vol.135 これからの家づくり新常識

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「これからの家づくり新常識」です。

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2020年に発生したコロナウイルスによる
経済的な大混乱を防ぐべく、
世界中の中央銀行が市場にたくさんのお金を放出したこと、
そして流通にも多大なる支障が出たことで
2021年以降驚異的なインフレが起こり、
原材料の多くを輸入に頼る建築業界もその影響を大きく受け、
コロナ前と比較すると25%ほど建築費が高騰しました。

金額に換算すると
500〜600万円ほどの値上がりであり、
これを35年ローンに換算すると
毎月1.5万円〜2万円ほどの負担増です。

そして一旦上がった原材料価格や人件費は
そう簡単には安くならないと思うので、
これから家を建てる方は、
建築費はこのまま高止まりした状態が
続くことを前提として
家づくりの計画を立てざるを得ない
というのが現実だと思います。

そんなわけで、こんな状況下でも
これから先ずっとお金の不安なく暮らし続けるためには
どのように家づくりをすべきなのかについて
順を追ってお伝えしていきたいと思います。

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1.マイホームがあることで
暮らしが格段に豊かになること。

2.マイホームがあることで
もしものことが起こったとしても
家族を守ってあげられること。

3.マイホームがあることで
今後さらに高騰する電気料金の
心配をしなくてよくなること。

この3つの理由から
マイホームを持った方がいいと思っているのですが、
その持ち方次第でこれからの人生が大きく変わる
と言っても過言ではないので、
より良い方向に進んでいただくために
知識を身につけていただきたいと考えています。


✔まずは資金計画をかっちりとやること!

本格的に家づくりを進めるにあたり、
真っ先にやることが「資金計画」です。

資金計画とはどのように資金調達を行い、
その調達した資金を土地、家、外構、その他諸々の経費に
それぞれいくらずつ振り分けていくのか
を決めていく作業です。

例えば、あなたが家づくりのために
貯めたお金が200万円あり、
家を建てるにあたり親御さんが
300万円贈与してくれるとしたら
あなたが準備出来る自己資金は
500万円ということになり、
あなたが払っていけそうな額から
逆算した借入額が3500万円だとしたら、
あなたの総予算は4000万円
ということになります。

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そして、まずはここから
家を建てるにあたり必要になるであろう
諸々の経費を差し引いていきます。
銀行に支払う費用、火災保険や地震保険料、
土地や建物に必要となる登記代、地盤改良費用、
新居に必要となる家電製品や家具代、
地鎮祭や引越し、ネット回線工事といった費用ですね。

仮にこれらに合計350万円必要だとしたら
先程の4000万円から350万円を差し引いた
3650万円が土地、家、庭にかけられる予算ということですね。

ゆえ、この3650万円を
住む地域やどんな家を建てたいのか
といったことをお聞きしながら
土地、家、庭にそれぞれいくらずつ
振り分けるべきなのかを決めていくのが
資金計画の大まかな流れになります。

分かりやすく1つ例に出してみると、
住む地域の土地の平均価格が坪あたり15万円だとして、
平屋を建てたいのでそれに必要な土地が60坪だとしたら
土地代に900万円ぐらいの予算を割き、
土地取得のための経費に土地価格の約10%の90万円を割き、
その広さで必要な庭の予算が坪2万円だとしたら
庭に必要な予算は120万円ということになるので、
3650万円から土地代900万円と土地取得経費90万円と
庭の予算120万円を差し引いた2540万円が
家にかけられる予算ということになる感じでしょうか。

これから家を建てる方は
家づくりを経験したことがないので、
いきなり資金計画と言われても
いまいちピンとこないかもしれませんが、
具体的な数字を出したことで
ざっくりとイメージしていただけたでしょうか?

これが資金計画というやつであり、
この計画をどのような手順で立てるのかで
今後の暮らしが大きく変わる可能性があるため、
個人的には資金計画は家づくりの最重要項目だと考えています。

まずはしっかりと資金計画の手順を
頭に入れておいていただければと思います。
この手順を間違えてしまうと
大幅に予算オーバーする可能性が高まり、
後から大変なことになってしまいますからね。

それでは、また次回。