玄関ポーチ1帖を合わせると
35帖、坪数換算で17.5坪ということになります。

そして、先程と同じように
駐車スペースとして3台分、合計13.5坪必要だとして、
これに家の周囲の余白10坪を足し、
さらに採光のための余白として20坪をプラスするとしたら
この家を建てるために必要な土地の面積は
61坪ということになります。

いかがでしょうか?
なかなか現実的な数字ではないでしょうか。

このように単に2階建てを建てると言っても
中庭のあるなしや1階のボリュームによって
必要となる面積は全然違ってきます。

そして、必要となる面積が変われば
土地購入のために必要となる費用や
外構工事に必要となる費用も大きく違ってきます。

先程の例で言えば、
必要となる土地の広さが13坪違ってくるので
土地の坪単価が20万円だとしたらそれだけで260万円違うし、
それに加えて「中庭」の有無によって
外構工事の負担が100万円以上変わってくると思うので、
合計すると360万円以上負担が変わってくるという感じですね。

というわけなので、
単純に家のことだけを考えながら家を見に行くのではなく、
その家を建てるためにはどんな土地が必要で、
どれくらい外構工事がかかりそうなのかまで
考えながら家を見るようにしていただければと思います。

「中庭」があれば
家が高くなるという風に単純に考えてしまいがちですが、
たとえ家が100万円高くなったとしても
家以外の費用を300万円抑えられたら、
結果的に家づくりの予算を抑えられることになるし、
もっと言うなら家の予算も上がらないようにすれば
土地や外構の費用を丸々抑えられるようになるので、
くれぐれも先入観だけで物事を判断しないようだけ注意してくださいね。

それでは、また次回。

vol.179 土地・建物の予算の出し方6

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「土地・建物の予算の出し方6」です。

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2階建ての場合、
1階にどれだけ部屋をつくるかによって
大なり小なり家の大きさが違ってきます。

例えば、1階に子ども部屋をつくり
2階につくる部屋が寝室だけになるとしたら
2階に廊下をつくる必要がなくなるし、
トイレも必要なくなるかもしれません。

また、子ども部屋が1階にあることで
客間的要素を備えた部屋を
1階につくる必要もなくなるかもしれません。
子ども部屋が1階にあれば、
子どもたちは小さいうちから
自分の部屋を使ってくれるでしょうし、
子どもたちが巣立った後、
その部屋を寝室として使うことも出来るようになるからです。

他方、子ども部屋も寝室も2階につくることを前提とすれば、
2階にトイレも必要だし、
廊下もそれなりに出来ることになります。
そして、1階に客間的要素を備えた部屋も
間違いなく必要となります。

ゆえ、2階建てを建てる場合、
どこにどの部屋を配置したいと考えているかで、
家の大きさがけっこう違ってくる
ということを認識していただきつつ
広さを考えていってみていただければと思います。

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では、考えていってみましょう!
まずは「客間」から。

これに関しては先程申し上げた通り、
子ども部屋も寝室も2階につくるとしたら
あった方がいい部屋だと思います。
ないと、片付けや掃除が大変になり、
リビングが散らかりやすくなるからです。

ゆえ、子ども部屋と寝室を2階につくりたいとお考えの方は、
4.5〜6帖を計上いただければと思います。
もちろん、なくてもいいという方は省いていただいて大丈夫です。

続いて寝室です。
寝室の広さを算出するにあたり必要な情報は、
ここに何をどのように置くのか、です。
ベッドを置くのか置かないのか?
置く場合どのサイズのベッドを何台置くのか?
ベッド以外に置くものがあるのか?といったことですね。

仮に、寝室は「寝るだけの部屋」だから
最低限の広さでいいとお考えであれば、
シングルベッド2台もしくは
クイーンベッド1台であれば4.5帖〜6帖、
セミダブル2台であれば6帖、
ダブルベッド2台であれば6帖〜7.5帖もあれば充分だし、
ゆったりした寝室がいいのであれば
それらに3帖程度プラスして考えていただければ
いいんじゃないかと思います。

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続いて、子ども部屋ですね。
子ども部屋に関しては子供の人数と年齢によって
柔軟に考えていただいた方がいいかなと思っています。

例えば、お子さんが2人で
もうこれ以上は考えてないのであれば、
人数分だけ部屋をつくり
あとは部屋の広さをどうするか、なので
「どうせいつか出て行くのだから最低限の広さでいいや」
とお考えなのであれば4.5帖あれば充分だと思うし、
「いや、もっと広めにしてやりたい」とお考えなのであれば、
6帖とっていただくといいかと思います。

他方、難しいのは
お子さんが3人以上いらっしゃる場合です。
人数分だけ部屋をつくれば、
その分コスト増になってしまうし、
やがて子どもたちが出ていくとしたら
持て余す部屋だらけになる可能性が高いからです。

ゆえ、お子さんが多い方は
部屋の数と広さをコストとの兼ね合いを考えながら
柔軟に考えていただきたいと思っています。

仮に、お子さんが3人で、
一番上と一番下が6歳以上離れているとしたら、
一番上が家から出ていくタイミングが
一番下が自分の部屋を欲しがるタイミングだと思うので、
あえて子供の人数分部屋をつくらずに2つだけにしておくとか、
あるいはお子さんが3人で年齢が近く
確実にそれぞれが部屋を欲しがりそうだとしたら、
小さめでもいいので人数分部屋をつくっておいてあげる
といった感じですね。

イメージとしては、
前者の場合1階に子ども部屋をつくりたいとお考えであれば、
コストが割高になるので
4.5帖もしくは6帖の部屋を2つ、
2階につくりたいとお考えであれば
1階につくるよりコストへの跳ね返りが少ないので
6帖の部屋を2つ、

後者の場合、1階に子ども部屋をつくりたいとお考えであれば、
3.75帖もしくは4.5帖の部屋を3つ、
2階に子ども部屋をつくりたいとお考えであれば
4.5帖もしくは6帖の部屋を3つといった感じでしょうか。

いかがでしたか?
必要な部屋の広さが具体的に把握出来たでしょうか?

これに加えて、
2階に部屋を3〜4室つくるとしたら廊下を3〜4帖、
2階に部屋を2室つくるとして
トイレも2階につくる場合は廊下を2帖、
トイレを2階につくらない場合は廊下を1帖、
2階につくる部屋が1室だけなら廊下はなし、
もしくは0.5帖でカウントしていただければと思います。

では、次回は収納の広さをと言いたいところですが、
収納に関しては
「土地・建物の予算の出し方その3」
をご覧いただくと数字が出ると思うので収納は飛ばし、
次回は2階建てを建てるのに
必要な土地に広さを計算していきたいと思います。

それでは、また次回。