vol.68 住宅ローンのリスクヘッジ

こんにちは。
お家づくりコラム、本日のテーマは「住宅ローンのリスクヘッジ」です。

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家という大きな買い物をする場合、
借金をゼロにすることは不可能ですが、
なるだけ減らすことを意識しつつ、
ローン返済に並行して、お金を生み出すなにかを
同時にすることをオススメします。

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例えば、住みたい地域で土地を買って家を建てようと思えば、
銀行から4000万円お金を借りなければいけないとします。

この場合、おそらく800~1000万円ほど
利息を払わなければいけないのですが、
仮に、何らかの方法によってその予算を1000万円圧縮出来れば、
単純に200~250万円も利息の支払いを圧縮することが出来ます。

実家に土地があってそれを使ってもいいとか、
ご両親が土地を買ってくれたとか、
住むエリアを変更しつつ建てる家を小さくするなどの方法によってです。

そして、次に考えていただきたいことが
利息を帳消しにする方法についてです。

まず考えられることは、自らの収入をアップさせる方法ですが、
それはスキルアップかもしれないし、
転職かもしれないし、副業(複業)をすることかもしれません。

とにかく手段は人それぞれですが、
どのみち子供の成長とともに出費は増えていくばかりなので、
考えてみるといいかもしれません。

今後、消費税や所得税などの増税も十分考えられますし、
社会保険料の負担も上がり続けていくため、
給料がそのままだと実質の手取りは下がっていくばかりですしね。

続いての方法が、節税によってお金を増やすということです。
例えば、個人型確定拠出年金「iDeCo」で積み立てを始めるとかですね

これに加えて、家を建てたら13年間は
住宅ローン控除という節税制度の恩恵を受けられ、
もちろんこれは借入額によるものの、
大抵の場合、所得税は丸々返還で住民税もかなりの額が控除されます。

この他、「ふるさと納税」も所得控除の対象になりながら
住民税を納めた市町村からなんらかの返礼品もいただけるので、
iDeCo同様に前向きにやっていただくといいのではないでしょうか。

政府が進めている、
NISAを使った長期積立投資も活用してみてもいいですね。

そんなわけで、
家を建てるにあたり住宅ローンをたくさん組むのだとしたら、
以上の3つを取り組むことも視野に入れていくといいかしれません。

今後、土地の資産価値はそう大きく変化しないと思いますが、
家は建てた時が、一番評価(価値)が高く、
以降、その価値は徐々に目減りしていき
35年後には価値がほぼゼロになってしまいます。
これに加えて家を維持管理していくための費用だって
生きている限りずっとかかり続けます。

なので、家を建てるにあたっては、
出来るだけ予算を減らす方法がないかを模索してみること、
そして、収入アップ、節税、積立投資などに前向きに取り組むこと、
この2つを意識していただければと思います。

これらの合わせ技をし、
家を建てた後も豊かに暮らし続けていきましょう!
それでは、また次回。