2024年3月 1日

外壁、屋根・天井又は床の断熱改修

本事業の事務局に登録された型番の製品を使用した工事のみを対象とします。
外壁、屋根・天井または床(基礎断熱)​の部位ごとに、一定の使用量以上の断熱材(省エネ基準レベル、ZEHレベル)を利用する断熱改修を対象とします。


対象となる工事の基準原則として次のJISに該当し、熱伝導率[W/(m・K)]が0.052以下のノンフロン製品で、性能担保および品質管理体制について以下の3種類の類型のいずれかを満たすものが対象です。

該当するJISJIS A9504、JIS A9511、JIS A9521、JIS A9523、JIS A9526、JIS A5905、JIS A5901、JIS A5914
性能担保および
品質管理体制
(1)JIS認証を取得しJISマークが表示されている製品
(2)JIS認証を取得していないが、第三者により、JISと同等の性能および品質管理体制が確認されているもの
(3)JISに対し、適切な試験方法と予備試験体数に基づき、JIS Q1000またはJIS Q17050-1による自己適合宣言が行われ、JISと同等以上の性能および品質管理体制を有していることを証する資料等((2)の第三者による確認と同程度のものに限る)の提供を行うことができるもの



断熱材の区分

断熱材の区分熱伝導率
[W/m・K]
断熱材の種類の例
A-10.052~0.051・吹込み用グラスウール断熱材(天井用)LFGW1052、LFGW1352、LFGW1852
・吹込み用ロックウール断熱材(天井用) LFRW2552、LFRW2551、LFRW3051
・インシュレーションファイバー断熱材(ファイバーボード) DIB、DIBP
A-20.050~0.046・グラスウール断熱材(通常品) GW10-48、GW10-49、GW10-50
・グラスウール断熱材(高性能品) GWHG10-46、GWHG10-47
・吹込み用グラスウール断熱材(天井用) LFGW2050
・吹込み用ロックウール断熱材(天井用) LFRW2547
B0.045~0.041・グラスウール断熱材(通常品) GW12-45、GW16-45、GW20-42
・グラスウール断熱材(高性能品) GWHG10-43、GWHG10-45、GWHG12-43
・ロックウール断熱材(LA、LB、LC) RWLA、RWLB、RWLC
・吹込み用ロックウール断熱材(天井用)LFRW2541、LFRW2545、LFRW3045
・ビーズ法ポリスチレンフォーム断熱材(4号) EPS4
・ポリエチレンフォーム断熱材(1種1号、2号) PE1.1、PE1.2
C0.040~0.035・グラスウール断熱材(通常品) GW20-40、GW24-38、GW32-36、GW40-36
・グラスウール断熱材(高性能品)GWHG14-38、GWHG16-37、GWHG16-38、GWHG20-35、
 GWHG24-35、GWHG24-36、GWHG32-35、GWHG20-36
・ロックウール断熱材 RWLD、RWMA、RWMB、RWMC、RWHA、RWHB
・インシュレーションファイバー断熱材(ファイバーマット) IM
・吹込み用グラスウール断熱材(屋根・床・壁用)
 LFGW2040、LFGW2238、LFGW3240、LFGW3540、LFGW4036、LFGW3238
・吹込み用ロックウール断熱材(天井用) LFRW2540、LFRW3040、LFRW3039
・吹込み用ロックウール断熱材(屋根・床・壁用) LFRW6038
・ビーズ法ポリスチレンフォーム断熱材(2号、3号) EPS2、EPS3
・押出法ポリスチレンフォーム断熱材(1 種) XPS1bA, XPS1bB, XPS1bC
・ポリエチレンフォーム断熱材(2 種) PE2
・吹込み用セルローズファイバー断熱材 LFCF2540、LFCF4040、LFCF5040
・フェノールフォーム断熱材(2種1号、3種1号) PF2.1A、PF3.1A
・フェノールフーム保温板(3種1号) PF-B-3.1
・建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム(A種3) NF3
D0.034~0.029・グラスウール断熱材(通常品) GW80-33、GW96-33
・グラスウール断熱材(高性能品)GWHG20-34、GWHG24-34、GWHG28-33、GWHG28-34、
 GWHG32-34、GWHG36-32、GWHG38-32、GWHG40-34、GWHG48-33
・ロックウール断熱材 RWHC
・ビーズ法ポリスチレンフォーム断熱材(1号) EPS1
・押出法ポリスチレンフォーム断熱材(2種) XPS2bA、XPS2bB、XPS2bC
・ポリエチレンフォーム断熱材(3種) PE3
・フェノールフォーム断熱材(2種2号) PF2.2AⅠ、PF2.2AⅡ
・硬質ウレタンフォーム断熱材(1種) PUF1.1
・建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム(A種1、2) NF1、NF2
E0.028~0.023・押出法ポリスチレンフォーム断熱材(3種)
 XPS3aA、XPS3bA、XPS3aB、XPS3bB、XPS3aC、XPS3bC
・フェノールフォーム断熱材(2種3号) PF2.3A
・硬質ウレタンフォーム断熱材(1種、2種、3種)PUF1.2 、PUF1.3 、PUF2.1A 、PUF2.2A 、
 PUF2.2B 、PUF2.3 、PUF2.4 、PUF3.1A 、PUF3.1B 、PUF3.1C、PUF3.1D、PUF3.2A、
 PUF3.2B、PUF3.2C、PUF3.2D
・建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム(A種1H、2H) NF1H、NF2H
F0.022以下・押出法ポリスチレンフォーム断熱材(3 種) XPS3aD, XPS3bD
・フェノールフォーム断熱材(1種1号、2号、3号) PF1.1A、PF1.2C、PF1.2D、PF1.2E、PF1.3B
・フェノールフォーム保温板1 種2 号 PF-B-1.2
・硬質ウレタンフォーム断熱材(2 種)
 PUF2.1B、PUF2.1C、PUF2.1D、PUF2.1E、PUF2.2C、PUF2.2D、PUF2.2E、PUF2.2F


