つらかった修行の日々
入社前は優しかった親方が、
仕事が始まると人が変わったかのように厳しい人に。
食べて無くなるものでなく
使って捨てるものでなく
家はずっとそこに残るもの
" 衣食住 " の住まいは
家族を守り生活を支える場所
目に見えなくなるところもしっかり取り組め!
まだ十代だった私は、
毎日毎日よく怒られました。
電動工具が主流の作業内容のなか、
見習いの私は電動工具禁止!
太い梁材や柱などを加工するにも全て手作業、
丸ノコなどは使わせてもらえず、
ひたすらノコギリとノミ(材木をきざむ彫刻刀の親分みたいなもの)
で手作業、両手ともマメだらけでした。
右手に玄能(げんのうと読みます、カナヅチのこと)、
左手にノミ。
手元が狂い、玄能で何度も左手を叩き
いつも腫れ上がっていました。
でも今思うと、
その時の経験が私の足元を支えてくれている
そう感じています。
たぶん、無人島でもノコギリとノミと玄能があれば
ひとりで家をつくれると思います!笑