vol.226 資産を持つことへの理解

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「資産を持つことへの理解」です。

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家を持つと維持管理していくための費用が
それなりに必要となるのですが、
遠い未来はイメージしにくいこともあってか
その見立てが甘くなる傾向があります。

住宅会社側からしてもその現実を話してしまうと
確実に家づくりの予算が減ってしまうことから、
あまり具体的に話したくないところでもありますしね。

結果、貯金の多くが一気に吹き飛んでしまったり、
手元資金だけでは間に合わないため
住宅ローンとは別にリフォームローンを組むことになるなど、
家づくりの段階では想像もしていなかった状況に
直面するリスクが高まってしまいます。

これらの費用の最初の山場は、
建ててから10〜15年後に訪れるのですが、
この時期は子どもの進学資金と被る時期でもあるし、
かつ成人式や免許取得、車の購入なども
それに加えて被る時期でもあるので、
相当金銭的に苦しい状況になることが想像できます。

よって、毎月の返済額は
後々に必要となるメンテ費用も織り込んだ上で
算出していただきたいと考えています。
たとえ、それによって家づくりの予算が犠牲になるとしても。

では具体的にどのような出費が考えられ
それらにはどれくらい費用が
必要となりそうなのかについて
ここからはお伝えしていきたいと思います。

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✔️電化製品の買い替え費用

電化製品は10年で壊れるように
出来ているという噂を
一度はお聞きしたことがあるかと思いますが、
その噂が本当かどうかは別としても、
電化製品がそれぐらいの単位で
なんらかの不具合を起こすのは疑いようのない事実です。

では、これらにはどれくらいの費用がかかるのか。
エアコンの取り替えに関しては
リビングに使用する200ボルトのものなら
おそらく20万円は必要となるでしょうし、
寝室や子ども部屋用の100ボルトのものでも、
7、8万円は必要となるのではないでしょうか。

冷蔵庫に関してはもちろん買うものにもよりますが
20〜30万円は必要になりそうですよね。
洗濯機に関しても同じように買うものによりますが、
10〜20万円は必要になりそうだし、
大きなものだとエコキュートが50万円程度、
食洗機も10万円程度は必要となってくると思われます。

なので、この他の電化製品を合わせて
15年で150〜200万円程度必要になると
考えておいていただいた方がいいかと思います。
月換算すると毎月1万円程度ですね。

かつ、新築時に高性能な空調設備なども導入されるとしたら
おそらくこれらが故障した時の買い替え&工事費用も
織り込んでおいた方がいいと思うので、
この費用が必要となるのかと
かかるとしたらどれくらいなのかも
資金計画時にご確認いただくことが大事かと思います。

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✔️水回り設備も一生持たない

キッチン・お風呂・洗面・便器などの水回り商品も
電化製品よりは長持ちするものの、
決して一生持つものではなく、
20〜30年後には取替が必要となってきます。

そしてそうなると、
それらの設備品の費用だけでも150万円ぐらいかかる上、
それらの解体撤去費用と
それに伴う室内の修繕工事が必要となるので最低でも300万円、
工事の範囲によっては500万円以上かかると
思っていただいた方がいいかと思います。

この備えのためにも
さらに追加で月1万円程度積み立てをしていったほうがいいです。



✔️外壁塗り替え費用

最後にお伝えするのが
外壁の塗装費用及び、それらに付随してかかる費用です。
これも使う外壁材によって工事サイクルが違ってくるものの、
15年後ごとに一度手を加えると考えると
15年ごとに150万円〜200万円ほどかかる
と考えておいた方がいいと思います。

ゆえ、この費用だけでも
毎月1万円は積み立てをしていただければと思います。

いかがでしたか?
これらが家を維持管理していくために
今後必要となってくる費用であり、
これらを合計すると
毎月3万円程度は積み立てが必要だということになります。