対象工事内容ごとの補助額改修後の外壁、屋根・天井⼜は床の施工部分ごとに、最低使用量以上の断熱材を使用する改修について、下表に⽰す補助額とします。





  断熱材最低使用量(単位:m3(立米)) 一戸あたり
の補助額
断熱材の区分※1 A-1/A-2/B/C D/E/F
熱伝導率
(単位:W/m・K)
0.052〜0.035 0.034以下
住宅種別 戸建住宅 共同住宅 戸建住宅 共同住宅








6.0 1.7 4.0 1.1 112,000円
部分断熱の場合※2 3.0※3 0.92.0※3 0.656,000円




6.04.0 3.52.5 40,000円
部分断熱の場合※2 3.0 2.0 1.8 1.3 20,000円
3.0 2.5 2.0 1.5 72,000円
(基礎断熱の場合) 0.9 0.375 0.6 0.225
部分断熱の場合※2 1.5※4 1.3 1.0※4 0.8 36,000円
(基礎断熱の場合) 0.45 0.195 0.3 0.12






11.0 3.1 7.0 1.9 151,000円
部分断熱の場合※2 5.5※3 1.6 3.5※3 1.0 75,000円




12.0 8.0 8.0 5.7 54,000円
部分断熱の場合※2 6.0 4.0 4.0 2.9 27,000円
6.0 5.0 3.0 2.3 96,000円
(基礎断熱の場合) 1.8 0.75 0.9 0.345
部分断熱の場合※2 3.0※4 2.5 1.5※4 1.2 48,000円
(基礎断熱の場合) 0.9 0.375 0.45 0.18

※1 断熱材区分「A-1」〜「C」と、断熱材区分「D」〜「F」の双方を用いる場合は、断熱材使用量の算出にあたり、断熱材区分「D」〜「F」の使用量に1.5を乗じたものを断熱材区分「A-1」〜「C」の使用量に合算して計算することができる。
※2「部分断熱」とは、上表に示す部分断熱の場合の断熱材使用量以上の断熱材を使用する場合をいう。
※3 間仕切壁を含む。
※4 最上階以外の天井を断熱化した場合は、「床」の断熱材最低使用量を適用する。

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開口部の断熱改修

事務局に登録された型番の製品を使用した工事のみを対象とします。
開口部の断熱改修は、断熱性能(省エネ基準レベルまたはZEHレベル)や建築物省エネ法に基づく地域区分によって対象となる製品が異なります。
また、開口部の断熱改修には、「防犯性の向上に資する開口部の改修」、「生活騒音への配慮に資する開口部の改修」または「防災性の向上に資する開口部の改修」に重複して該当する工事を含みます。
なお、リフォーム工事を行う窓の性能によっては、「先進的窓リノベ2024事業」においてより高い補助を受けられる場合があります。
詳しくは先進的窓リノベ2024事業のページをご確認ください。(同一製品について複数の補助事業を重複して申請することはできません。)


対象となる工事の基準改修後の開口部の「熱貫流率」および「日射熱取得率」が、一定の基準値以下となるよう行う下記のいずれかに該当する断熱改修を対象とします。

ガラス交換※1既存窓を利用して、複層ガラス等に交換するものをいう。※2
内窓設置既存窓の内側に、新たに窓を新設するもの、および既存の内窓を取り除き、新たな内窓に交換するものをいう。
ただし、外皮部分に位置する既存外窓(ドア)の開口面から屋内側へ50cm以内に平行に設置するものに限る。
外窓交換既存窓を取り除き、新たな窓に交換するもの、および新たに窓を設置するものをいう。
※工法は問いません。
ドア交換既存のドアを取り除き、新たなドアに交換するもの、および新たにドアを設置するものをいう。
※1 障子枠(ガラス+フレーム)のみを交換し、枠を交換しない、または新たに設置しない場合には、ガラス交換として取扱います。
※2ドアに付いているガラスのみ交換の改修は対象外となります。



