vol.185 西向きの土地の活かし方

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「西向きの土地の活かし方」です。

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西から射し込む光は深く射し込むと同時に
日差しが厳しいことから忌み嫌われており、
西からの日差しが確保しやすい
西向きの土地を好んで購入したいとお考えになる方は
あまりいらっしゃらないと思います。

しかし、その一般論とは裏腹に
西向きの土地を
積極的にオススメさせていただくこともあります。

理由は至って単純で、
SIMPLENOTEの家は道路の向きに関わらず
道路面となる正面に基本窓を設けないからです。

つまり西向きの土地を買っても
日常生活において
西からの直射日光に頭を悩ますことがないため、
買っていただいても全く問題がないというわけですね。

とはいえここで疑問になることが、
「西向きの土地」=南と東には(北にも)
家が建っていることが多いため
西から光を採らなければ日当たりが悪くなるんじゃないか?
ということだと思うので、
その解決策について今回はお伝えしていきたいと思います。

✔️一般的な解決策

西向きをはじめとした
日当たりに難がありそうな土地の場合、
一般的には家の南に充分な余白を取るという手法を用いて、
日当たりを確保しようとします。

リビングから南の境界まで少なくとも3〜4m、
出来れば5〜6mほど距離を取るという感じですね。

5〜6m南に建つ家と距離を開けることが出来れば
南に建つ家が2階建てだとしても
1年中直射光が確保出来るからです。

そしてこの結果、
その余白部分に建てることが出来る部屋を
2階に持ち上げることになるのですが、
このような解決策は提案しません。
日常生活において様々な問題を引き起こす原因となるからです。

洗濯の動線に無駄が出来る問題。
子どもが自分の部屋を使いにくい問題。
結果リビングが散らかりやすい問題。
家の中に温度差が生まれやすくなる問題。
家の耐震性が悪くなる問題。
掃除の手間がかかりやすい問題。
足腰が悪くなった時、住みにくい問題。
外構工事費用が高くなる問題。
プライバシーと防犯が悪くなる問題。
などなど、詳細はここでは省きますが、
一般的な2階建ての家が抱える様々な問題が...です。

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✔️SIMPLENOTEの家の解決策

一般的な解決策ではなく、
日当たりの問題と同時に暮らしやすさを損なわないような
解決策をご提案しています。

例えば、日当たりを確保するために
南に建つ家から充分な距離が開けることが出来るぐらい
敷地にゆとりがあるとしたらSIMPLENOTEの家では「平屋」をご提案します。

「平屋」にすれば
洗濯動線の問題、
子供部屋が使いにくい問題、
リビングが散らかりやすい問題、
温度差が生じやすい問題、
耐震性が悪くなりやすい問題、
掃除の手間がかかりやすい問題、
足腰が悪くなった時に困る問題、
が一発に解決出来るからです。

ただし、日当たりの問題や外構工事のコスト問題、
そしてプライバシーや防犯問題に関しては、
ただ「平屋」にしただけでは解決にはなりません。

こちらについては敷地に余白をつくり
そこに庭をつくるという考えではなく、
家の内側に庭をつくるという解決策をご提案しています。
いわゆる「中庭」という提案ですね。

「中庭」をつくれば、
南に限らず東に建つ家からも、また北に建つ家からも、
採光を確保する窓まで充分な距離が確保出来ると同時に、
その窓にカーテンを設置する必要がありません。

「中庭」に面する窓の向こうに広がる景色は、
人目が気にならない自分の家の室内ばかりだからです。

結果、日中ずっと採光を
確保し続けることが出来るというわけですね。
たとえ周りが家に囲まれていようとも。
また、たとえ曇りや雨の日だろうとも。

そして、人目につくところに
大きな窓をつくる必要がなくなるため
外壁そのものが盾の役割となり、
プライバシーと防犯を同時にしっかり確保すると同時に、
目隠しや塀にかかる無駄な外構費もカットしてくれる
というわけですね。

