vol.163 資金計画の第二段階

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「資金計画の第二段階」です。

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資金計画の第1ステップ全体の予算設定が終わったら、
この資金を個別のものに振り分けていくのですが、
この振り分けを行うにあたって知っておいた方がいいことが、
家づくりでは「思いもよらなかった費用が上積みしてかかることがある」
ということです。

例えば、
土地はネット広告に表示されている価格だけを支払えば
手に入れることが出来ると思ってしまいがちですが、
実はそこに表示されていないことがいくつも存在します。

仲介手数料、水道加入金、排水負担金、
登記代(所有権移転&抵当権設定)、境界基礎代金、境界ブロック代金、
そして場合によったら水道引き込み代金といった費用です。
そして、これらには通常100万円前後必要となるし、
水道が引き込まれていない場合
さらに50万円〜100万円ほど追加費用が必要になることがあります。

また、家の金額にしても建てる方からすると
当たり前にように含まれていると思っているものが
当たり前にように含まれていないことが多々あるので、
この点も注意しておく必要があります。

伝えられた価格や出てきた見積もりは安かったものの、
蓋を開けてみると設計費用、照明器具、カーテン費用、
シャッター費用、浄化槽費用、といった工事が含まれていなかったとか、
最低ランクでの設定だったため、
実際の打ち合わせが始まると追加費用がどんどん計上されていき
当初の計画より遥かに高くなったなんてことがあり得るでしょう。
外構工事に関しても同様ですね。

ゆえ、土地、家、外構では
こういった落とし穴があるということまで織り込んだ上で
予算の振り分けをしないといけないし、
決めた予算の中からはみ出ないように土地を探し、
家や外構の設計を住宅会社にしてもらわないといけません。

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✔️もろもろの経費を把握する

では、これらをご理解いただいた上で
予算の振り分けを考えていってもらいたいのですが、
土地、家、外構に予算を振り分ける前に
まずは、家づくりに伴って必要となる
様々な経費を算出しないといけません。

・銀行経費
・火災保険(地震保険)
・登記代(土地と建物の両方)
・地盤改良費用
・新居に必要な家具や家電費用
・引越し費用
・ネット(テレビ)回線工事
・雑費(地鎮祭・近所挨拶など)
これらの費用ですね。

銀行経費に関しては、
利用する銀行によっても違えば変動か固定かによっても違うし、
職業によっても違ってくるので、
利用しようと考えている銀行にご確認いただくのがいいと思います。

火災保険に関しても、
年数や補償の範囲、家の構造などによって違ってくるので、
損保会社に知り合いがいらっしゃるなら聞いてみるといいし、
中立的に保険をたくさん扱う保険会社を
ネットで調べて聞いてみてもいいと思います。

登記代に関しては、
土地から買って家を建てる場合、
通常、土地の所有権移転登記、建物の表題登記&保存登記、
土地、建物それぞれに抵当権設定登記が必要となってくるのですが、
これらに関してもネットで調べれば目安が出てくるので、
動き出す前に調べておくといいと思います。

この他、地盤改良費用は平屋か2階建かによって異なるし、
改良方法によっても異なるのですが、
平屋の場合は100万円ぐらいを
2階建ての場合は80万円ぐらいを
見込んでおくといいのではないでしょうか。

家具や家電に関しては
家庭によって必要なものが違ってくるので、
ご夫婦で話し合いつつ
家具屋さんや家電量販店などに下見に行っていただければ
ある程度予算枠を掴むことが出来るし、
引越し代やネット回線工事に関しては、
それぞれ地域の専門業者に確認いただくと教えていただけると思います。

以上が、いわゆる諸経費と呼ばれる
土地、家、外構以外に必要となるもろもろの経費たちなので、
全体予算が算出出来たら
まずは以上の項目を概算で算出していただければと思います。

では次回は、資金計画の最終段階である
土地、家、外構への予算の振り分けについて
お伝えしていきたいと思います。

それでは、また次回。

vol.162 資金計画の第一段階

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「資金計画の第一段階」です。

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何事もゴール(目標)を設定してから
プロセス(やる事)を決めていくように、
家づくりの資金計画もライフプランを考えた上で
家づくりの予算を決めた方がいいし、
予算決定においても返済計画を元に全体予算を決めてから
個別(土地・家・外構)に振り分けしていくのが
最良の方法ではないでしょうか。

家づくりでは叶えたいと願う理想の形と
暮らしを第一に考えた現実的な予算との間に
大きなギャップが生じる可能性がかなり高いからであり、
この選択を間違えると
先々生活が苦しくなる可能性が相当高くなるし、
最悪、家を手放すという選択を
強いられるリスクすら充分考えられるからです。

なので、モデルハウスを見に行ったり見学会に参加したり、
土地を探したりという風にあれこれと動き出す前に、
まずは資金計画をしていただくことを
オススメしているというわけですね。

そして、もう一歩踏み込んで言うなら、
現在の原材料コストからすると
ほぼ予算オーバーしてしまうと考えられるので
前回お伝えさせていただいたように
資金計画をする前に貯蓄計画の見直しをしていただくことを
オススメしているというわけです。

つまり、家計負担の上振れリスクをヘッジするために、
マネーリテラシーを高めていただき
貯蓄額を上振れさせていくという
作戦を実行していく算段ですね。

では今回は、
資金計画のやり方についてお伝えしていきたいと思います。

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✔️資金計画の手順

資金計画では最初に全体の予算を出します。
全体の予算とは自己資金の額と
銀行から調達する資金(ローン)を合わせた金額のことですね。
仮に、自分たちの貯金から出せる金額が100万円で
親からの援助が200万円あるとしたら
合計300万円が自己資金という感じです。

銀行のローンに関しては、
1.毎月の返済額
2.金利
3.返済期間
この3つが分かれば必然的に決定するので、
この3つを決めていく作業から始めていきます。

まずは毎月の返済金額。
これを現状の家賃との比較だけで
決めようとする方が結構いらっしゃるのですが、
家(資産)を持つと維持管理コストがそれなりにかかるので、
これも織り込んで考えていただくことを忘れないようにしないといけません。

固定資産税(都市計画税)、火災保険(地震保険)、
定期的なメンテ代の積立、設備品の老朽化に伴うリフォーム代の積立、
家電製品の買い替え費用、といった費用ですね。

続いてが金利。
金利に関しては「変動」か「固定」によってけっこう違ってくるのですが、
どちらを選んでいただいても良いと考えています。

現在は、固定金利だけがずいぶんと上がってしまったため
変動金利一択のような流れにはなっていますが、
とはいえ固定の金利も1%代とそこまで高いわけでもありませんし。

最後に返済期間についてですが、
考え方次第ですが、出来るだけ長くしてもいいかもしれません。

住宅ローン金利の中には
掛け捨ての生命保険が含まれているし、
返済期間を長くすれば利息の支払いは増えてしまうものの
毎月の返済負担が減るため、
その浮いた資金を住宅ローン金利より利回りが高いと言われている
長期積立投資に回すことも出来るからです。

※投資に関する考え方は人それぞれなので、
必ずしも全員にオススメしているわけではありません。

以上の点を踏まえて、
まずは全体の予算計画を立ててみていただければと思います。
では、次回は個別予算の考え方について
お伝えしていきたいと思います。

それでは、また次回。