熱貫流率 / 日射熱取得率と性能区分コード
熱貫流率
(W/(㎡・K))
1.1
以下
1.1超
1.5以下
1.5超
1.9以下
1.9超
2.3以下
2.3超
2.9以下
2.9超
3.5以下
3.5超
4.7以下
日射熱取得率
(W/(㎡・K))
0.52
以下
0.65
以下
性能区分
コード
PSABCDEYZ



熱貫流率の基準値
分類建て方地域の区分ごとの熱貫流率の基準値※1
(単位 W/(㎡・K))
1~2地域3地域4地域5~7地域8地域
省エネ基準レベル戸建2.3(B)2.3(B)3.5(D)4.7(E)
共同2.3(B)2.3(B)3.5(D)4.7(E)
ZEHレベル戸建1.9(A)1.9(A)2.3(B)2.3(B)
共同1.9(A)2.3(B)2.9(C)2.9(C)
※1 基準値以下の熱貫流率の製品が対象となります。


日射熱取得率の基準値
対象建て方地域の区分ごとの熱貫流率の基準値※1
(単位 W/(㎡・K))
1~2地域3地域4地域5~7地域8地域
窓およびドア戸建0.52(Y)
共同
ガラス戸建
0.65(Z)
共同
※1 省エネ基準レベルとZEHレベル共通で、基準値以下の日射熱取得率の製品が対象となります。


本事業のガラス交換においては、下表に示す建具の仕様に応じたガラス中央部の熱貫流率の基準値以下の製品も対象とします。
分類対象サッシ仕様※1地域区分ごとのガラス中央部の熱貫流率の基準値
(単位 W/(㎡・K))
1~2地域3地域4地域5~7地域
省エネ
基準レベル
戸建・共同樹脂・木1.91.93.85.6
金属とその他材料の複合1.41.42.94.4
金属製1.01.02.53.9
ZEHレベル戸建樹脂・木1.31.31.91.9
金属とその他材料の複合0.990.991.41.4
金属製0.540.541.01.0
共同樹脂・木1.31.92.82.8
金属とその他材料の複合0.991.42.22.2
金属製0.541.01.71.7
※1 リフォーム専用ガラスは金属製サッシが前提となります。


「建具とガラスの組み合わせ」による開口部の熱貫流率
(建具の仕様とガラス性能から算出)

大部分がガラスで構成されている窓等の開口部
開口部性能区分ごとの熱貫流率


大部分がガラスで構成されていないドア等の開口部(2ロック、掘込み錠)
※欄間付のドア、袖付のドア、欄間付の引戸、袖付の引戸には適用できません。
開口部性能区分ごとの熱貫流率


対象工事内容ごとの補助額1箇所あたりの補助額 × 施工箇所数を補助額とします。

※「防犯性の向上に資する開口部の改修」、「生活騒音への配慮に資する開口部の改修」または「防災性の向上に資する開口部の改修」に重複して性能を満たしている場合であっても補助額は重複して計上できません。
重複して性能を満たしている場合は、性能ごとの補助額等をご確認のうえ、申請を行ってください。

分類大きさ
の区分
ガラス交換※1内窓設置※2・外窓交換ドア交換
面積※31枚
あたりの
補助額
面積※41箇所
あたりの
補助額
面積※41箇所
あたりの
補助額
省エネ
基準
レベル
1.4m²以上11,000円2.8m²以上25,000円開戸:1.8m²以上
引戸:3.0m²以上
37,000円
0.8m²以上1.4m²未満8,000円1.6m²以上2.8m²未満20,000円
0.1m²以上0.8m²未満3,000円0.2m²以上1.6m²未満17,000円開戸:1.0m²以上1.8m²未満
引戸:1.0m²以上3.0m²未満
32,000円
ZEH
レベル
1.4m²以上14,000円2.8m²以上34,000円開戸:1.8m²以上
引戸:3.0m²以上
49,000円
0.8m²以上1.4m²未満10,000円1.6m²以上2.8m²未満27,000円
0.1m²以上0.8m²未満4,000円0.2m²以上1.6m²未満22,000円開戸:1.0m²以上1.8m²未満
引戸:1.0m²以上3.0m²未満
43,000円
※1 ガラス交換は、箇所数ではなく、交換するガラスの枚数を乗じて算出。ドアに付くガラスのみ交換の改修は対象外とする。
※2 内窓交換を含む。
※3 ガラスの寸法とする。
※4 内窓もしくは外窓のサッシ枠または開戸もしくは引戸の戸枠の枠外寸法とする。

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