資金計画は単純に家づくりにかかる
イニシャルコストだけで考えるのではなく
これらの費用も織り込んだ上で
立てるようにしてください。
もちろん、光熱費や固定資産税なども
並行して考えないといけないですけどね。

それでは、また次回。

vol.225 モノとコストが増えにくい家づくり

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「モノとコストが増えにくい家づくり」です。

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アパート・マンションの収納不足問題は、
どんどん荷物が増えていく子育て世代にとって
なんとも悩ましい問題ですが、
とはいえ、新築時に収納をつくり過ぎると
2つ別の問題を発症します。

1つは「コスト増加問題」。
収納が増えれば家の床面積が増える。
そして、家の床面積が増えれば家の価格が増えるからです。

もう1つは、
「さらにものが増えやすくなる」という問題なのですが、
これは、そもそも人が余白(空白)を埋めたくなる
という習性を持っているがために発生する問題です。

おそらく経験があるかと思いますが、
スーパーで買い物カゴを持ったが最後、
カゴの余白を埋めるためについつい買わなくていいものまで
ついでに買ってしまうのと同じですね。

ゆえ、収納をつくる時は
「無さ過ぎて困らないように、
でもつくり過ぎて別の問題を引き起こさないように」
の丁度良い塩梅のところを攻めていくことが大切な要素となります。
要は、コストと機能性のバランスを図ることが大切だということですね。

では、そのためにはどうすればいいか?
それは、まず収納づくりの焦点を
「管理がしやすいこと」に当てることです。

例えば、アパート・マンションなどに多い
「押入れ」と呼ばれるいわゆる奥行きが深い収納は、
「管理がしやすい」に焦点を当てた場合
決して「Yes」ではありませんよね。

子ども部屋や寝室などは
布団を置くことがあるのでともかくとして、
リビングやキッチンといったいつもみんなが過ごすところには
そもそも奥行きが必要なものがなに一つないからです。

なので収納づくりでは棚の奥行きを
出来るだけ浅くしていただくことをオススメしています。

棚の奥行きが深くなると、
置いたものの手前にさらにものを置いてしまいやすくなり、
結果、奥のものが取り出しにくくなったり、
奥に置いてあるものが分からなくなり、
あるのにまた同じものを買ってしまうという
悪循環を生み出す原因になってしまいますからね。

結論としては、
奥行きを半分にし、その分幅を2倍にする。
これが最良の手段ではないでしょうか。

床面積を増やすことなく(=コストを増やすことなく)
収納量が単純に2倍になるからです。
かつ、手前に被ってものが置けないため自然と管理もしやすくなる。
そして、高さも配慮しながら棚の枚数を増やしてやれば、
さらに置けるものの量が増えるというわけですからね。

なにも考えずに収納をつくった場合より、
コストを上げることなく分量を3倍にも4倍にも出来る、
かつ管理もしやすくなり無駄な出費の連鎖も防ぐことが出来る、
素晴らしい方法だと思います。


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✔️廊下をなくす

管理のしやすさを意識して収納をつくるようにすれば、
床面積を増やすことなく収納量を増やすことが出来るのですが、
とはいえ、せっかく合理的に増やした収納量を
あっという間に減らしてしまうのが「通り抜け動線」です。

「通り抜ける=通路(廊下)が出来る」
→「廊下が出来る=壁が使えなくなる」
→「壁が使えない=棚がつくれない」
→「棚がない=収納として機能しない」
ことになるからです。

通り抜け動線に関しては、
「その利便性は収納量を減らしてまでやる価値があるのか?」まで
一歩踏み込んで考えていただいた上で
ご採用いただくことをオススメしています。

それによって収納が減り、
それをカバーするために別で収納をつくるなんてことになれば
コストアップの原因となってしまうし、
その予算をカットした場合、
収納不足に悩むことになるかもしれませんからね。

以上、これから家づくりをされる方は
これらを意識しながら図面を見るようにしていただければと思います。

それでは、また次回。