いかがでしたか?
イメージしていただけたでしょうか?
イメージしにくかった方はお気軽に弊社までお問合せくださいね。

それでは、また次回。

vol.184 一生暮らすつもりなのに

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「一生くらすつもりなのに」です。

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土地の選び方と家の建て方は、
一生そこで暮らすつもりなのか?
しばらく住んだ後売却することを考えているのか?
によって全く違ってきます。

一生そこで暮らすつもりなら、
自分の価値観を思いっきり詰め込んだ家にした方が絶対にいいし、
土地の日当たりや向きにそこまでこだわる必要がないのに対し、
売却するつもりだと、少しでも早く売却しやすいように
(=誰にでも受け入れてもらいやすいように)
普遍的な家にしておいた方がいいだろうし、
土地に関しても日当たりや向きにこだわっておいた方が
間違いなく売却しやすいからです。

また、家の内容に関しても、
売却予定があるのだとしたら
絶対に「長期優良住宅」にしておいた方がいいのに対し、
その予定がないのだとしたら、
逆に「長期優良住宅」にこだわる必要もないかもしれません。

「長期優良住宅」にするということは、
「=価値が落ちにくい家にする」ということなので、
時間が経っても価値が落ちにくい
「=高く売れやすい」「=固定資産税が安くなりにくい」
と考えられるからです。

そんなわけで、
ずっとそこで住むつもりの方とそうじゃない方とでは、
どんな家にした方がいいのかと
どんな土地にした方がいいのかが
全然違ってくるというわけなのですが、
この話の結論は、後者の価値観を反映させた家づくりは
全体にかかる費用がずいぶんと高くなるということです。

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まず、高くなるのが「土地」にかかる費用です。
いつか売却を考えているなら
圧倒的に人気が高い「南向きの土地」を選んでおいた方が
絶対に後々売れやすいからです。

また、地域に関しても人口が減っていかないか
あるいは増える見込みが高い地域にしておいた方がいいので、
そもそも土地の坪単価自体も高くなってしまうでしょうしね。

家にかかる費用もおそらく割高になると思います。
売却するとなれば、
それなりの部屋数と広さにしておかないと売りにくくなるだろうし、
南向きの土地に南向きの部屋で家を建てるとなれば、
カーテンやシャッターといった
オプション費用も高くなりやすいからです。

長期優良住宅の仕様にするのに
値段が上がることはないものの、
長期優良住宅の認定を取得するために別途で費用がかかるし、
長期優良住宅にするということは
こまめにメンテナンスをしていかないと
いけないということでもあるので、
そのための費用も待ったなしで必要になってくるでしょうしね。

外構工事に関する費用も確実に割高になってきます。
南向きの土地は庭がオープンになり人目につきやすいため、
快適な暮らしを手に入れるためには
目隠しや塀、植栽などを駆使し、視線を遮断する工夫や
心理的に敷地に入ってきにくい工夫を凝らさないといけないし、
同じく人目にさらされるウッドデッキに関しても、
心置きなく使えるようにするためには
目隠しをせざるを得ないからです。

これらに加えて、
土地価格が高い地域だと土地の固定資産税も高いでしょうし、
長期優良住宅でありながらそれなりの広さの家を建てるとなると、
家の固定資産税も高いでしょうしね。

以上のような理由から、
後者の家づくりは前者の家づくりに比べて
ずいぶんと高くなってしまうというわけですね。

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✔️ずっと住むことが前提なら

家を建てる方の多くが、
将来売却する予定がないのに、
まるで将来売却をする予定でもあるかの如く、
ここまで紹介してきたような家づくりをされています。

土地の日当たりにこだわると共に
家の日当たりと広さにこだわったがために
割高に買い物になる。
さらにその副産物として発生する
オプション工事や外構工事にまで多額のコストを支払う。
そして、その結果ローン返済に負荷がのしかかってくる。
という家づくりを。

このような家づくりは、
巷では当たり前とされていることではあるものの、
そこでずっと暮らすことを前提として
一つ一つを論理的に紐解いていくと
何もかもが当たり前として
認定した方がいいことではありません。

これから家を建てる方は、
狭い価値観の中で家づくりを決めるのではなく、
弊社も含め、家づくりにも
色々な考え方と形があるということを知っていただいた上で、
家づくりを進めていただければと思います。

それでは、また次回。